教科書に登場しないヤマメたち <ピンセットを持つ?ヤマメ>【最終回】 2001.12.09
この“ピンセットヤマメ”は、どこにでもいるわけではありません。 魚影が濃く釣り人もやたら多い年の気仙川の、一級ポイントにのみ出没します。
ある日、気仙川でのこと。 このときはクロカワ虫をチョン掛けにして、ミャク釣りをしておりました。 ポイントにさしかかると、目印がかすかなアタリがありました。 しかし、アワセても針に乗りません。 エサに異常はなく、そのまま何度か流してみますがアタリはありません。
エサを良く見ると何かが違うような気もするのですが、特に傷んでるわけでもありません。 念のため新しいエサに付け替えて流してみます。 その途端アタリが出ました。 しかし今回も針には乗りません。
エサは今回も傷んでいる様子がないので、そのまま流してみますがアタリはありません。 そこでエサを替えてみると...またアタリが。 エサを付け替えた一投めだけアタリが出ます。
何度か繰り返しているうちに、やっと気付きました。 クロカワ虫のお尻の辺りから内臓がチョッとだけ飛び出しています。 その先端に付いている小さな足を引っ張ると...内蔵がズルズルと引き出され、アタリが出なかった時のクロカワ虫に変身しました。 どこかが違うクロカワ虫は、お尻にある小さな足がなかったのでした。
このヤマメは、針のついたクロカワ虫が流れてくると、1o程しかない足だけをくわえる。 釣り人がアワセるとクロカワ虫の内臓が飛び出して、まんまと一番オイシイところだけをいただいていたのでした。
針がついているエサだということも、足だけをくわえれば内蔵が飛び出すことも知っているように思えます。 流れ下るエサの端っこ1oだけをくわえるなんて、ピンセットを持っているとしか思えない“離れ技”です。
こんな手強いヤマメは、大きめの針にクロカワ虫を通し刺しにすることでも対処できますが、アタリは極端に減ります。 そこで最初はチョン掛けにしてエサを食わせ、安心させたところで通し刺しにし仕留めます。 もっと効率の良い方法もありますが、これは企業秘密。 教える事などできません。
ヤマメとの騙し合いです。 ここまで賢いかとホントに感心させられます。 ちなみにこんな時にヒラタを使ったらどうなるでしょう。 一投目めで右半分が喰われ、二投めで左半分が喰われます。 針軸に沿って、「ヒラタの背骨」だけが残ります。
たぶん来年は出没します。 みなさんお楽しみに。
教科書に登場しないヤマメたち <追い食いするヤマメ> 2001.12.02
十数年前、ある川でウキ釣りをしていた時の話。 ポツポツとは釣れるものの、この日のペースはあまり思わしくありません。 ふと流れの緩いポイントで水面に目をやると、ヤマメが"く"の字になって体の側面に流れを受けながら、私の流しているエサと一緒に流れ下っています。
そのヤマメはテリトリーの下端と思われるところまで下ると、エサをくわえずスーッと自分の定位置に戻りました。 何度かエサを流してみますが、同じ事をくり返すだけです。 私の流すエサが不自然に流れているのか、どうもお気に召さないようです。
そこでちょっと悪戯をしてみることにしました。 エサと一緒に流れ下るヤマメを確認したら、流れるウキを止める。 エサがフワッと浮き上がります。 また流すと今度はエサがスーッと沈む。 するとどうでしょう。 エサが沈んだ瞬間ヤマメの姿が見えなくなり、ウキがスパッと消し込まれました。 それからはもう入れ食いです。
今はミャク釣りをやっておりますが、ヤマメの姿が見えなくともテリトリーの下端と思われるところで、誘ってホイッ、送ってホイッ。 2、30尾も連続でヤマメが飛び出すと天下を取ったような気分になれます。
教科書に登場しないヤマメたち <中層のエサを喰うヤマメ> 2001.11.25
「ヤマメは川底に定位し流下するエサを捕食する。」ことになっております。 したがって釣りでもエサは底を流します。 しかし小さなアタリしか出ずにアワセてもなかなか針に乗らない事があります。
