Double Main Event
Sバンタム級10回戦
西岡利晃(帝拳) 判定 ヘラルド・マルチネス(メキシコ)

再起戦に望む西岡選手、
ジム移籍最初の試合でもある。
西岡選手より世界の上位に
ランクされるマルチネス選手は
額面通りの強敵であった。
3R、打ち合いの中から西岡の左が
カウンターとなってヒット。ダウンを奪う。
後半に小さなピンチも訪れたものの、
全体を通してはマルチネス選手を圧倒。
自分より上位のランクカーを相手にして見事再起に成功。

日本フェザー級タイトルマッチ
木村鋭景(帝拳) TKO5R カズ有沢(草加有沢)

97年6月、リック吉村選手の持つ日本ライト級のタイトルに挑戦するも、3RKOに退いてからカズ有沢選手は
双子の弟、コウジ有沢選手の君臨するSフェザー級を飛び越え、活躍の場をフェザー級に移した。
しかし、その新天地での活躍は決して順風満帆というわけには行かなかった。
転級3戦目、“ボクシング史上、最大の日本タイトルマッチ”と銘打たれた弟の防衛戦のアンダーカードで
よもやの相手にまさかのKO負け、‘兄弟同時チャンピオン’の夢は回り道を余儀なくされた。
そして、3年もの時を経て、2度目のタイトル挑戦のチャンスがやってきた。
その間、回り道をさせた相手にもきっちりと雪辱を果たし、チャレンジャーとしての足場をしっかりと固めてきた。
満を持しての再チャレンジであったが・・・

入場の時から、この試合に掛ける意気込みが全身から滲み出ていたカズ選手。
チャレンジャーらしく、気迫を込めて前進していたが、
木村選手もチャンピオンらしく、堂々と受け、冷静に試合を運んでいった。
波乱は早くも2Rに、
序盤のカズ選手の攻撃を凌いでいた木村選手が後半に右を好打。
効いてしまったカズ選手に間髪を入れずまた右をフォローすると
前のめりにカズ選手が倒れダウン。立ち上がり、自コーナーに「大丈夫」とサインを送るが大分足にきている。
木村選手、様子を見ながら畳み掛けるが、カズ選手、気力だけで踏み止まる。
足は覚束ないのだが、目だけはギラギラとしてその輝きを失っていなかった。
3〜4R
まだダメージが抜けきらないはずだが、よく手を出し続けるカズ選手
木村選手も冷静に対処し、右をたまに好打させ主導権は渡さない。
Rも5を数え、カズ選手の足も軽快になり、2Rのダメージも薄れてきたかと思った矢先、
木村選手の左フックがカズ選手の顎にヒット。やや遅れて足を縺れさせながら前のめりにダウン。
また立ち上がり「大丈夫」と強気にセコンドにサインを出すが、今度は木村選手も全開で攻めたてた。
木村選手の連打に曝され、動きの止まったカズ選手をセコンドの投げ入れたタオルが救った。

アンダーカード

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