陸軍火薬製造所

NO2

 

 


 

  ん!?

 

1人小走りで森を駆け抜けてるとまた何かでてきました!

ぜ、前進!

 

 

 

   
  JV !?

 

さっきのみたいに壁に書いてありました。

「JV」ってなんでしょう?
ということはさっきのも別にジャパンではなく、
何かの識別記号だったんでしょうか。

これが戦中に書かれたものなのか、何かに転用されてから書かれたものなのかは解かりませんが、とにかく戦争遺跡です。

 

 

 

   

  開いてます

 

隣のドアは俺に入れと言わんばかりに開いてます。
なんか木製と鉄製で二重のドアになってますね。

残念ながら内部の写真はありません・・・

いや俺も開き直ってあの木製のドア開けようとしたんですよ!
鍵は掛かって無さそうだったけど経年劣化できついんです!
廃墟でこのきついドアを引っ張ってる時の感覚!
実際カナリ怖いんですよ!廃墟探検したことある方なら分かってもらえると思います。いや、分かってください・・・

ということで、これ以上引っ張ってると脳みそがとろけてきそうだったんでリタイヤしました。ヘタレでスマソ。
てゆーか実は押す仕様だったのかも(笑)

でも下からちょっと覗いたんだけど倉庫みたいになってていまいちっぽかったですよ。

 

 

 

   
  しばらく歩くとまた水溜りみないなものが・・・

 

 

 

   
  どこに続くのか、何が出てくるのか、さっぱり分からない・・・

とにかく小走りで先へ!

 

 

 

   
  ん!?道が分かれた。十字路みたいになってる。

 

 

 

   
  小川が出てきた。

なんか城を囲むお堀のようだ。

また随分な光景に出くわしたな。

 

 

 

   
  あれ!?

 

で、、出口ですか?

イキナリかよ!!

へ〜そうなんだ。知らなかった。で、どこの道路に出るんだろ。

とりあえず無事生還!!ヤッター!

 

 

 

 

 

   
 

あれ!?

 

 

 

   
  ココハドコデスカ!?

 

なんかおかしいぞ。どう見ても一般道じゃない。
何かの工場の敷地内のようだ。
なんなんだろこんなとこに・・・もしや国家機密なのか!?

そして偶然にも国家機密を知ってしまった俺。

ヤバイ!見つかったら殺される!撃たれる!

 

 

 

   
  しかし好奇心旺盛で興味津々丸な俺は戻らず先へ。

かなり面白くなってきました!

興奮を抑えきれずちょっと俺もニヤケ気味。←壊れてます

見つかったら殺される!用心深くもダッシュ!

なんかスパイにでもなった気分だぞ。

 

 

 

   
  ウォ―――ッ!!

 

壁に穴が空いてる!不自然すぎる!

 

 

 

   
  正面画像

 

ど、、どうなってんだろ?
なんかどっかに続いてそうだな。

ア、、アムロいきますっ!(泣)

 

 

 

 

   
  グォォォ――――ッ!!!

 

ハ、、ハプニング!! 先生!ハプニングです!

なんか出てきました!!(涙)

しかもココ塀に囲まれてて暗いです!
廃墟を恐々しく映すにベストマッチな明るさです!
サ、サイアクです!

ど、、どうすればいいの俺!?

 

 

 

   
  なんか木造の診療所廃墟のような佇まい。

ドアも微妙に開きそうなんだが・・・

なんかプレートみたいなのがついてんな。

ちょっと見てくるかな。

 

 

 

   
  第12号製品庫です

 

フムフム。これは転用されてから後付けされたものかもしれないけど、戦中ココには爆薬が保管されていたのかもしれない。

万が一の事故の被害を最小限に留める為にこんなとこに建てられたのだろうと推測してみる。

 

 

 

   
  内部です

 

がらんどう状態で何も残されてません。

これは別に入って撮った訳じゃないです。
隙間に突っ込んで撮りました。

こんなシチュエーションでは流石に入ろうとも思いませんでした。
無理っす(キッパリ)

 

 

 

   
  橋デスカ?

 

あの空間を抜けて少し歩くと壁とは反対側に橋が架かってました。
てゆーか何本か架かってます。そのうちの一本。

どう考えても廃。おそらく戦中のものであの森にも間違いなく何かがあるんだろう。行かなかったんだけど。

なんかプレートが見えますね。
なんだべあれ。

 

 

 

   
  よ、読めません。

何かが消されて上書きされてるようです。

ただ一番下は「弾」だと思います。

2番目は「堡」かな!?

なんか表札みたいでとても不気味だ。

 

 

 

   
  この通りの壁には穴がいくつか空いてるんだけど
最後の穴にちょっと入って見ます。

今度は何が出てくるんだ・・・

 

 

 

   
  ん!?

 

て、、寺ですか!?

なんかぶら下ってるのがあの「カーン♪」って鳴らす紐みたいに見える。なんっつーのあれ?

ちょっと行って見ます。

 

 

 

   
  第8製品庫です

 

なるほど、さっきと同じだな。
でも上のプレートがやけに新しい。ちょっとげんなりだ。

で、あの紐は・・・

 

 

 

   
  ホ、ホーキでした(笑)

しかしいつからあるのか知らないけどよくぶら下ってるなぁ君たち。

で、周囲のコンクリの壁がかすかにみえるでしょうか?
入り口のトンネルを抜けるとこういったコンクリの壁に囲われて建物があります。秘密基地のようなつくり。

 

 

 

   
  夢中になってて気付かなかったけど結構暗くなってました。

こんな意味不明な異空間に1人迷い込んでしまった俺。
ココがどこなのかも分からない。関係者に見つかったら徒事では済まされない。ふと気付くと辺りは急に暗くなっている。

そんな現実を考えると急に怖くなってきて俺は走り出しました。

もう帰りたい!帰らせて!