そんな時『DEMA』は、20〜30cm底を切ってエサを流します。 と、小さかったアタリが目印をズポッと消し込むほどの大きなアタリに変わることがあります。 こうなればいくらヘタクソな『DEMA』でも笑ってるだけで釣れてしまいます。
考えるに、底に定位しているヤマメが頭上を流れるエサに浮き上がって喰いつく。 そして元の位置に戻る。 この元の位置までの20〜30cmがそのままアタリとなる。 さらにエサをくわえてから、元の位置に戻ってエサをくわえ直し、針の違和感を感じ吐き出すまでの時間が長くなるので、アワセがとっても楽になる。
でもよくよく考えれば、ただ単に小さなアタリをとれない私がヘタクソなだけです。 上手な方々には関係のない話でした。
教科書に登場しないヤマメたち <音に反応するヤマメ> 2001.11.16
ある川でのことでした。 対岸からヤナギの木の枝が張り出している瀬落ちの開き。 水深も程よくあります。 「ここは絶対に釣れる!」と、自信いっぱいにウキ釣り仕掛け(当時はウキ釣りをしておりました。)を流しますがアタリがありません。 何度かエサを流していると、少し下流で群れていたハヤがポチャンと跳ねました。
と、どうしたことでしょう。 ヤナギの下から数尾のヤマメがスーッと流芯まで出てきます。 そしてエサを探すようにウロウロした後、もとのヤナギの下へ戻っていきました。 またハヤが跳ねます。 スルスルッとヤマメが出てきます。 身動きせずにジッと観察していると、このくり返しです。
「もしかしてハヤの跳ねる音に誘われて、流れに出てくるのかもしれない。」そう思った『DEMA』は、半信半疑のままウキを水面に叩きつけるように振り込んでみました。 と、ハヤが跳ねた時と同じようにヤマメが姿を現し、スポッとウキが沈みました。
いつもはなるべく音を立てないように振り込むのですが、この時ばかりは違いました。 わざとポチャンと音をたてて振り込みます。 スルスルッとヤマメが現れウキが消し込まれます。 この繰り返しで瞬く間に十数尾のヤマメを釣り上げる事ができました。
不用意に音をたてる事は厳禁とされるヤマメ釣り。 ところが、このヤマメたちは違いました。 試してはみませんでしたが、ポンポンと手を叩いたら足元まで寄って来たのかもしれません。
教科書に登場しないヤマメたち <木の実を喰うヤマメ> 2001.11.10
ヤマメ釣りのエサは、川虫を始めとする昆虫類、ミミズやイクラなどが代表的なものです。 どんな教科書にも「木の実」とは書いておりません。 私も木の実をエサにヤマメを釣ったことはありませんし、木の実をエサにしてみようと思ったこともありませんでした。 ところが...です。 釣ったヤマメの腹の中に、真っ赤な木の実が入っておりました。
悪食の代表選手「イワナ」は確かに何でも喰うらしい。 「タマゴ焼きで釣れた。」とか「弁当のおかずなら何でもいい。」とか、イワナのゲテモノ食いを話せばキリがありません。 エサの少ない沢に棲むイワナは、とにかく何でも口にしてみるということでしょうか。 まずは納得できます。
では、ヤマメはどうなのでしょう。 何を基準にエサと判断し口にするのでしょう。 色、形、匂い、動き...。 赤い木の実を口にした理由はなんなのでしょう。 一見、赤い木の実はイクラに見えないこともありません。 色と形なのでしょうか。
確かに、ヤマメは赤を好むような気がします。 赤いウキや目印に良く飛びつきますし、ルアーでも赤系統にヒットする事が多い。 フライをやっていた頃は、赤い帯をつけたロイヤルコーチマンがお気に入りでしたし、赤虫バリを使っているエサ釣り名人もおりました。
でも、ヤマメの腹の中が赤い物で一杯だったという経験はありません。 “ヤマメのお米”はやっぱり川虫です。 しかし...もっといいエサがあるかもしれません。
その後、腹の中をモミ殻で一杯にしたヤマメを釣りました。
「ヤマメのお米は『お米』かもしれない...」と頭を抱え込んでしまう『DEMA』です。
教科書に登場しないヤマメたち <ヤマメにも個性がある!?> 2001.11.03
