悲しみの廃山荘

2002/3/18

 さて、思い起こせば去年の10月。胸躍らせて現地に向うと、なんと寸前のとこで水道工事による通行止め。工事終了の時期だけを目に焼き付けて後ろ髪引かれる思いで泣く泣く撤退し、再訪を誓ったのだった。
 あれから早半年。ついに工事終了の時期がきた。俺は忘れることなく待ちに待ったぞこの野郎。俺の妄想の中ではそれほど素晴らしい物件であるのだ。
 当日は、花粉飛び散る小春日和でかなり暖かかった。途中、コンビニのトイレで小生意気なガキとトラブって、年甲斐もなく本気と書いてマジになってしまったこと以外はほぼ順調だった。
 そうこうしてると懐かしい景色が広がってきたぜ。しかしここはフツーにいいとこだな。おうよ!○○駅よ久しぶり!この周辺図も変わってないぜ。で、水道工事はと・・・よっしゃ!予定どうり終ってるぜ!
というわけで胸の高鳴りを抑えつつ未踏の地へと足を踏み入れた。ちなみに今回もBOO隊員と二人での探検です。

スペシャルサンクス:骨レンKAZUさん

注意:文章の一部には俺の勝手な妄想も含まれてます。


  水道工事中です

え〜と、いきなりスイマセン。これは去年の10月に収めた画像です。

「えっ!?3月かよ!」

とか思ってたけど、ついにこの時が来ました。

     
  ジャ〜ン♪

ついに出ました。出やがりました。もう早くも感動です。

周囲に気を配りながらわりと急勾配な山道を登っていくとこっそりと姿を現しました。徒歩0分です。すぐそこです。
とりあえず車を停めて、探検の準備に取り掛かりました。まぁそんな大袈裟なものではないんだけど。

     
  全景です

あんまり全景でもないけど、とりあえず入り口から最初に見える光景です。まだよくつかめません。
手前の掘建て小屋みたいなのはなんだか忘れました。
物置か何かだった様な気もします。

     
  旅館です

なんかの組合の証みたいです。

ちなみにこの建物は風呂でした。
本館とは別になってるみたいです。

     
  釜?

ここは風呂の裏のようです。あの赤錆びたとこに薪を入れて焚いてたんでしょうか?
俺は早くも悲しくなってきました。情報ではこの旅館はおばあさんがたった一人で切り盛りしていたらしいです。
おばあさんの苦労を考えるとなんとも言えないです。

     
  風呂です

ここは殿方用だった気がします。

意外にというか、かなり小さいと思うんですが俺だけですか?

ちなみに隣は御婦人用でしたが、大差無かったです。

     
  注意書きです

風呂に貼ってありました。石鹸を使っちゃダメということは何で体を洗えばいいのでしょうか?

しかもちょっと文がおかしいような気がするのは俺だけですか?

     
  階段です

俺らは道なりに進んでます。
風呂を出ると階段があったので上ってみることにしました。

いよいよ本館です。

     
  便所です

とりあえず便所です。小さいです。
階段を上ってすぐ左にありました。

俺はこれを見て日窒鉱山の社宅の便所を思い出しました。
建てられた年代が近いのかなと思います。

ちなみに穴のとこに何か居ますが、ぺプシマンボトルキャップです。
景観を損ねる現代の遺物にげんなりです。

今思えばこれがコイツとのファーストコンタクトだった・・・

     
  廊下です

さていよいよ探検って気がしてきました。

手始めに手前の左の部屋から攻めてきます。押忍。
しかし真っ暗だなぁおい。

     
  やばい

遺物の多さに俺は興奮状態です。ってゆうか荒れてるけどそのままじゃねぇか。タンスには衣類が詰まってるし床には書類が無造作に散乱してます。

しかし、ココにはあまり居たくないです。
写真は撮りませんでしたが、入ってすぐ左には実は仏壇があります。しかも位牌や遺影もそのままなんです。遺影が男性だったことから、ココはおじいちゃんの部屋だったのではないか? タンスの衣類もそういえば男性用だった気がしないでもない。

左下に写ってるのは背広でタンスの中はYシャツじゃないのか?

     
  予約表です

しかも昭和49年度です。

とにかくこれ以外にもかなりの遺物が散乱してます。
俺はこの部屋は最後にまた調査することにして、とりあえず先を急ぐことにしました。

     
     
  玄関です

仏壇の部屋の隣から外に出たら玄関でした。
他のサイトで公開されてるのを拝見済みなので、さほど驚きは無いが、確かにこのお札の数・・・異様な光景です。

営業当初からこの状態なんでしょうか? 旅館の顔とでもいうべき玄関がこれです。普通の客だったらかなり引くと思います。

まぁ俺だったら逆に萌えてきますが(笑

     
  こんな感じです

玄関を入るとこんな感じです。
結構荒れてますが、色々と残ってます。

ココはおばあさんの仕事場だったんでしょう。
ちなみに右隣の部屋は遺物満載の仏壇の部屋で、おじいさんの思い出がいっぱい詰まった部屋です。

     
  こんな感じです

幼少の頃俺の家にもあんな電話があったような気がします。
忙しく鳴り続けた事もあったのでしょう。しかし、もう鳴ることはありません。

鳴ったら怖いです。

     
  神棚です

入ってすぐ左にありました。

     
  仏壇?

右奥にありました。
なんかこれも仏壇のような気がするんですけど。さすがに奥の扉を開ける勇気はありませんでした。ってゆうか、そこまでしなくてもいいだろと思います。

俺の予想だと、隣の部屋の仏壇はおじいちゃん(旦那)ので、これは直系の先祖のだと思います。

しかし、この部屋もちょっと異様な雰囲気です。こんな受付はさすがにナシのような気がします。

 

※金庫だったという情報もあります。そんなきもします。

     
  台所です

廊下を左に行くとココに着きました。
この部屋はホントにそのまんまです。

あの調理器具がブッ刺してある竹を割ったような入れ物は、昭和テイスト漂う廃屋でよくみかけます。当時はあれが主流だったんでしょうか?

     
  反対側です

棚には調味料やお茶用のポットなどもそのまま残されています。

     
  「食中毒発生」です

いや別にこの旅館で発生したわけじゃないです。
文によると、この市の旅館、弁当屋など二件で食中毒が発生し、60名にも及ぶ患者が出たそうです。

で、注意を呼びかけてるみたいです。


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