セミファイナル
Sライト級10回戦
湯場忠志(都筑レオスポーツ) 判定 戸田憲士(オークラ)

リックのタイトルにも挑戦して引分(実際には勝っていた?)た事もある、高い実力を誇る湯場忠志と
最近絶好調の戸田憲士との一戦は、湯場選手が3Rに戸田選手からダウンを奪うなど、
大差の判定で勝利した。
戦前の私の予想は、「右と左の違いはあるものの、2度も負けている阪東竜と似たタイプの湯場選手では、
戸田選手にとって相性が悪い。この試合、湯場選手の中差判定勝ち」というものだったが・・・

相性もクソもない。レベルが違い過ぎた。
実は私、湯場選手の試合は一度しか見た事が無かった(リック戦)
その試合で「湯場忠志はポテンシャルがかなり高い選手だ」と感じたのだが
「もしかしたら、その試合だけ、非常に良い出来だったのかも知れない。
普段はもっと、並の選手に毛の生えたようなモノなのかも・・・?」などとも、少し思っていたのだったが・・・
戸田選手も決して弱い選手では無い。
その戸田選手に、ほぼ一方的な勝ち方をした湯場選手の実力を疑う余地は、もう無い。
ひょっとしたら、もう、坂本(博之)クラスの選手でないと、相手にならんのでは?
そう思わせるほど湯場選手はすばらしかった。

相手の懐に飛び込んで打ちに行きたい戸田選手だが、
湯場選手が足を使い右ジャブ、時に左ストレートで戸田選手を近づけさせない。(1R)
パンチも多彩な湯場選手。
右をストーレートだけではなくアッパーやフックで打ってくる。(2R)
(左)湯場選手の右で足元が覚束なくなる戸田選手。
(右)左ストレートがヒット。このR、戸田選手はまともにパンチを受ける(3R)
3Rの湯場選手の奪ったダウンシーン。右アッパーからすかさず左ストレートをフォローすると
戸田選手、たまらず尻餅をついた。
1 2
3 4
相変わらず湯場選手の左が冴える。
戸田選手、苦し紛れ(?)のスゥイッチしての右ジャブ。なんと命中。(4R)
Rを重ね、戸田選手は敗色を濃くして行く(5R)
6R 先ほど見せた、スゥイッチしての右が
湯場選手にヒット(7R)
8R
戸田選手、最後のアタック。湯場選手も何発か被弾するものの、ポーカーフェイスを保つ(9R)
最後まで衰えない湯場選手の左の冴え(10R) 湯場スマイル

日本ウェルター級タイトルマッチ
加山利治(ワタナベ) 判定 名嘉原 誠(横浜さくら)

試合終わって、仲間と居酒屋で一杯。
そこで、みんなが口をそろえて言っていた。
「名嘉原選手、何をしようとしていたの??さっぱりわからん・・・!?」
ガードを高く上げ、そのまま加山選手に近づく。
チャンプが足を使い、軽いジャブを打って近づけさせないのだけど、
ふと、射程距離になったとしてもパンチを出さない。
しまいにはレフェリーから何度も「もっと打ちなさい!」と注意をされる始末。
反対に加山チャンプのしたい事はハッキリ判った。
「ムリせず、ダメージ負わずに勝とう♪」
それを易々とさせてしまったのは、名嘉原選手の消極戦法にある。

ガッチリ、ガードを上げて「のそのそ」近づく名嘉原選手に、
足を使いながら軽いジャブをポンポン放つ加山選手。
最初から最後まで、このような展開の試合だった。
「もっと打ちなさい」
レフェリーに注意されるが
展開は変わらず・・
5度目の防衛に成功の加山チャンプ
おまけ

アンダーカード