世の中にはいろんな方がおります。 妻のため子供のためとバリバリ働く立派なお父さんがいるかと思えば、「俺は魚を釣るために生まれてきた!」などとほざきながら、ロクに仕事もしない『DEMA』のようなハンパ者もおります。
いろんな人間がいるように、ヤマメにもいろんなヤツがいるようです。 釣りの教科書に出てくるような基本どおりのヤマメだけなら釣り人も悩まないのですが、本来の習性とは違う(?)『困ったヤマメたち』も実際にはおります。 こんなヤマメが上手く釣り人から逃れ、みなさん憧れのスーパーヤマメとなるのかもしれません。
さて、それではなぜ『困ったヤマメたち』は教科書に登場しないのでしょう。 それは“太陽は東から昇ります”と説明した次のページで、今度は“太陽は西から昇ります”と説明するよなもので、矛盾だらけの教科書が出来上がってしまうからではないでしょうか。 やはり教科書には『優等生ヤマメ』に登場願い、『困ったヤマメたち』のことは見て見ぬふりをするしかありません。
ただ、1尾でも多く、そして1cmでも大きなヤマメを釣りたいと願うなら、この『困ったヤマメたち』も相手にしなければならないようです。
次回から、『DEMA』が今までに出会った個性あふれるヤマメたちを紹介したいと思います。
振り返りたくありませんが...2001 2001.06.19
今シーズンのヤマメ釣りは終了です。
情けなくなるので振り返りたくありませんが、シーズン前に予測した「不漁年」が的中してしまいました。みなさんは、いかがでしたでしょうか。少なくとも私の周りは、見事なくらいの不漁でありました。川中を歩き廻っても、やはり「魚影が薄い」と感じました。
それでもなんとか、釣行7回中4回が50尾を越えました。が、平年であれば最低ラインの50尾も、今年に限ってはただの「マグレ」にすぎません。歩き廻っているうちに、たまたまヤマメの固まっているポイントにぶつかっただけでのことでした。『DEMA』も歩けばなんとやら...です。
とにかくヤマメを探すことがたいへんでしたから、「いた!」となったら「とことん粘る」。
いるのか、いないのか、わからんポイントで竿を振るより、いることがわかっているポイントでエサを喰ってくれるまで竿を振りつづける...。エサを喰わせるのではなく、喰ってくれるのをひたすら待つ。そんな情けない考えで釣りをしておりました。
でもこれをやらなければ、毎回10〜20尾が良いところ。となっていた気がいたします。
...もう今年のことは忘れます!
2002年は大丈夫です。毎回3桁です!
とは、いかないでしょうが、今年のようなことは絶対にありません。1日釣れば、3桁は無理でもそれに近い釣果は得られるでしょう。最低ライン50尾です。
遠方の方も是非いらしてください。
ただし、天然ヤマメのいる沿岸河川ですよ。気仙川ですよ!
ヤマメ達がお待ちしております。
ごんじゅ 2001.05.30
先日、会社で○長に「お前、ヤマメ釣りするのが?(訛っております)」と聞かれました。
会社で非常に態度の悪い私は「まあ...」なんて、素っ気無く答えておりました。
○長 「ナンボ(何尾)くらい釣るのよ。」
私 「今年はサッパリ釣れないんで、良くって50位すかねー。」
○長 「ごんじゅ〜(50)!?嘘ダベ!スッタに(そんなに)釣れるワゲネー。」
別に信じて欲しいなんて思いませんが、可哀想な方です。
自分の枠からハミ出た他人の釣果を信じることができないようでは‘ごんじゅ’釣ることは無理でしょう。
自分の知らない‘ごんじゅ’の世界を信じて、それを目指すようでなければ、会社では○長になれても釣りは絶対に上手くなりません。
「エサの変わりに、名刺をつけたら釣れるかもしれませんよ!」と言いそうになりましたが、じっと堪えて言葉を飲み込みました。
釣りの楽しみ方は人それぞれです。上手くなる必要なんかありません。
みなさん楽しく釣りましょう。
早くも2002年豊漁予測 2001.04.15
私をはじめ、私の釣友たちも皆、私の不漁予測にどっぷりと浸かっております。
みなさんは、いかがでしょうか?
このままでは暗いので、今年のことはもう忘れて、鬼もビックリ2002年豊漁予測!
