第223回ダイナミックグローブ
セミファイナル、Sフライ級10回戦
パニアン奥田(角海老宝石) 負傷判定9R 川端賢樹(姫路木下)
“WOWOWエキサイトマッチ”という衛星放送でのボクシング番組をご存知だろうか?
あの番組の中で、解説のジョー小泉氏は毎回、ボクシングにおける採点の基準を述べている
「第一に、有効なクリーン・ヒット。(「有効な」というのもあいまいな表現だが・・)これが多い方が
そのRを支配します。」と。
だったらこの試合、川端の勝ちじゃん!
パニアンのパンチは川端の巧みなブロック、ヘッドスリップで殺され、
単発ながら当てた数では川端の方が多かった。
しかし実際の試合では、クリーンヒットの多かった選手が必ずしも勝者になるとは限らない。
そんな試合を何度となく見てきた。
では、何故クリーンヒット数で劣っていたパニアンが優勢lと映り、勝者となったのだろうか?
パニアンは「試合をコントロールしてるのは、こっちでっせ〜!」と見せ掛けるのが巧いのである。
いくら川端の巧みなディフェンスで当たらなかったとはいえ、
リズミカルに放つジャブ、右ストレート、左フック・・・接近しての左右アッパー等、
手数では川端に引けを取らなかった。
普通、当たらなければ手数は減ってしまうものなのだが、
パニアンには「当たらなくてもいいや。」と云う発想の転換みたいなものが見うけられた。
パンチを出せば川端選手が丁寧に「よける」「払う」「止める」などのアクションを起こす。
要するに自分がパンチを放ってる間は打たれる心配が少なくて済む。(川端が入ってこれない)
ヘンな云い方だが、手数を出すことによってパニアンは楽をしていた。
対して川端選手、なまじディフェンスに長けているせいか、「多少もらっても・・・」と云う気はさらさら無い。
(まっ、それはそれで大変素晴らしい事ではあるが)
一発いいのが入っても無理にそこで攻め落とそうとはしない。
単発で終わってしまうのである。
採点をしてるのは機械ではなく、人間である。
いいパンチが入っても、次にいいパンチが入るまでに間隔が開き、
その間、相手が手数を出していれば、そちらの方が有利と見えてしまうのではないだろうか?
それと上位選手には、「五分五分より少し上」の試合をしていたのではなかなか勝たせてはくれない。
良い悪いではなく、それが現実なのである。
実力では川端選手、世界ランカーに全然引けを取らないところを見せてくれただけに、
この試合の敗戦は惜しまれる。
でも、この調子で行けば「世界ランカー、川端賢樹」の誕生は近い将来にありそうだ。
| ここ3試合、 東京での試合の川端選手 すっかりお馴染になったようで、 声援も多かった。 |
綺麗なフォームでジャブを打つパニアン この「綺麗な」というところも 採点に影響を与えたのでは?(1R) |
川端の右がヒット。痛そ〜!(1R) |
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| パニアンのジャブ(2R) | 川端の右、炸裂!(2R) |
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| 川端の左フックが当たる(3R) | 川端のクロスカウンター(4R) | 川端の右アッパー(5R) |
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| 川端の左ボデイフック(6R) | パニアンの左フック(6R) |
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| パニアンのパンチをかわす川端(7R) | 10秒前の拍子木をR終了と勘違いしたパニアン。 そうとう疲労もしてたようだった。(7R) |
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| 川端の右フック(9R) | ドクターチェックを受けるパニアン、そのまま、試合続行不可能になった。(9R) | |
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| リングを降りた川端選手に観客の惜しみない拍手が・・ |
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メインイベント、10回戦
坂本博之(角海老宝石) KO1R プラワナス・サクマンクラン(タイ)
| 坂本が左フック一発で、タイ国チャンピオンをノックアウトしました。以上です。 | ||
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