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Notes 雑記
思いついたことをテキトーに書いています。
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12月28日 〜CM奇譚(by さと)〜
最近奇妙なCMを見かけます。
ライオンのエチケットハミガキ、おまえだ。 何故かはわからねどこのCM、実写の中に一人だけCGの女性を登場させているのです。これがめちゃくちゃ浮いてます、浮きまくってます。 てーか、はっきりいって気持ち悪いです。舌を出しているシーンなんか、画面に跳び蹴りかまそうかと思うぐらい、こちらのむかつきのツボを的確に突いてきます。 制作者はいったいどういうつもりでこんなものを作ったのだろう、なんて考えます。これを見て商品買う人は皆無だと思うのですが。 うーん、ミステリー。 |
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12月26日 〜くりすます(from u)〜
いやー、クリスマスでした。皆さん、楽しかったですか?
別に一日一日が過ぎていく、今日この頃に、別にサンタもヨンタも(?)ないんですけど。 とかいいながら、23日、何故か(本当に何故か)わたしは某ワカモノの街をうろうろとしていました。 そう、道行く人はかなりの割合でキャラキャラしてましたよ。 でも、やっぱりこういう場所で働いているヒトっているもので、よくこの時期見かける熊のぬいぐるみが看板持ってやる気なさそうに立っていました。 まーねー、寒いし。周り見ても……、ねえ。キモチは分かるよ。だけどさ。 やっぱり熊の顔に、サンタな衣装、それに加えて黄金(きん)の指輪に日焼けした手は、ないんでないの。 身動きひとつしなかったのはすごい、と思いましたが。(←宣伝もしてなかった、ってことですけど) |
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12月19日 Part 2 〜なんでもこい(by さと)〜
??「すみません、ゴミ袋を配っている者ですが――」
??「すみません、地図を配っている者ですが――」 ??「すみません、以前ここに住んでいた方についてお聞きしたいんですが――」 ぜ〜んぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ新聞勧誘! なんだろう、彼らの闘争心に火でもつけてしまったのだろうか。最近バラエティに富んだ攻撃を見せてくれる。面白いけど、もういいかげん諦めましょうよ(笑)。 |
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12月19日 〜「時代は巡る」と、ヒトはいう(from u)〜 昔、というには大袈裟だけど、自分が小学生くらいの頃は、時間の進み方がすごくゆっくり感じられた。 横断歩道で赤が青に変わるまでの時間がじれったくて、別に急いでもいないのについ左右をきょろきょろ見回しては、心の中で「お巡りさんゴメンナサイ」とかなんとかいいながら渡ってしまったりして。 でもって、最近はあんまりそういうこと感じなくなった。別に待つことが苦痛じゃなくなってきている。 なかなか来ない電車やバスを待つのも、勿論信号なんて何回変わっても別に気にしない(いや、一回変われば渡りますけど)。 年取ったら時間の進み方が早くなる、っていうけど、そうなのかもね。何かじっとしていても動いていても時間って過ぎていくしなあ。 気づくともう年末。去年は何していただろう、とか、多分去年も思っていたに違いない。 子供の時、あ、そろそろ年賀状、とは思っても、去年の今頃は……なんてしんみり考えたりしなかった。 ……うーん、年かなあ。やっぱり。そういうつもりはないんだけど(←こういうことを言い出すと年なんでしょうね)。 |
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12月16日 〜夜中にふと思い出すこと(from u)〜 生きていると、時折恐ろしい目に遭うことがある。 人によっては「旅館に泊まったら頭のすぐ上を軍服を着た兵隊が歩いていた」というような俗に言う怪奇現象を体験してしまうことであり、またある人にとっては工事中の清水の舞台上で足を滑らせることである。(←って偉く限定的ですが) そして今からお話しするのは、わたしの生の体験です。これは脚色ナシです。怖い人は読まなくてもいいかも知れない。 って、別に何も長い話でもないのですよ。だって一言で済んじゃうんです、これが。 ただねー、想像してみて下さいよ。 自分の乗っている車両が人を轢いたなんてこと。 あれは終バスに乗れる時間に帰れる最後の電車の中でした。 我がローカル線はいったん特急に乗ると10駅以上停まらないことがあります。 車内は土曜の12時頃ですから、家へ帰る人でべた混みなわけですよ。身動き取れません。窓に押しつけられながら「それでも20分弱の時間だから」と我慢していました。 で、目的地まで後4駅の所でした。 わたしが乗っていたのは一両目。そう、運転席が付いている車両ですね。 ふぁーん、という警笛の音。 近づいてくる通過駅の灯り。 ……ああ、そして窓の外を凝視していたわたしはホームの端に立つ人影を一瞬目にし、 ごっ がしゃ ごろごろ、がつん 立っていた足に何とも言えない揺れを感じ、電車は更に2両分ほども進んで止まりました。 電車は満員の乗客を乗せたままその場で20分ほども停止し、当然終バスには間に合いませんでした。 あの足下の感触は今でも結構リアルで、未だにあまり電車に乗りたくない。でも、その満員電車でもう一つ怖かったことは、車掌さん、あなたです。 停止して10分も経ったでしょうか。冷静な声で 「只今ー、処理をしておりますのでもう少々お待ち下さい」 げー、何だよ処理って……。 |
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12月13日 〜傷を負うこと(from u)〜 わたしは精神的にあまり強くはない、いやむしろ弱いという自覚がある。 とりわけ人とのつきあいは不得意だ。 それでも、とりあえず家に籠もってずっと暮らせるほど優雅な身分でもないので、外に出て何とか稼ぎ口を求めることになる。 ああ、どうにか人とあまり接しないで「大金」を稼ぐ手段はないものか……。 ないですよね、そう簡単に(←あたりまえ)。 とにかくわたしはあまり接点を持つのが好きじゃない。 でもそれは「人間嫌い」を意味しているのではないのですよ。 ただ、こう「負」になるんですよね。いろいろな意味で。 わたしは単に傷を負いやすいだけなのかもしれないけれど。 社会は結構争いが多いです。 細かなことなんですけど。でも、もう少しソフトな物言いできないのかなあ、って思う。 いや、柔らかい言い方をしたってキツくなることはありますけど、ね。 でもそうやっていわゆる「壁」にぶつかっていているとき、電車の中で読んでいた村上春樹のエッセイがすぅっ、と心に入ってきた。 本のタイトルは『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』(新潮文庫)です。 で、中身のタイトルは「傷つかなくなることについて」です。何かそのまんま、って感じですが。(笑) うーん、短い内容なので説明するには及ばないのですが、つまり、その中の一文を上げさせてもらうと、 「精神的に傷つきやすいのは、若い人々によく見られるひとつの傾向(傾向という漢字にここは強調のルビがあります)であるだけではなくて、それは彼らに与えられたひとつの固有の権利(ここもルビ)でもあるのだと。」 年を取るに従って経験が増え、同じような事態にぶつかったときに「何だ、これは前と同じだ」と思う。そのとき、過去に同じことで傷ついてそれを乗り越えたの経験の分だけ人は悩まなくなる、といったようなことでした。 無論、人によって考え方は異なるでしょう。 わたしも、この村上春樹の考え方を丸飲みする気はありません。 でも、実際あっちこっちで「ごんごん」と壁に頭からぶつかって心から「だらだら」と血を流しがちな自分にとっては、こういう考え方もあるんだ、と一種救いになったのでした。 と、たまには本の紹介ね。 |