不漁が3年ごとにやってくるように、豊漁も3年ごとにやってまいります。
気仙川への釣行記録をほっくり返してみますと、1993年が10回の釣行で1,002尾。
1996年も10回の釣行で1,371尾。ちょっと気になるのが1999年釣行7回で578尾。釣果がガクンと落ちております。そして ’99は ’93, ’96に比べるとサイズが良かったのです。サイズが良いということは魚が少ないことを意味します。
ただ、今年のようなことは絶対にありません!1日釣れば最低50尾は保証いたします。
4月7日の釣行時、アシの根元に昨年はまったく見ることのできなかった天然ヤマメの稚魚がたくさん泳いでおりました。気仙川上流部に釣行された際は、試しにタモ網でアシの根元をすくってみて下さい。全長2〜3cmのまだ体が透明な天然ヤマメの稚魚がタモ網に入るでしょう。絶対に手では触れずに水に戻してください。手で触れただけで死んでしまいます。
渇水でしたら、アシの間の水溜りを覗いてみて下さい。もし、天然ヤマメの稚魚が帯になって泳いでいたら大豊漁です。水が涸れる前にタモ網ですくって、セッセと流れに返してあげましょう。
助けられたヤマメが来年アナタに恩返しをしてくれます。
もしかしたら、乙姫様が...大豊漁です!
強風下での釣り 2001.03.23
一昨日はとても風が強かったですね。
1996年3月、気仙川。とても風が強い日でした。なんでも三陸鉄道の列車が強風でひっくり返ったとか...。そんな中釣りをしていたことがあります。
川へ到着し、車のドアを開けたらドアがもぎ取られそうになりました。川岸まで歩いていくのもたいへんです。立っていると風にあおられ、1歩、2歩、3歩とよろけてしまいます。冷たい水の中でコケたらたいへんなので川の中へは立ち込めません。
竿を振るのも折れそうで怖くなります。風が弱まるのをうずくまってジッと待ちます。風が弱くなった瞬間になんとか振り込みますが、今度は目印もオモリもエサも空中に浮かんでおります。これでは釣れません。徐々に重くしたオモリは、始めにつけた3号からとうとう2Bになりました。
ヒカリが掛かって引き抜こうとしても、凧のように空を舞い下に降りてきません。干物になってしまいそうです。時にはヒカリが針から外れ、空を飛んで行ってしまいます。風が弱まって下に降りてきた瞬間を狙って、トンボ捕りよろしく玉網で捕まえます。
何度もやめようかと思いましたが、それでも2時間もするとなんとかコツがつかめてきます。
結局この日、ヒカリとヤマメ合わせて130尾釣ることが出来ました。魚影さえ濃ければなんとかなるものです。もし魚影が薄かったらサッサと逃げ帰っていたことでしょう。
後日聞いた話ですが、当日、息子さんと気仙川へ来ていた師匠S氏。この日気仙川で釣りをしていたのは私だけで「川にバカが立っている。」と車の中から私を指差し笑い者にしながら、ラーメンを食って帰ったとのことでした。
ナイロン糸の話 2001.03.11
私が好んで使うナイロン糸は、D社の鮎用50m・2500円。
平行巻とやらになってから、さらに具合がよくなりました。チモトさえ結び直せば、0.2号で200尾・0.1号で100尾までは1本の糸でいけます。
渓流用50m・1500円もありますが、これは気温・水温が高くなると水を吸うのか、糸が白くなり切れやすくなるようです。
岩手のI氏がテスターをしている老舗のT社の糸。これも強い。ただ、糸自体がやわらかく若干ベタつく気がします。雨の日や鮎釣りの時は、手が水に濡れるのでサバキの悪さが気になります。
先日、仕掛け作りをしていたらでてきたのが、岩手のT氏がテスターをするS社の鮎用の糸。50m・3000円。
数年前、S社の糸を使ってガッカリしそれ以降避けていました。が、値段が2500円から3000円になり、名前にもスペシャルがつき、使えるようになったかと半額で売っていたことが大きく手伝って購入しました。
しかし、糸を伸ばしてみてまたガッカリです。0.2号というのに、目に見えて太さにバラツキがあります。ということは、強度にもバラツキがあることが予想されます。3月3日の閉伊川でも、とんでもないところからアワセ切れしてしまいました。
テスターというのは、自社製品のテストだけで他社製品と比較したりしないのでしょうか。まあ、メーカーからお金を貰い、製品もタダで貰えば、私も絶対に自社製品をけなしたりはしませんが...。値段と名前だけ立派にしても、そのうち誰にも相手にされなくなるでしょうね。
以前、ビデオで某メーカーのテスターが「この糸はいい!」と大声で叫んでおりましたが、その時に実際使っていた糸は「違う糸」だったという話を耳にしたこともあります。
みなさん、くれぐれも糸選びは慎重に!
