『メイドさんのティー・パーティー』を
する方法を考えてみました。
電脳メイドしづ子20GBさんの所で
こんな記事を見付けました。
そこで考えてみました、当時のメイドさんがやっていたんだろうなぁ……的なティー・パーティーの方法を(実にアバウト)。
よーするに、当時のメイドさんをイメージしたティー・パーティーを開くにはどうしたら良いんだろう?……と思っている人向けのお話です。
参考資料として、佐藤よし子『
心を癒す 英国流5つのお茶の時間 一日の家事の合間に』(同朋社〔発行〕/角川書店〔発売〕)。この本は、初っ端からメイドさんの話で始まるのでお薦めだったりします。
その前に、イギリスのティー・タイムに付いてお勉強を。
『英國戀物語エマ』「エマ放送協會」教育ラジオの第13回や
『ハマのコモモちゃんの美味しいもの日記』(2005/05/15)、
『銀座の学校』第31回トークショーをご覧になれば分かりますが、イギリスでは昔も今も、兎に角暇があれば紅茶を飲んでいると言える程、実に様々なティー・タイムがあります。
『心を癒す 英国流5つのお茶の時間』でも紹介されていますので、抜粋。
*アーリー・モーニング・ティー
ベッドサイドでいただくお茶。目覚めの一杯、と言うやつです。
*イングリッシュ・ブレックファスト・ティー
英国式の朝食。家族と共に食べるものらしい。
*イレヴンジィズ
労働者階級が11時に食べる昼食。ちょっとしたコーヒーブレイクの時間。メイドさんもこの時間に一息いれていたそうな。
*アフタヌーン・ティー
ティー・パーティーの一つで、女主人が自身の家事・家政の能力の質を皆に披露する場。現在は2時半から3時半開始が主流ですが、十九世紀には5時が開始時間だったそうです。
*アフター・ディナー・ティー
晩餐会(ディナー)が終わった後、ドローイング・ルームに集まった淑女達がお喋りに興じたティー・タイム。淑女、メイドさんに限らず、一日の区切りを付けリフレッシュする為にも行ったそうな。
『英國戀物語エマ』の『第九章 〜ひとり〜』でグレイスとエレノアがお喋りしていたのがこれ。
この中で『ティー・パーティー』と言ったら、やっぱり花形『アフタヌーン・ティー』でしょう。どの様なものか、引用してみましょう。
そして例え十人のメイドがいても、お紅茶はかならずその家の女主人がお出しするのがマナーといわれていました。女主人は、素敵なティセットやお花にかこまれ、にこやかに「お茶はいかが?」とたずねながら、自らの手で美しく優雅においしい紅茶を、それぞれのゲストの好みにあわせておすすめするのでした。
『心を癒す 英国流5つのお茶の時間』より
……初っ端から全否定ですか。仕方ありません。別の手を考えなくては。
ここには紹介されていませんが、昼食とおやつの時間、夕食を兼ねた『ハイティー』があります。これは労働者階級の人々のティー・タイムで、食事を摂る時間が無い為に、食事をいっぺんにまとめて摂っていた様なのです。
『アフタヌーン・ティー』との違いは、『アフタヌーン・ティー』では肉類は出さず、一口サイズのものが出されるのに対し、『ハイティー』では肉類の食事が出る事でしょう。前者が上流階級のお茶会なのに対し、後者は労働者階級の食事だからでしょう。
メイドさんも労働者階級の出自ですから、『メイドさんのティー・パーティー』は『ハイティー』に決定です。とは言え、やっぱりまかりなりにも『アフタヌーン・ティー』が良い! って人には、名目だけ『アフタヌーン・ティー』にして、実際には『ハイティー』にすれば宜しいかと。
では実際に『メイドさんのティー・パーティー』をするにはどうしたら?