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12月10日 〜池袋にて(from u)〜 友人が絵の個展を池袋で開いている、というので遊びに行ってきました。 いやあ、良かったですよ、ホント。 絵も、小説も、わたし的には自己表現の形態だから、すごく刺激されました。 また自分の小説を書きたい、そう思いました。 何かものを「創りあげる」。そうなんですよねぇ。 うまく言えないけれど、こう、心の中から湧き出してくる、というか。 友人が自分の想像力がかき立てられるままにカンバスへ描く、その気持ちが、ずん、ときたんですよね。 今日は思いつくままにそれこそ書いてしまっているので、うまくまとまらないです。ごめんなさい。 |
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12月6日 〜誤植の罠(from u)〜 新聞や雑誌、小説等、活字を使うものと「誤植」とは切っても切れない関係がある。 コンピュータ系を使うようになってその誤植は昔よりも更に目にする機会が多くなった。まあそれを重箱の隅つつく年寄りのように探すのも、楽しくないことはない。(←結構好きだったりする) 以下は某アルバイト情報媒体の広告である。 <明るい笑顔の男の子募集!!(ちなみに職種はホストである。何見てんだ、という指摘はしないように……) 楽しく仕事ができて高収入。服装の心配もなし。寮完備……>と、好条件は続く。そしてこの広告は最後に高らかに貴方を誘うのだ。 <さあ、君も終末のバイトへ今すぐ登録を!> 終末の仕事……。そーなんですか、ホストの方々? では次の例はどうだろう。果たして誤植と言えるだろうか。 男は両手に一杯買い物袋をぶら下げている。しかもその荷物は自分のものではない。財布が入るのもおぼつかないほど小さなハンドバッグ一つを手に、次から次へウィンドウを眺めては溜め息混じりに「ああ、あれも欲しいな……」と呟く彼女のものだ。(別に恋人でも妹でも母親でもいい) 彼女の足は速い。歩道沿いの店の品物と値札を一瞬で見切るそのテクニック! そしてその姿は次々と華麗に枝を飛び移る小鳥にも似て、次第に男との距離を開けていく。 ―――重たい、つまらねぇ、腹減った、しかも終わりそうにない。 半ばキレて男は叫んだ。 「ちったぁ、待てよ/持てよ!!(怒)」 彼女は立ち止まり、ゆっくりこちらへ向かってやってきた……。 さて、この続きはどうなるでしょう。 そして読者は誤植なのかどうなのかわからないまま、虚空に漂うことになるのです。 しかし結果はどちらにせよ逆ギレされたんじゃないかと思われますがね……。 |
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12月4日 〜転がり落ちる、その先は……(from u)〜 最近あまりよく寝付けない。多分眠りも浅い、そのせいかよく夢を見る。 大体私は昔からあまりいい夢を見ない。繊細な神経が不用意に傷つけられ、その傷から溢れ出す血が形作っているのが悪夢なのだ……(何だそりゃ)。 ま、おいといて。 そんなこんなで、私は良く夢を見る。一番多いのは「本当は飛べるのに飛べなくなる」という自意識過剰じゃねーのと突っ込みを受けそうなもの。しかし夢の中とはいえ現実はそう甘くはない。その中でも夢判断をしかねているものを紹介しよう。 時には私はウルトラマンである。カッコいい(!)正義の味方だ。しかし、ある日スランプに陥り飛べなくなってしまうのだ。しかも全く飛べないならまだいい。 おお、何と地上15センチ(厳密にそういう設定になっているのさ)を、這うように飛ぶのだ!(←なら飛ばなきゃいいじゃんというくらい無様) しかし飛べないと悪いヤツと戦えないじゃないっすか……? んで、ウルトラマンは地上15センチを浮きながら、「ちょう」スローペースで(しかも、知ってます? あの飛ぶときのポーズ)そば屋に入っていくんですよ。 そこでそばを食べているおばさんが「ほら、いつものだよ」と差し出したのはそばつゆ……。カツオだしが利いていてヒジョウにおいしい。 何とウルトラマン、それを一息に飲み干し、再び飛べるようになる……!! おーい、何だよそれ。それでいいのかウルトラマン(わたし)!? くだらないでしょ? 許せない、とか思います? ごめんなさいね。こんな不条理。おちもイマイチ、わかってます。でもホントに見ちゃった夢なんだもんねっ! 誰か、この夢、解釈してくれませんか……? |
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12月1日 〜Notes初登場(from u)〜 初めまして……。 ゆう。です。 あのー、今回ちょっと実験的に更新を手伝わせてもらってます。はっきりいって自信はない。というのもこういう作業初めてだから。 で、今回は申し訳ないんだけど挨拶止まり。ネタも何もご用意させて頂いておりませぬ。 いつものさと@管理人のような軽妙な語り口を継承できればとは思っているのですが(←ウソ)。 ああ、わたしにはこのようなフクザツカイキな作業は不向きだ。 しかし皆様、さと亡き今(←オオウソ)我慢してお付き合い下さいませ。 「このやろー、ゆう。ひっこめ〜。さと、愛してる〜(?)」という方々には大変申し訳有りませんが、今後ちょくちょく「ゆう。」が登場しても、怒って回線を落とさないようくれぐれもお願い申し上げます……(ぐすっ)。 ま、泣いときゃいいか…… |
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11月29日 〜個人的ビッグニュース&本田孝好『MISSING』(東京創元社)〜 きました、ついにやってきました! いきなりなんだと思われるかもしれませんが、個人的ビッグニュースが耳に入ったのです。 本田孝好『ALONE TOGETHER』刊行決定! …………わかりませんか、いえ、それが当然です。 本田孝好さんは、短編「眠りの海」で創元推理短編賞を受賞し、その後一年に短編一作という超超スローペースでようやく昨年初の単行本『MISSING』を世に送り出した作家さんです。この『MISSING』がとても一編一編の質が高い短編集で、私はすっかりファンになってしまいました。 ミステリと純文学のいいところを併せ持ったようなハイブリッド感、佐藤正午さんを思わせるポップな雰囲気、全体的に哀しい話であるにもかかわらず後味の良いラスト、もうたまりません。短編集というものはえてして印象に残りにくいものですが、これに限っては全編がしっかりと記憶に残りました。この方は北村薫さんや東野圭吾さんと並んでいずれ直木賞を取るミステリ作家だ、と密かに思っています。 もう少し早いペースで書ければ、ですが。じゃないとメジャーになれませんからね。 以下『MISSING』各短編の簡単な紹介。全編気に入っていますが、強いて押すなら私は「祈灯」と「瑠璃」。「祈灯」のラストの台詞は後味もよく印象に残ります。評論家の間では「蝉の証」が評判が高いようです。「彼の棲む場所」はホラー要素強し。 「眠りの海」……自殺を図った「私」は海辺の焚き火のそばで目を覚ます。脇には自分を助けたという少年。「私」は自殺に到った経緯を少年に話す。教師の「私」と教え子の恋、ドライブ中に起こった事故、彼女の死。話を聞いた少年は警察とはまったく違った解釈を披露する。 「祈灯」……妹を事故で失って以来、自分を妹だと思いこんで生きる女性。その真意の果てに待ち受ける結末。 「蝉の証」……人を雇ってある少女のあとをつけさせる老人ホームの男性。同じ老人ホームの祖母に頼まれた「僕」はその真意を探る。裏には、老人の悲しいまでの想いが隠れていた。 「瑠璃」……自由奔放・天衣無縫な従姉のルコと「僕」の交流、その後。 「彼の棲む場所」……才能・知識に溢れる私立大学教授にしてテレビの人気文化人。その彼が高校時代のクラスメイトの「僕」に話す「佐藤」とはいったい何者なのか。 |