メーカーさん、勝手な批評ごめんなさい。
『DEMA』の秘密 2001.02.28
内緒の話ですが、『DEMA』は釣りが「ヘタクソ」です。
S氏に師事し十年余り、最近やっとS氏流釣り格付け最下位の「ダヘ」から「ヘタクソ」にランクUPされました。
私のヤマメ釣りを後ろから見ていた釣友曰く、
「なんで、そんなんで釣れるの?振り込みは定かでないし、目印は踊りっぱなし...。」
どうせ『DEMA』は、振り込みがヘタで、エサの流し方がヘタで、アワセも引き抜きも他人に見せられないほどヘタクソですよ。
基本が何ひとつ出来ていない『DEMA』。
しかし、昨年の釣果だけを見れば、それ程恥ずかしい釣果ではないと思うのですが...。
では、なぜそんな『DEMA』にそれなりの釣果があったのでしょうか。
魚影が濃かったのはもちろんですが、それだけではありません。
『DEMA』は自分が「ヘタクソ」なことを自覚しております。
ですから、皆さんが入る一級ポイントにはメッタに入りません。皆さんのやり残しを釣ったところで釣れる訳がないのですから...。
皆さんのいる一級ポイントから少し離れたションベン流れに、汚い格好の釣り人がひとり。しばらくすると、反対岸の水溜りに移動してしている...。そう、きっとそれは『DEMA』です。
ヤマメだってバカじゃありません。いくら良い場所でも、毎日毎日、朝から晩まで攻めたてられる場所に、いつまでも長居はしません。静かな「竿抜け」へ移動します。
そんなヤマメ達より、ちょっとばかり賢かった『DEMA』は、一人こっそり、その「竿抜け」へ移動します。
これが『DEMA』の釣りの正体です。
でも、この「姑息釣法」...魚影の薄いときは、ほとんど効果がないんですよね。
エサの話 2001.02.24
私がメインに使うエサは「サシドリ(イタドリ虫)」です。
川虫を使うこともありますが、採るのが面倒です。
特に3月中は絶対に使いません。水...冷たいんですよ!
それに、種類と時期により当たり外れがあります。以前、痛い目にあいました。
このサシドリ、扱いやすいうえにエサ持ちがよい。なお且つ、よく釣れるんですからやめられません。
ただし、エサのつけ方にコツがあります。
残念ながら、師匠のS氏に教わったことですので、勝手に公表できません。
ただ、私も教わった通りにはつけていませんし、基本を押さえればどんなつけ方でも大丈夫ですので、ヒントだけお知らせします。
ヒント:いままで「サシドリはどうも苦手」と思っていた方、研究してください。
よく書店で見かける「渓流釣り入門」とか「はじめての渓流釣り」なんていう釣りの教科書に、エサのつけ方が載っていますよね。
サシドリとしては載っていなくても、ブトウ虫なんかはありますよね。
見たことがあるでしょう。「針軸にそってクルッと丸まったヤツ」。
あれだけは絶対に!!釣れません。そう、「クルッと丸まったヤツ」だけは!