 

 

 

   
  この道の先にはまだまだ何か出てきます。

でももう無理です。テンパイです。

とりあえず俺は近くの橋を渡って薄暗い森の中に逃げ込みました。

時計を見ると17:00。あと30分しかない。やばい。

もと来た道じゃないからどうやって帰るのかも分からない。
果たして間に合うのだろうか。そのまえに俺はちゃんと帰れるのだろうか。
もうこんな世界は嫌だ。自分勝手な馬鹿野郎であることなんて百も承知だ。でも帰りたい。帰らせてくれ!

 

 

 

   
  森の中ではそんな俺を弄ぶかのように多くの遺構が待ち構えていた。

 

 

 

   
  もういい!勘弁しくれ!(と言いつつ一応撮影)

森の中は暗く、今、自分がどこにいるのかも分からない。
まさにラヴィリンス。

で、行くとこ行くとこ暗闇で鈍く不気味に映る廃墟が待ち構えている。
俺はだんだん廃墟に呪われてるような錯覚にさえ陥ってきた。

時間も無いぞ!

 

 

 

   
  おかあさん、一体ココはどこなの?

ぼくはどこに行っちゃうの?

早く帰りたい。誰か助けて。

そう、所詮ぼくは温室育ちの厨房だったんだ。

いつも他人を期待して一人になると何もできない厨房だったんだ!

ウワァァァン!!

 

 

 

   
  で、それからどのくらい彷徨ったのだろうか(笑)

何やら見覚えのある建物発見!

そう!この柵を越えれば現実の世界。

世界一豊かな国、我らが日本はすぐそこだ。

よしっ!気合をいれて意気揚々と柵を乗り越えるチキン隊長。
(しかし結構高かったなおい)

 

 

 

   
  振り返ってみる

 

薄っぺらい柵で隔てられた2つの空間。

 

 

 

   
  俺はまた現実の世界に戻ります。

 

 

 

   
  そこにはさっきの公園がある。

なにも変わっちゃいない。

 

 

 

   
 

サァ、あなたも自分探しの旅に出かけてみないか?

 

 

 

おしまい

 

 


 

総括

 いや〜楽しんでもらえましたでしょうか。実際俺はかなり楽しかったです。そんな現場の雰囲気が少しでも伝えることが出来ればなぁなんて思いつつレポを作成してみました。
 なにしろ1番驚いたのは実際に存在したということ(またかよ!)。いや実はまだ残ってるとは思ってなかったし、あったとしてもあの広い敷地から探し出す自信がなかったからさ。柵の向こうに廃墟が見えたときはホントに興奮しました。市民の憩いの場から一歩柵を越えるとそこは異世界。このギャップがあの異空間をより刺激的にする一つの要因かと思いました。
 遺構が埋もれる森も結構広大な敷地面積で時間の関係もあり全ては調査できませんでした。まだまだ掘れば出てくる感じはしましたね。とにかく、出口かと思えば秘密基地みたいなのが出てきたり、壁の穴に入れば廃墟が出てきたりで驚きの連続でした。未知なる物を求めて本能の赴くままに進む。まさに「探険」って感じでしたね。
 今回の探険は戦争遺跡ということで初めての経験だったんですが、当然ながら他の廃墟に比べ考えさせられる部分も多かったです。生きたリアルな資料を目の前にして確かに戦争はあったという事実を体現的に思い知らされました。あらゆる自由を強制的に奪われ、戦争の為、御国の為に無条件に人生を捧げなければならなかった、そんなことが当たりまえだった暗黒の時代を生きた人々が確かにココには居たんだという事実。この事実を風化させてはならない。戦争体験者も高齢になりなかなか生の声も聞けない現状になりつつある。やはり「戦争」という事実を風化させない為にもこういった戦争遺跡は広く一般公開されるべきではなかろうか。
 そんなことを思いましたね。ここは探険を楽しみしつつ戦争の認識を深められる場所ではないでしょうか。

 

 

◆概要◆

陸軍岩鼻火薬製造所。その歴史は意外と古く1882年(明治15年)に操業を開始。またこの地に作られた理由として、井野川と烏川にそっており水運に便利で水車の動力も得やすかったことなどが挙げられている。
1905年(明治38年)には日本で初めてダイナマイトの製造を開始。
1917年(大正6年)4月には主に軍需物資の運搬の為「岩鼻軽便鉄道」が開通。火薬製造所の敷地内に線路が敷かれる。今思えば「出口」画像の橋に埋め込まれているレールらしきものはその遺構なのかもしれない。
1945年(昭和20年)、終戦と共に操業停止。終戦当時の製造所の敷地面積は325,000坪、従業員数は3,956人と記録されている。
現在、跡地は三分割され日本原子力研究所、群馬の森、日本化薬の敷地になっている。

 

 

 

※※※  注意  ※※※

 探索後に分かったことですが、掲載した画像の殆どは(株)日本化薬・高崎工場の敷地内のものでした。廃墟にも言えることですが、正当な理由無く立ち入ると刑法130条の住居侵入、建造物侵入の罪に問われる可能性があります。一応言っときます。
 俺が言うのもなんですが、ココに侵入するのはオススメしません。それでも行くという方は全て自己責任のうえで行動してください。当サイトの情報をもとに実際に探険し如何なる不利益を被ろうと俺は一切の責任を負いません。以上。

 

 


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