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11月27日 〜大変ですね〜
一人暮らしなんかしていると、やっぱり新聞の勧誘が多い。新聞は一時期取っていたこともあるが、大学や近くの図書館で読めるため、今では取らないことにしている。ひたすらに断り続け、そこそこに勧誘員の扱い方にも慣れてきた。が、やはり上には上がいるものだ。
いやあ、粘る粘る粘る。 ピンポーン! さと「はーい。(扉越しに)どなたですかー」 ??「…………」 沈黙。この時点からすでに警戒モードに入る。とりあえず扉をあけさせようという意志を感じるからだ。断るつもりなら扉を開けない方がいい。一度扉を開けてしまうと、粘られやすいのだ。 さと「あのー、どなたですかー」 ??「……○○新聞の者ですけど、今新聞取られてますかー?」 さと「あ、勧誘の方ですか。すみません、新聞は取る気ないんで」 勧誘「そんなこと言わないでお願いしますよ」 さと「いや、すみません。取る気ないんで」 勧誘「三ヶ月でもいいんですよ」 さと「いや、すみません」 何故こちらが謝る必要があるのか、などと思ってはいけない。下手に硬い態度をとると向こうもムキになることがあるので、ここはあくまで申し訳なさそうな声を出しておくのが無難である。 勧誘「お願いしますよぉ」 さと「いや、すみません」 勧誘「サービスしますからぁ」 さと「いや、すみません」 勧誘「金券たくさんつけますよぉ」 さと「いや、すみません」 勧誘「お客さん、なに、学生さん」 どうやら攻め手を変えてきたようだ。たいていは扉を開けずに断っているとすぐ帰るものだが、なかなかに手強い。 さと「まあそうです」 勧誘「なに、ここらへんだと○大?」 さと「いえ、×大です」 勧誘「×大!? すごいじゃん!」 さと「いや、別にすごくないです」 勧誘の人がよく使う手としてべた褒め攻撃がある。かえって反感買うと思うのだが、勧誘の人はそうは思っていないようだ。しばらくの間、とにかくこちらの情報を引き出そうとする勧誘さん。舌を高速回転させている。ちなみにぼくは、適当に相づちを打ちながらパソコンを立ち上げ、ホームページを作りはじめる。 勧誘「…………でさ、三ヶ月でいいから。ビール券もつけるしさぁ」 しばらくして突如話題を戻す勧誘さん。 さと「いや、すみません」 勧誘「すみません、じゃなくってさあ」 どうやら「すみません」しか言わないこちらに腹が立ってきたらしい。 さと「とりあえず困ってないんで」 勧誘「じゃあとろうよ」 何故そうなる? 「ハハハ」と乾いた笑いを上げてみせる。 勧誘「来年から三ヶ月でもいいから。今契約取らないとまずいんですよ。助けると思ってほんとお願いします。この通り」 どうやら頭を下げたらしい。だから見えてないんだってば。このとき気がついたのだが、いつのまにか声が二人に増えている。うおっ、いつのまに分裂したんんだ。 さと「いやあ、すみません」 勧A「わかった。じゃあこうしよ。金券一万円分つけます。それで三ヶ月契約してください。そうすりゃお客さんタダですよ、タダ」 勧B「そ、タダですよ、タダ」 それでいいのか? と思いつつ、やっぱり断る。てーか、ここでドアを開けたら、なんか殴り込まれそうで怖い。 さと「いや、すみません」 この答えは向こうに驚きを与えたようだ。 勧A「なんで!? タダだよ、タダ!」 勧B「お客さん、意味わかってる!?」 ばかじゃないのアンタ、という感じの声の響き。 さと「いや、たまった新聞片づけたりするの面倒だし、図書館で読めば十分だし」 勧A「こっちが責任もってここまで片づけにくるようにしますから」 その言葉を信じる奴がいると本気で思っているのですか? さと「いやあ、すみません」 勧A「………………」 勧誘コンビはしばらく黙り込むと「あ、そうですかぁ、ありがとうございましたぁ」と投げやりな声をあげた。そして「マジかよ」という言葉を残して去っていった。 ぼくは時計を見た。扉越しにおよそ三十分も粘っていたことになる。 「マジかよ」 |
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11月24日 〜ATOK13〜
マイパソコンについにATOK13を導入。さて、その使い心地はというと……
快・感(by 薬師丸ひろこ in 「セーラー服と機関銃」) (↑わかる人だけわかってください) 一度変換入力した文字は自動的に単語登録されるし、最近入力した文章と文が重なるとShift+Enterで再入力できるし、同じ読みの動詞のそれぞれの意味が表示さるし、長文もけっこう賢く変換してくれる。もうとにかく今までの辞書と比べてめちゃめちゃ快適である。 さらばだMS−IME、というわけでさくっと削除。これで「よろしくお願い死ます」なんて味わい深い文章ともお別れだ。 |
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11月16日 〜世に謎の尽きることなし〜
ウチの一日の平均アクセス数は20HIT前後というところです。おそらく知り合い――ぜんぜん存在を感じさせませんが(笑)――と常連さんでカウンターが回っているんだと思います。
ところがごくたまに、突然一日50HITを越えるときがあったりします。偶然で倍近くアクセスが増えたりすることは考えにくいので、ここにはなんらかの理由があるのだと思います。ですがアクセス解析などは一切していないので、どこからアクセスがあったのかはさっぱりわかりません。 底知れないネットの闇の奥でいったいなにが起こっているのか……この謎が解明されたとき、このサイトになにかが起こる――かどうかは定かではありませんが、とりあえず―― ……真相はあなただけが知っている…… |
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11月8日 〜無事を祈る〜
自転車を漕ぎながら、ヘッドホンで音楽を聞き、携帯電話でメールチェックをしている人を見かけた。見ていると、赤信号に気づかず、フラフラと横断歩道をわたっていった。
思わず両手を組んで祈りを捧げた。 死なないでね。 |
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11月6日 〜爆風スランプにそういう曲あったなあ〜
こんなサイトを運営していると、いろいろな方からメールをいただいたりします。よくあるのが電子出版の方からのメール。「なにか書いてみませんか」「誰か力のある執筆者の方を紹介していただけませんか」というようなお誘いですね。謹んでお断りさせていただいていますが。金銭が絡むことに関わりたくない(責任が取れない)というのが主な理由。