あのつけ方で釣れたとしたら「よっぽどアホなヤマメ」か「たまたま、間違って口の中に入ってしまった」かのどちらかです。
2001不漁予測の理由 2001.02.16
当HPで掲載した「2001釣果予測」を、まじめに見て下さっている方がいるということで、
私が不漁を予測した理由を、まじめに話したいと思います。
「釣果予測」にて不漁の予測理由として、昨年天然ヤマメの稚魚が見当たらなかったことをあげましたが、これは、以前から予測できていたこと。つまり、今年の不漁も以前から予測できていました。
話は、1990年まで遡りますので、話が長くなることをお許しください。
話は気仙川を基準に進めていきます。また、私が初めて気仙川に釣行したのが1990年ですので、それ以前のことは考慮されていないことをお断りしておきます。
1990年秋、大雨によるかなりの出水がありました。問題は、この出水がサクラマスにどう影響を与えるかです。
出水により、河口付近のサケ網が流されサクラマスの遡上を助けるか(岩手では高割合で秋にサクラマスが遡上すると思います。)、はたまた、産卵されたばかりの卵、あるいは孵化したばかりの稚魚が流されてしまうか。
答えは、これらが釣りの対象となる1992年に出ます。
果たして、1992年は気仙川へ4回釣行し、総釣果41尾、1回平均10尾という大不漁でした。
そして、この年、閉伊川も小本川も同じような状況でした。
さて、この年のヒカリが海へ下り、その子供が釣れるのは3年後(サクラマスは孵化から3年で産卵すると考えています。)の1995年。
不安いっぱいで迎えたこの年、気仙川への釣行4回、総釣果42尾、不安的中の大不漁。
そして、その3年後の1998年。かなり回復したものの釣行1回平均49尾。(私は釣行しませんでしたが、解禁日はかなりの釣果があったようです。)
1999年の平均が82尾、2000年の平均が137尾(いずれも気仙川の平均釣果)と比べると、やはり不漁といえるでしょう。
そして、前に話したとおり、不漁の年の前年は、サクラマスの稚魚がほとんど見えませんでした。
ということで、
・1990年の大出水が引き金となり、1992・95・98年と3年サイクルで不漁が続いている。
・これは、サクラマスの産卵サイクルと一致している。
・回復するまで、今後も3年サイクルでの不漁が予測される。
というのが「不漁予測の理由」です。
ですから、不漁予測は1990年の大出水の影響が少なかった河川、放流河川には該当しません。
逆に、2歳魚・3歳魚は多いのですから、良型狙いの方々には豊漁が期待できます。
1998年「回復の兆し」が見えた理由も、私なりに考えておりますが、ここでは省略します。
そして迎える2001年。順調に回復し『DEMA』の不漁予測が『デマ』になることを願うばかりです。
「ヒカリ」と「カモメ」 2001.02.14
降海するサクラマスの幼魚のことを岩手では「ヒカリ」と呼びます。
資源保護がどうのと、批判もありますが、
解禁まもなくの上流部のヤマメはサビで真っ黒なため、ヒカリ釣りに人気が集中します。
岩手県気仙川へヒカリ釣りに行くと、「カモメ」に遭遇します。
ヒカリを求めて、カモメが川を遡ってくるようです。
ヒカリが少ない年はカモメも少なく、ヒカリが多い年はカモメも多い。
ヒカリの量とカモメの量が比例しているのがわかります。
よって、空を見上げればヒカリの魚影の濃薄がわかります。
「カモメが空を舞い、ヒカリが警戒して釣れなかった。」という話をたまに耳にします。
が、本当にそうでしょうか。
カモメが舞えば、水面の餌を捕食していたヒカリも、水中の餌を捕食するようになります。
エサ釣りの私には好都合です。
ヒカリの少ない年、『DEMA』は車を走らせ、空を見ながらポイント探しをします。
カモメの下には、まず間違いなくヒカリがいます。
私より、カモメの方がヒカリの居場所を知っています。
2001やまめ釣果予測 2001.02.08
渓流解禁まであとわずか。今期初釣行はどこへ行こうかとお悩みの方も多いでしょう。
ま、それも楽しいのですが...。
そこで、『DEMA』情報一発目。
はっきり申し上げて、残念ながら数釣り派にとって今シーズンの岩手県内の主要河川は期待薄。
岩手県随一の数釣り河川「気仙川」も、今シーズンは解禁日を除き、悲惨な釣果が多いでしょう。
じつは、岩手県内の主要河川「気仙川」「閉伊川」「小本川」で数が釣れる年は、そのほとんどが天然物(一昨年前の秋に産卵・孵化した魚)。
その天然物が今年は極端に少ないはずです。
2000年5月、気仙川への釣行時、今年釣れるはずの天然やまめの稚魚は、ほとんど姿が見えませんでした。
この状況は、閉伊川、小本川もほとんど同じだと思います。
信じられない方・釣れない釣りの好きな方は、3月中旬の気仙川への釣行をお勧めします。さぞ楽しめることでしょう。
ということで、3月の釣行は、
解禁日に釣行できるなら気仙川か閉伊川。
3月4日以降なら、比較的放流量の多い閉伊川での放流やまめ狙い。
が、オススメコース。
でも一番のオススメは、近所の川で晩酌の肴を釣り、サッサと帰って昼寝でもするのがいいかと思います。
一日中がんばったってどうせ釣れないのですから...。
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