『片岡物産』の−ライブラリー 紅茶−や
『【こそだて】妊娠・出産から子育て・育児支援まで』の第3回 アフタヌーンティーのセッティングを参考にしてテーブル・セッティングをしてみたら宜しいかと。
『ティー・パーティー』ですから、お客様をお呼びしなければパーティーではありませんね。無論『メイドさんのティー・パーティー』なので、女性はメイドさん、男性はフットマンやバトラーのコスプレをしましょう。使用人だけのパーティーという事ですね。ここでは使用人という役柄を演じるのも、楽しみの一つです。
実際の方法として、『アフタヌーン・ティー』に付いての考え方をまとめたものを『心を癒す 英国流5つのお茶の時間』から再び引用。
a.お掃除をきれいに仕上げます。
b.お気に入りの食器を用意します
c.自分も一緒に楽しむためにセッティング
d.たっぷりの紅茶とお菓子を準備
e.洗いものが少なくすむように考えましょう
f.仲よしの友人たちと一緒に会話と紅茶を楽しみましょう
食器やディスプレイなどは、無理をせず、自宅にあるものを活用なさっては如何でしょうか? 100円均一のショップでそれらしいグッズを買い揃えて組み合わせるのも良いかと思います。
お菓子や紅茶は、人数分よりやや多めに揃える事が大事だそうです。少々負担だと感じる方は、淑女の催す正式な『アフタヌーン・ティー』ではなく、あくまでも『メイドさんのティー・パーティー』なので、お友達に頼んで持ち寄って貰うのも一つの手です。
因みに『アフタヌーン・ティー』では、最初に食べるのがサンドウィッチ、次に生ケーキ類、最後に焼き菓子やスコーンだそうで、これは三段重ねのケーキ・スタンドの下から上に置く順番でもあります。
最後に、『ティー・パーティー』に使えそうなイギリス家庭料理のレシピをネット内で探してみました(これがメインだったり?)。では、良いティー・パーティーをお楽しみ下さいまし。
追加:
一応言っておきますが、イギリスの食文化は非常に保守的で、かつ『味を楽しむ』事に鈍感(味わう事に罪悪感を抱いているとも)だと言われています。よく『イギリスの料理はマズい』というのも、ここら辺に由来がある様です。
因みに本当に19世紀頃のレシピ通りに料理を作ると、日本人には絶対向かないモノが出来上がる事間違いなし。文化的な違いもさる事ながら、実は当時において、野菜はそれこそドロドロになるまで煮るものだと信じられていましたし、料理方法もローストやグリルなど、簡単なものを好んでいた様です(これは今でも変わらないと言われていますが)。それに今みたいに便利な家電製品の無かった(あっても高価だし、保守的なので使いたがらない)時代、ありあわせの道具で料理していたものですから、結構時間が掛かりそうです。
そうそう、
電脳メイドしづ子20GBさんの掲示板に書いた所、
記事になっていました! ありがとうございます!
只、『ハイティー』が『アフタヌーン・ティー』の労働者階級版の様に受け取られてしまったので、文章の書き方をもう少し頑張らなくてはと思いました。修行します。
……と思ったら、佐藤 よし子『
素敵生活の英国式ハウスキーピング』(じゃこめてい出版)に『ハイティーパーティー』なるものが紹介されていました!
それによると……
夕方5時頃から開かれるゆっくりくつろぐためのティパーティ。英国の北、スコットランドなどでは今でもよく開かれるティタイムなのですが、このティタイムは別名、ミートティとかファーマーズティとかと呼ばれています。
エレガントで少し窮屈なアフタヌーンティとくらべるともう少し気楽な時間とされています。
『素敵生活の英国式ハウスキーピング』より
……とあります。子供はベッドに寝かされて、大人だけでワイワイ楽しむティー・パーティーなのだそうです。
気張らず気取らずのティー・パーティは、同僚、仲間内だけで楽しむメイドさん達向けですね。
(´-`).。oO(でも実際、メイドさんがパーティー開いたら、『エマ』3巻の宴会みたいになりそうだ……)
ティー・パーティーで使える?イギリス家庭料理のレシピ集
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