そんな中、焼き鳥屋さんのHPを運営している方からメールが届きました。「HPに掲載している作品の感想をいただけませんか」&「焼き鳥屋さんを舞台にした小説を書いてみませんか」的内容でした。 「おうおう、俺の名前もとうとう焼き鳥業界にまで轟き渡ったか(←違う)」とばかり、早速HPを訪れて一通り小説を読むと、感想を書き込もうと掲示板にアクセスしました。すると―― ありゃりゃ? そこでは数日にわたって似たような書き込みが連続していたのです。いわく―― 「メールありがとうございました。さっそく小説を読ませていただいたのですが――」 「メールありがとうございました。さっそく小説を読ませていただいたのですが――」 「メールありがとうございました。さっそく小説を読ませていただいたのですが――」 そしてそれ以前にはほとんど書き込みがありませんでした。 ぐはっ、無差別メールだったのか。 そこにいたってようやくその事実に気がつきました。おそらくどこかのポータルサイトの掲示板に載っていたメールアドレスに、片っ端から同じ内容のメールを送りまくったのでしょう。書き込む気力萎えました。電子出版の方からのメールでも大抵返事(断りの、ですけど)を送っていたんですが、これは返事を出さずじまいで終わりました。 無差別メール送るんだったら、それとわかりやすい文面にしてください(涙)。そうすりゃ対処しやすいのに。 みなさんもお気をつけください。まずは掲示板をチェック! です。 |
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11月3日 〜よくあるよくある〜
キムチが好きである。焼肉屋に行けば、肉とキムチをほぼ1:1の割合で食べる(ちょっと嘘)。とにかく、キムチが好きなのである。
当然キムチを使った料理にも目がない。キムチ鍋、キムチチャーハン、キムチラーメン、などなど。ある韓国料理屋ではキムチチャーハンしか食べないぐらいだ。 もちろん自分でも作る。キムチチャーハンなどはめげずに作りつづけたこともあって、なかなかにイケる味になってきた。そんなぼくの脳裏に次なるミッションの内容が浮かんだ。 キムチラーメンに挑むべし。 キムチラーメン……それは例えるならば、世界の最高峰、深海の大海溝。絵の具を十色使って綺麗な色を作れ、というのと同じぐらい、隔絶たる難易度を誇っているのである。少しでも味の調整を誤れば、珍料理へと真っ逆さま。まさに天国と地獄、天才と馬鹿は紙一重。そのアンヴィバレンツかつアンヴィギュアスな趣は、これらの言葉の最大の実践例といえる。なんせ、プロの店でも「ほほう、これが売り物ですか?」というようなものを出すところがあるぐらいなのだから。 最初の問題は素材だ。厳選した上で次の素材を用意する。 韓国キムチ 398円也 札幌一番塩ラーメン 60円也 よし、オッケー! あとは作るだけ! 鍋に500CCの水を入れ、コンロにかける。程なくして沸騰したら、インスタントラーメンを作る。麺がのびきらないうちにキムチを入れる……入れる……おやあ? なかなかほぐれないキムチに業を煮やし、容器を逆さまにしたそのとき、それは起こった。 !!!!!!!!!!(背景に稲妻)。 硬直状態から脱するのにおよそ一分。めげずに調理続行。そしてさらに一分後―― 涙が出ました。 |
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10月31日 〜ありゃ無理だ〜
先日、ミヒャエル・エンデの『はてしない物語』を久々に再読した。何度読んでも面白い。ノスタルジックな感情も手伝っているとは思うが、もともとの質が高くなければこうはいかないだろう。
ところで、再読するたびに毎回思うことがある。 何度読んでも岩巨人の名前だけは憶えられません。 いやー、やっぱり、アレは無理だ。人(?)の名前じゃない。 ちなみに、岩巨人の名前はピョルンラハツァルクといいます。 今回もまた忘れるな……。 |
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10月26日 〜映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』〜 一時期広く話題になったアレである。ぼくは公開当時にこれを見て、試み的になかなか面白いと感じたのだが、ラストがちょっと理解できなかったので、改めてビデオを借りて見てみた。 で、結論。 何度見ようとわからないものはわからない。 ラストのあれはマイクじゃないよな……ということは……ぶつぶつ……。 誰かわかる人いたら教えてください。 |
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10月24日 〜テキストエディタの使い心地 「iText」編〜 ぼくは普段文章を書くのにWord98を使っていた。別にこれが気に入っているということではなく、パソコンに最初から付属していたワープロソフトというだけの理由で使っていたのだが、先日某Yがノートパソコンで秀丸なるテキストエディタを使っているのを目撃し、また常々Wordのあまりの重さにうんざりしていたことから、ちょっと自分もテキストエディタを試してみることにした。 「そーだよそーだよ、だいたい俺って”シンプル・イズ・ベスト”がモットーなのに、なんで今までWordなんか使いつづけてきたんだよ。なめんなよ、ビル・ゲ○ツ。独禁法はそんなに甘くはねえのよ。だいたいWordは下手に機能が多すぎて使いこなせねえんだよ」などとちょっとばかり情けない言葉を呟きつつネット上をさまようこと十数分。ぼくは一つのフリーソフトをダウンロードした。 で、それが今回使ってみた「iText」というテキストエディタである。リンクにある「作家でごはん」に紹介されていたのを見て選んでみたのだが、これがなかなかに使い心地がよかった。縦書きはもちろん可能だし、1MB以上の文章も編集可能、その上印刷まで可能だという(実際には試していない)。文書フォーマットで簡単に行数&文字数の変更や行間の設定ができるし、文書情報も簡単に取得できる。ほかのエディタと比べたわけではないが、アーカイブの容量からして(1MB近い)テキストエディタにしては高機能な方のようだ。 そしてなにより動作が軽い。結構機能がついているのでほかのエディタと比べると重いのかもしれないが、いままでWordを使っていたぼくにしてみると、まるで10キロの重りを投げ捨てたような感じを受ける。そもそも比べるのが間違っているのかもしれない。 問題があるとすれば、まず最初にインストールが必要なこと。フリーソフトでレジストリ情報をいじられるのはあんまり好きじゃない。それとテキストエディタにしてはちょっと起動に時間がかかりすぎのような気もする。それと「iTE」という拡張子による独自フォームを使用しているため、他のソフトとの互換性は低いようだ。まあこのあたりはコピペすればいいだけのことだからあまり気にならないが。ルビは……ふれないのかな? ざっと見たところふれないような感じがする。 他のテキストエディタを使い込んだわけではないのであまりはっきりとしたことは言えないが、そこそこの手軽さ、そこそこの機能で、容量の大きな文章を扱えるのは魅力。というか気に入った。とりあえずはこれを使ってみよう。 おいおいほかのテキストエディタも試してみて、自分に合うものをゆっくり探していきたいと思う。もしかしたらこれで決まってしまうかもしれないが。それにしても本当にフリーソフト様々だ。作者の方、ありがとうございます。 |
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10月22日 〜検索サイト登録〜 うちの [MOZO] に置いてある小説は、二つの検索サイトに登録してあります。「HONなび」と「楽園」です。 ですが、検索サイトはこの二つだけではありません。リンクにも紹介してあるように、「Novel Search」や「HelloRing.com」があります。リンクにはありませんが、老舗の「ノベルステーション」もあります。個人運営のポータルサイトもいくつかあります。メールマガジンの「Net Novels News」だってあります。 それなのに何故「HONなび」と「楽園」にしか登録しないのか。 以前ある方に同じ質問をされたとき、次のように答えました。「あまり手を広げすぎると混乱してしまい、自分の管理能力の範囲を越えてしまうから」と。 すみません、嘘ついてました。 本当の理由はもっと率直なものです。要するに、めんどくさいのです。 大手小説サイトを眺めてみると、十個近いポータルサイトに登録しているところなどザラです。長編連載小説をまめに更新し、その度にこれらのポータルサイトで宣伝をしているようです。いやあ、すごい。その姿勢に脱帽です。 すごいなあ、ほんとに。うちなんか最近では、二つのサイトへの登録すら滞っているっていうのに。 あ、なんか、「感心してないでさっさと登録しろよ」という声が聞こえてきそうです。 こりゃ [Reviews] がメニューの一番上に来る日も近いかな。 |
