Sライト級10回戦
佐々木基樹(協栄) TKO4R 細谷厚志(オークラ)
一部で“史上初(?)のネット・ボクサー対決”などと話題になったSライト級、強打者同士の対決は
4R 1分48秒、細谷コーナーからタオル投入のTKOで決着、佐々木基樹選手に凱歌が上がった。
限界を超えた減量、怪我による自分のボクシング・スタイルへの疑問。
去年の4月に日本ランカーを破り、新鋭賞を獲得した試合以来、
細谷選手は悩み続け、大きな壁にぶち当たっていた。
片や、東日本新人王にも輝き、全日本こそ獲り逃したものの、
再起後2連勝。 今年7月には日本ランカーをKOに下し
日本ランクまで手にした佐々木選手。
しかも7月に下した馬場選手は、細谷選手と極似した長身のサウスポー
こんな二人の対戦は、やはり「佐々木有利」と予想するのが妥当というものだろう。
しかし・・・
細谷選手にも勝機が無いわけではない。
彼にも一打必倒のパンチがある。
細谷選手自体がベストの状態ならば、それは当たるだろうと思っていた。
馬場選手と対戦した、あの佐々木選手ならば・・・・・・
細谷選手は間違い無くベストの体調、今までになく調子は良かった。
連敗していた頃の、・・例えばジャブ一つとっても「このまま出しても良いのだろうか?」と云った
迷いのあるジャブではない。ビシビシと突き刺すような威力を持ったジャブを放っていた。
スピードもまぁまぁ、バランスも良い。同じところに留まってなく、足を忙しく使って動きまわり、
そして待たずに自分から仕掛けようとしていた。
(それは正しい。調子に乗せてしまうと佐々木選手は手が付けられなくなるほど怖い)
しかし、佐々木選手は慌てず騒がず、細谷選手の動きをじーっと観察していた。
一通りの細谷選手のパンチを見切ってしまうと、それに合わせて攻撃を仕掛け出した。
「打ち気」に入ってた細谷選手は、今までの対戦者と比べても危険極まりない佐々木選手のパンチをまともに浴びる。
そしてチャンスと見ると一気に畳み掛ける佐々木選手は今までと同じだが、
今まではかなり無茶しながらも畳み掛けていたが、今回は相手が反撃体制にあるか、どうか?を
冷静に見極めて攻勢を掛けに行った。この辺、細谷選手のパンチを「もらったら危険」と判断しての事か?
それとも成長の跡か?(それとも余裕?)
以前、電話で「佐々木基樹、攻略方」を細谷選手と電話で話し合った事もあった。
「とにかく彼(佐々木選手)は、一発いいのが当たると、かなりムチャしながらでも一気に来るから、
もし、貰っても気を確かに持って、冷静にカウンター狙えば当たるよ。」
ダメだった・・・・・・
2R、3Rとベストのはずの細谷選手のパンチが当たらない。
佐々木選手が丁寧に丁寧に、細谷選手のパンチを捌いている。
そして、隙あらば攻撃。
「こう!」と決めた今日の戦法を変更できずにいる細谷選手。
たぶん彼の中では、今日の試合はパンチのある者同士、打ち合って、打ち合って、
最後まで気を確かに持てた奴の勝ち!だったのだろう・・・。
そして4R
普通の選手なら、とっくに倒れているはずの佐々木選手のパンチを
何度となく、しかもまともに貰っていた細谷選手を自軍コーナーのスタッフが救った。
止められた瞬間「なぜ?」と云うような顔をした細谷選手、
最後までマットに寝てしまう事だけは拒否し続けた。
| ボクサー、
W大生、 そして新たに サンタクロースと言う 肩書きが増えた 佐々木基樹選手 |
10ヶ月ぶりのリング登場 サウスポーのハード・ヒッター 細谷厚志選手 |
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| 1R、積極的に仕掛けに行ったのは細谷選手の方だったが・・・・ | |||
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| 細谷選手の左に狙いを絞り、右フックを合わせる佐々木選手(1R) | |||
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| 一つでもクリーンヒットしたら止まらない・・・佐々木選手の猛攻(1R) | |||
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| 左の相打ち(2R) | 佐々木選手の右(2R) | 左ジャブに合わせた 細谷選手の右フック。 しかし、浅い。 |
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| 右アッパーから左フックのコンビネーションが見事に決まる(2R) | |||
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| 3R、細谷選手のジャブがヒット | |||
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佐々木選手の左フックで腰が落ちた細谷選手(3R) | ||
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| 左のボディ・フックで 一瞬、動きの止まった細谷選手(4R) |
青コーナーより、 タオルが投入され 佐々木選手のTKO勝利となった。 |
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| 日本ランカーとして初勝利の佐々木選手、上位選手、そして日本王者への挑戦と、今後に期待がかかる。 | ||
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最後に、どうしても付き合いの長さから、やや細谷くん寄りの記事になってしまった事を
見事に勝利した主役であるはずの佐々木基樹くんに詫びます。
頑張ってチャンピオン目指してください。これからも応援します。
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