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10月19日 〜密会〜 某年某月某日某所。 万年お気楽野郎S(某サイト管理人)と、万年ストレス野郎Y(某サイト執筆者)は、今後のサイト方針について語り合うためかどうかはしらないが、密かに会合を持った。 密会場所となったカフェにて頼んだものは、スパゲティ二皿とプリン一つ。あとはひたすら飲み物をおかわりして二時間粘り倒し。店の外には短いながら行列もできていたというのに、なかなかにずうずうしい奴らである。 ウェイターのお兄さんが本日のメニューを正確に言えるか確かめるなど、ちょっとばかりお茶目なことをしながらも、二人は密会の口火を切った。 Yが、「最近 [Notes] が更新されないねえ」とやれば、Sが、「余裕ができたんだったら次回作はカミング・スーンって奴だね」と返す。にこやかに微笑み合うその表情とは裏腹に、二人の内心ではごうごうと闘争心が燃え盛っていた……かどうかは定かではない。 とにかく、二人は久しぶりに会ったこともあって、四方山話に花を咲かせた。そして二時間に渡る会話の後、二人はある一つの共通見解に辿り着いた。 「人生いろいろあるよね」 コノコトバニバンカンノオモイガコモッテイルデスヨー。 まあ現実逃避とも言いますがな(←あ)。 |
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10月11日 〜追加報告〜 [Reviews]ではいくつかの連載中作品を紹介していますが、その内二つの作品が完結しました。いずれ[Reviews]のほうを修正したいと思いますが、ひとまずここでお知らせしておこうと思います。 一つは「ありうべきよすが 『氷菓』」。世間離れしたユニークなキャラクターたちによる日常ミステリでしたが、最後は一転して非常に重いテーマで物語の幕が閉じられました。序盤から張られていた伏線も一点に収束、非常に完成度の高い作品だと思います。未読の方はぜひどうぞ。 もう一つは「戦闘員Aの独白」。ユニークな着眼点が目を引く戦隊物のパロディです。ラストはちょっとあっけない気が。もう少し引っ張って主人公と三人組みの絡みを描いてほしかったところです。 他の連載作品も順調に更新されています。「異世界狂騒曲」は16話に突入。「街の記憶」は次第に失踪した男の情報が明らかになりはじめました。「永劫の戦い」は第3話がアップされています。12月には第4話が掲載されるとか。「君は君のまま」は第4話まで進んでいます。 以上、連載作品のその後の状況の報告でした。 |
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9月20日 〜上遠野浩平『殺竜事件』(講談社ノベルス)〜
ブギーポップシリーズで有名な上遠野浩平さんの初のシリーズ外物。講談社ノベルスから「ミステリーとファンタジーの融合」と銘打って出版された。結構売れたようだ。
さて、ぶっちゃけた話、これを「ミステリーとファンタジーの融合」というのは適当ではない。正確には「ミステリーとファンタジーを中途半端にくっつけた」というべきだろう。もう少し突き詰めて言えば、「ミステリーとしては余計なものが多すぎる、ファンタジーとしては描き込みが少なすぎる」ということになるだろうか。「帯に短し襷に長し」の典型。 物語は僻地の独立都市ロミアザルスからはじまる(正確には違う。念のため)。この地には世界に七匹いる竜の一匹が住んでおり、ロミアザルスはその竜の恩恵を受けて政治的にも経済的にも独立を維持している。主人公の三人は、戦争協定の仲介者としてこの地にやってくる。この地が協定の場所に選ばれたのは、竜が争いを好まず、そして人々が絶対的な力を持つ竜に敵対することができない、すなわち戦闘行為が取れないからである。だが竜との面会に向かった主人公たちは、無敵の存在であるはずの竜が、洞窟という密室状況の中で刺殺されているのを発見する。ロミアザルスの権力者たちに責任を追及された三人は、竜殺害の犯人とその方法を明らかにするため、この一年の間に竜と面会した六人――容疑者――に会うため、旅に出ることになる。一ヶ月という制限付きで――。 ストーリーは、主人公三人と容疑者、あるいはその関係者たちとの短いエピソードを積み重ねることで進んでいく。だが、最後まで読み終えると、これら各エピソードがミステリーとして見るとほとんど必然性&必要性がないということに気づく(爆)。ミステリー好きのぼくは、当然この物語もミステリーとしてのテイストを重視して読んでいたので、かなり興ざめした。だいたい、この物語の探偵役ほど鋭い(はずの)人物なら、ラスト近くの「あの台詞」を聞くまでもなく、事件現場を見たときにすぐにトリックに気がつくでしょ。まあトリック自体は決して嫌いではないのだが。 一方、この物語をファンタジーとして見るとどうかというと、これが非常に物足りない。なにせ、約270ページのうち、およそ80ページが事件の発生とその解決に費やされる。残るは190ページ。原稿用紙に換算しておよそ380ページ。この中で先に言った六つのエピソードが展開されていくのだが、はっきり言って目まぐるしいことこの上ない。その章の中心人物たちが出てきてちょこちょこと主人公たちと会話&活躍したかと思うと、すぐに次の章に移ってしまう。ようやくキャラクターがわかりかけたところで、そのキャラクターとはおさらばなのである。 そもそも、主人公たちの描き込みすら足りないと感じる。凄い奴らなのか、強い奴らなのか、鋭い奴らなのか、間抜けな奴らなのか、弱い奴らなのか、いったいぜんたいどういう奴らなのか、最後までイマイチ把握できない。いくら文章中で凄い凄いと持ち上げられていても、その凄さを実感できない。読んでいてどうにもちぐはぐな印象が抜けないのである。これはファンタジーとしては致命的だろう。 先の言葉と矛盾するようだが、各エピソードには、実は隠れた意味がある。それは、ラストで主人公の一人が述べるある言葉に重みを持たせるという意味である。誤解を承知で極言してしまえば、そのためだけに、ある一連の言葉を裏から支えるためだけに、この物語は存在するとも言える。というか、何度読み返してもそれ以外の意味を読み取れない。だって、伏線張るだけだったらこんな中途半端なエピソードいらないよなあ。それともほかに意味があるのだろうか。誰かわかる人がいたらぜひ教えてほしい。 最後にフォローを(^^;)。もともと上遠野さんのミステリー味の強い作風が好きなぼくは、その上遠野さんがミステリーと銘打った作品を出すということで、非常に期待していた。期待が大きければ大きいほど、それが裏切られたときの反動は大きくなる。つまり、この感想は、すべてがそういうところに根ざしている。冷静な目で客観的に見れば、ファンタジー世界の中で、そこでしか起き得ないミステリーを成立させている手法は見事で、小説全体のレベルから言って十分平均以上と言えるだろう。これから上遠野さんが得意とする各作品間のリンクによって、この『殺竜事件』の世界観が存分に活用されていくのを期待したいと思う。よし、フォロー終了。 それにしても長い。しかもすごいまじめな感想になってしまった。これじゃレビューとの差異がないな。 ―蛇足― 講談社ノベルスから出されたということを考えると、いろいろと邪推可能(笑)。 |
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9月16日 〜人に夢と書いて儚いと読む〜
ぼくが駅のホームへ上がるエスカレーターに乗っていたときのこと。
目の前にはチェック柄のズボンをはいた二人の男子高校生がいた。と、突然その内の一人が、もう一人の方を向いて、「がぶ飲みしたいときー」と言い出した。 ……………………は? そのあまりの唐突さにぼくは呆然となった。もう一人の表情は見えなかった。肝心の彼は周囲がどう思っているのかなどまったく気にした様子もなくつづけた。 「駅の改札でー、めちゃくちゃ可愛い子とブサイクな男がカップルで出てきたときー」 わかる、わかるぞ、君の気持ちは。「おまえが言うか?」と思わないこともないが、男なら一度は身の程わきまえずに抱いたことがある感情だろう。 だが真に驚くべきことはこの後に起こった。 「…………」 もう一人のほうは、彼の言葉にぴくりとも反応しなかったのである。完璧シカト状態だった。彼のほうは気まずくなったのか有らぬ方向を見つめていた。 君たち友達じゃなかったのか? その後彼らがどうなったのかは知らない。より友好的な関係が築き上げられたことを願うばかりである。 |
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9月12日 〜四畳半奮闘記〜
ここ数日、雨が激しく降っています。
それで気づいたんですが、なんかこの部屋、屋根に降り注ぐ雨音がやたらとクリアーに聞こえるんですけど。 そりゃもう、アルプスの山々に響き渡るホルンの音色ぐらいクリアーに。 …………き、気のせい気のせい(現実逃避)。 |
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9月8日 〜四畳半奮闘記〜
基本的に自炊している。が、時には面倒になるときがある。
そんなとき、スーパーの惣菜は便利だ。閉店間際に行けば、確実に100円引きは見込める。うまく行けば、半額というのもある。だから、八時半頃に言って、コロッケ三個150円也を買ってきた。 だが部屋に帰ってきて皿にコロッケを置いたところで、ある重大な問題に気がついた。 オウシィィット! なんてこったい! 考えてみりゃソースがないじゃん! 引越しをして間も無いので、調味料関係はまだ買い揃えていなかったのである。今までの料理はほとんど塩・胡椒・だし汁で済ませていたのだ。だから、コロッケーといえばソース、ソースといえばコロッケとでもいうべき、あのソースがない。この場合代替品となったであろう醤油もない。致命的である。 コンビニに行って買ってくるか? いや、だが、自炊する者にとって、コンビニの利用は敗北を意味する。それは自炊者の矜持にかけても避けねばならない。却下だ。なら、塩でも振って食うか? えげつない味になりそうなのでやっぱり却下。 となると…………。部屋を見回したぼくの目にあるものが映った。 ――十分後―― 結局レトルトのク○レカレーかけて食いました。 しかも結構イケた。やってみるもんだ。 |
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8月29日 〜進行状況〜
小説……日常ミステリものをぼんやりと構想中。タイトルだけは『魔女は甦る』にしようかと考えている。
オンライン小説レビュー……とあるミステリのレビューを推敲中。ほか、狙っている獲物が三つほど。一つはもう少しで完結しそうだからそれを待っているのに、さっぱり更新されない。自分を棚に上げて「はよ更新せんかい」などと思っていたりする。 それにしても、面白いオンライン小説を探すのって結構大変(いまさら気がついたか)。 |
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8月28日 〜四畳半奮闘記〜
――ゴキブリとの戦い未だ止まず。
というか、そんなに簡単に終わるわけがない。 しかもまずいことに、前回を書いた翌日には六匹現れました。みな新聞紙の餌食としました。めちゃめちゃ反射神経鍛えられてます。 それにしても、ゴキブリってなんであんなに生命力が強いんでしょうか。 いやー、動く動く。会心の一撃を叩き込んでも、何故か奴らはまだ動き回ります。動かなくなって、ティッシュペーパーで葬り去ろうとすると、突然カサカサと1メートルぐらい動いたりします。これ、結構怖いです。 自然、会心の一撃(=全力の攻撃)を連発します。そんなことをしていると、「そういえば、ドラクエUではかぶさの剣(注:破壊の剣の攻撃力ではやぶさの剣の連続攻撃を繰り出す武器。裏技)ってあったなあ」などと、どうでもいいことを思い出したりします。 人力での根絶は無理と判断し、飲み会のとき教えてもらった友人からのアドバイスに従い、科学的作戦に方向転換。まずフマキラーを畳一面に吹きかけ、ついで各所にホウ酸団子を仕掛けました。効くといいな、マジで。 「おーきくなれよー」などとわけのわからないことを呟きつつ、日々ゴキブリとの戦いに明け暮れるさとからの報告でした。 |
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8月24日 〜四畳半奮闘記〜
――ゴキブリ警報発令。
――ゴキブリ警報発令。 引越しも無事終了し、荷解きも終わり、日常品も買い揃い、さて、というところで、早速問題が発生。 そう、ゴキブリです。 いやー、すごいです。今のところ発生率が二匹/日といったところです。さすが築二十年家賃二万七千円水道代タダ井戸水だから嬉しいけどちょっと怖いは伊達じゃありません。 根本的解決を目指し、まずは侵入経路の遮断を図る。 いろいろと調べたところ、天井と壁は大丈夫そう。床は畳なので、これはまあしょうがない。大きいのは入ってこれなさそうなのでよしとする。押入れも調べてみたが、特に隙間も見当たらず、オッケー。風呂・トイレはドアさえ閉めてりゃ大丈夫。となると後は……。 やはりここのようだ。ゴキブリの定番ともいうべき台所である。 とりあえず排水溝から大物が侵入するのを防ぐべく、常に水を入れた薬缶を置いておくことにする。 ……根本的解決? |
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8月20日 〜真保祐一『ホワイトアウト』(新潮文庫)〜
前々から時事ネタをやろうと思っていたので(ただそれだけ)、今更ではありますが真保祐一さんの『ホワイトアウト』を取り上げました。いよいよ映画も公開だしね。あー観たい。観たくてたまらない。でもしばらくは混むだろうなあ。
この話の内容はすごく簡単です。すごい男が巨大ダムを占拠したテロリストたち相手にすごいことをやりとげるというお話です。ただそのために費やされる描写のディテールが非常に細かい。叙事的な表現を積み重ねることで叙情的な味わいを生み出すという典型的手法。ただし、成功させるためには恐ろしいまでの文章レベルが必要ですが。ここが真保祐一さんのすごいところだと思います。 この作品に関しては難しいことを言わずに、アドレナリンを多量に分泌させながら読みましょう。面白さはぼくが保証します(いいのかそんなこと言って……)。 まあ、親友の婚約者を救うためという主人公の大義名分をはじめ、登場人物たちの感情や行動の動機づけがえらく表層的だという印象はあります。いまいち実感として伝わってこないんですよね。でもこの作品の場合はそんなことほとんど気になりませんし、物語にも関係有りません。この作品は、ただただ主人公が凄い・かっこいいという話ですから。 ―蛇足― 個人的には江戸川乱歩賞受賞作『連鎖』(講談社文庫)から順に読むことをおすすめします。小役人シリーズがまたいいんだ。地味だけど……。 ―DATA― ’96年版このミステリーがすごい!国内編第1位 |
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8月18日 〜倉知淳『星降り山荘の殺人』(講談社ノベルス)〜
やられた!
いきなりなんだと思われるかもしれないが、倉知淳さんの『星降り山荘の殺人』を読み終わった後の率直な感想である。 本作は、いわゆるパズラーである。パズラーといいつつ、文章中の手がかりだけでは絶対に犯人なんてわかるわけない、という作品も少なくないが、本作は違う。登場人物と同じぐらい真剣に推理すれば、確かに犯人が割り出せるのだ。 ただこういった正統派パズラーの一つの問題として、読者がそれに応えてくれるか、というものがある。つまり、作者は読者に推理してほしいのに、読者が「そんなのメンドくさいーい」と言って、なにも考えずに最後まで読みとおしてしまうということである。苦心して論理を組み立て、推理のための材料(伏線)を目立たないように物語の中に散りばめた作者にとって、この「メンドくさーい」以上の強敵はいない。 これを避けるために、例えば東野圭吾さんなどは、『どちらかが彼女を殺した』および『私が彼を殺した』において、作品の中で犯人を明かさないというトンデモナイことに挑戦している。つまり、犯人推理のために必要な情報はすべて物語の中にある、あとはあなたが推理・判断してください、と読者に強烈なまでの挑戦状を叩きつけているのである。 前置きが長くなったが、さて『星降り山荘の殺人』である。 本作は『どちらかが彼女を殺した』などとはかなり異なったスタンスから、読者に挑戦状を叩きつけている。いや、この表現は正しくない。読者に挑戦状をおずおずと差し出している、と言った方が正確だろうか。 なんと本作は、「ここに手がかりがあるよ」「この図はラストの推理で重要になるよ」などのように、読者を懇切丁寧真相に導いているのだ。 たとえば、物語がはじまると、いきなり次のような但し書きが現れる。 《まず本編の主人公が登場する》 《主人公は語り手でありいわばワトソン役》 《つまりすべての情報を読者と共有する立場であり》 《事件の犯人では有り得ない》 この後のシークエンスで主人公の杉下和夫が登場する。 その次の但し書きがこうだ。 《和夫は早速新しい仕事に出かける》 《そこで本編の探偵役が登場する》 《探偵役が事件に介入するのは無論偶然であり》 《事件の犯人では有り得ない》 この後のシークエンスで和夫の相方となる星園詩朗が登場する。 一事が万事、こういう調子なのである。 もう少し但し書きを紹介してみよう。 《晩餐が始まり話題はUFO談義にまで及ぶ》 《事件がなかなか起きないからといって退屈してはいけない》 《重要な伏線がいくつか張られているからである》 《地味な夕食会の後》 《和夫は星園と捜査会議を持つ》 《その中でひとつ重要な伏線が張られている》 《お見落としなきよう》 《星園の推理披露が始まる》 《読者もこのシークエンスの終わりまでに》 《犯人を指摘することが可能になる》 《ただし動機だけは推理では判明しない》 すぐ上の但し書きが、いわゆる「読者への挑戦」ということになるだろうか。 実を言うと、ぼくは本作を五分の四ぐらいのところまで読み進めたとき、ある一つの感想を抱いた。それは次のようなものだ。「なるほど、確かに作者の意向はよくわかるし、堅実に物語を組み立てていて、パズラーの佳作と言えるだろう。とても感心する。だけど、パズラーのいちばんの楽しみはやっぱりあっと驚く意外性――アクロバティックな要素であって、その点からいくと、この作品はちょっと物足りないな」、かようなことを考えていたのである。 結局、このぼくの考えは見事に裏切られた。いい意味で。 あったのである、とんでもないアクロバティックな要素――どんでん返しが。それを読んだ瞬間は「なぬぅ! これってアンフェアじゃねえのかぁ?」と思って前の方を読み返してみたが、確かにフェアなのである。いやあ、やられました。殊能将之さんの『ハサミ男』のトリックにすら気づいたのに(推理してではなくて、不自然な箇所に気づいたからだけど)、これにはすっかり騙されてしまいました。くそー、途中まではあの可能性も考慮していたのになー。 結論。本作は、堅実に物語を構成し、そこに巧妙に伏線を編み込み、結果、見事なまでのアクロバットに成功した、本格パズラーの得がたい秀作なのであります。 以前倉知淳さんは、雑誌「ダ・ヴィンチ」において、「(都築道夫さんの作品から論理のアクロバットを学んだことをふまえて)論理のバックドロップを目指す」という趣旨のことを言っていたが、まさに本作品がそうと言えるだろう。それも並のバックドロップではない。洗練された、破壊力抜群のバックドロップだ。 ただ――ただである。これ、人によってはぜんぜん納得できないラストだろうと思う。「なんだ、さとの奴、めちゃめちゃ誉めてるから面白いのかと思って読んでみたら、ぜんぜんつまらないじゃないか!」などと感じたとしても、どうかご勘弁を。この作品はラストの仕掛けを許容できるかできないかで、その評価が相当変わる作品なのだから。 しかし長い感想だな……。 ―蛇足― 倉知淳さん、貧乏貧乏って言ってるけど、本当に貧乏なのかなあ……。売れっ子になってばんばん作品を書いて欲しいところだけど……。 ―DATA― ’97年版このミステリーがすごい!国内編第12位 ―倉知淳著作リスト(これ以外にも短編などあります)― 『日曜の夜は出たくない』(創元推理文庫) 『過ぎ行く風はみどり色』(東京創元社) 『占い師はお昼寝中』(東京創元社) 『星降り山荘の殺人』(講談社ノベルス) 『幻獣遁走曲』(東京創元社) |
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8月16日 〜お盆の記憶〜
13日……父方の実家へ行く。我が家のメンバーが両親に兄、ぼく。実家のメンバーが祖母、伯父、伯母、年の近い従兄弟三人、従兄弟の奥さん。計11人の面子が馬鹿みたいにパカパカ酒を飲みまくる。はっきり言ってウチの家系は代々酒好きなので、そりゃもうすごい。ビールにはじまり、日本酒、ワイン、ウイスキー、なんでもござれである。酔ったあげく、従兄弟たちと今度従兄弟だけで飲みをやろうという話をする。それはいいんだけど、提案者のDちゃん、ぼくには一つ心配なことがあります。その飲み会ではいったい誰がストッパーになるのでしょうか。なんか従兄弟の中で一番年が低い=権力のないぼくがいろいろやらなきゃいけなさそうな気がするのは気のせいでしょうか。あなたは酔った勢いで笑ってごまかしていましたが、ぼくはとても心配です……。
14日……母方の実家へ行く。我が家のメンバーが両親に兄、ぼく。実家のメンバーが祖母、伯父、伯母、年の近い従姉妹三人。計10人の面子が馬鹿みたいにパカパカ酒を飲みまくる。はっきり言ってこちらの家系も代々酒好きなので、そりゃもうすごい。ビールにはじまり、日本酒、ワイン、ウイスキー、なんでもござれである。しかも真昼間から。酔ったあげく、従姉妹の子供とキャッチボールをする。四歳のくせになかなかこしゃくなボールを放る。周囲の影響でぼくのことを「オジチャン」と呼びはじめたので、二人きりになったところで「オニイサンと呼びなさい」とよく噛んで言い含める。実際、二十代前半からオジサン呼ばわりされちゃあたまらない。次は近くの川に魚釣りに行こうな、タケ坊。 15日……ウチで飲む。父、兄、ぼくの三人でパカパカと酒を飲みまくる。おつまみは寿司。もうこうなりゃなんでもこいである。それにしても、兄貴が途中から持ち出したウイスキーが、少ししたらすっかり空になっていたのは、今考えても不思議な現象だ。きっと目の錯覚だろう。酔ったあげく、おろそかになっていたHPの更新を行う。本当は13日にはレビューも終わっていて更新する予定だったのに、なぜか二日も遅れる。魔可不思議。 とりあえず、今いちばん気になること。この三日間で何キロ太っただろ……。 |
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8月15日 〜福井晴敏『亡国のイージス』(講談社)〜
ふと気がつくと[Notes]の更新が1週間も空いている……時の経つのは早い。
というわけで、当初の予定通り、ネタに困ったら読んだ本の感想でいこうと思います。 さて、今回の感想は、『Twelve Y.O.』で第45回江戸川乱歩賞を受賞した福井晴敏さんの受賞後第一作、『亡国のイージス』です。いきなりですが、これは傑作です。もう最初のほうから涙が込み上げてくるのこないのったら。某コラムニスト曰く、「日本海洋冒険小説史上最強の傑作」。えてして市場に出る本の大半は「傑作」だったりしますが、これは本物、砂の中のダイアモンドだと感じました。 内容は、一言でいえば、新型護衛艦《いそかぜ》を利用した大規模テロと、それにともなう群像劇。物語の重厚さと内在するメッセージの熱さはそんじょそこらの小説を寄せ付けません。登場人物の心理描写がとにかく細かく、なにより熱いです。如月、宮津、仙石といった主役級はもちろん、準主役級から端役にいたるまで、みなとにかくかっこいい。それぞれの信念のもとにそれぞれの道を突き進むその姿は、涙を誘われること請け合い。反乱する側もそれを阻止しようとする側も、どちらもある意味正しいと感じるので、思わず両者に感情移入してしまい、それがまた余計に涙をちょちょぎれにさせます。それに日本の防衛問題に対する作者の問題意識がそこかしこの描写に垣間見えるので、深く考えさせられます。 本作は、先にも述べたとおり、乱歩賞受賞作『Twelve Y.O.』につづく二作目なんですが、前作に比べて文章が格段に読みやすくなっているのも嬉しいところです。それにしても、作者の福井さんは、絶対アメリカ合衆国大嫌い人間に違いない。 ―蛇足― 第一作の『Twelve Y.O.』は、個人的には「ちょっと……」という感じだったんですが、枚数制限無しでリライトしてくれたら、こちらもすごい傑作になりそうな気がします。お願い、福井さん、お願い、講談社! ―DATA― 2000年版このミステリーがすごい!国内編第3位 その他冒険小説協会賞など各賞受賞 |
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8月6日 〜返還〜
参考文献転々宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
「では皆さんは、そういう風に皮だといわれたり、父の流れた後だといわれたりしていたこのぼんやりと白い者が本当は名にかご承知ですか。」先生は、黒板に吊るした大きな黒威星座の図の、上から下へ白く毛ぶった銀河対のようなところを差しながら、みんなに問いをかけました。 高言う辞書を使って日々文章を撃ち込んでます。 |
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8月3日 〜ある日の会話〜
友達の家に泊めてもらったときのこと。
友達がパソコンに向かっていたので後ろからのぞいてみると、なんとこの「オンライン小説への道」を見ていた。 (どう? どう? どんな感じ? イー感じ?) ぼくはどきどきしながら友達の言葉を待った。 「なぁ、さと」 (きたきたぁ!) 「(澄まし顔で)ん、なに?」 「ここさ、『1111番を踏んだ人は報告してください』ってあるけどさ」 「うんうん」 「報告したらなんかいいことあるわけ?」 コークスクリューブロー。心臓直撃。魔法のパンチ発動。硬直。撃沈。 あーそーだよー、なんにもねーよー、いいじゃねえかよー、それを糸口につきまと……交流を図ろうっていうんだからよー。 そう、キリ番に見返りを求めてはいけない。 キリ番は男(別に女でもいーけど)の浪漫だ。 なかなか表示されない糞重いカウンターを待っているときのあのイラ……ときめき。 それは例えて言うなら競馬の直線400メートル。 それは例えて言うならパチスロのラストリール。 それは例えて言うなら麻雀のハイテイ。 ぼくたちが求めるのは過程であって、結果ではない。 だから記念品なんて必要ないったら必要ないんだい。 言いたいことは以上。反論は却下。 |
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8月1日 〜カニパン〜
ふと思い出した。
昔――といっても三年前ぐらいだけど――実家から宅急便が届いた。 開けてみた。カニだった。なんと生きていた。目がクリクリしていた。毛がザワザワしていた。足がユラユラしていた。 ぼくは思った。 これをどうしろと言うのだろう? 以前、「おい、さと! 今ウチに上トロがあるから、早く来い! 早く来ないとなくなっちゃうぞ!」という電話をかけてきて翌日部活の朝練があるぼくを夜の十時に呼び出し、駆け付けたぼくに「ほれ、上トロ」と言って醤油をかけたアボガドを差し出して見せた友人の家にこっそり放とうかとも考えた。だが万一繁殖なんかしたらかえって喜ぶかもしれない。あいつはそういう奴だ。 ぼくは台所を見まわした。鍋なんて上等なものはなかった。あるのは直径四十センチの中華鍋だけだった。それで茹でたらなんかサラダ油が混ざりそうで嫌だった。 突然ぼくの頭にあばれはっちゃくのように電球が閃いた。 電子レンジであっためりゃいいじゃん。 早速実行に移した。足をユラユラさせているカニを電子レンジの中に放り込み、タイマーを五分にセットした。早速スイッチオン。回り出すレンジ皿。 ガリガリと電子レンジの壁を引っ掻くカニ。 「ふふふ、助かりたいか〜? 助かりたいのんか〜?」 どっかの悪役みたいな台詞を吐きながらグルグル回るカニを見つめていたぼくの前で突如「パーン!」という爆発が起こった。なんとカニの足が破裂したのだ。カニは卵と一緒で電子レンジに入れてはいけないものだったのだ。 その後も「パーン!」「パーン!」という軽快な音を立てつつカニの手足(?)は破裂していった。 そして最後に「バーン!」という一際大きな音を立ててカニの胴体が粉砕された。 今となっては懐かしい思い出である。 〜本日の読書……椎名誠『本の雑誌血風録』〜
実は椎名誠を読んだのはこれがはじめてだったりする。
読んでみて、なるほど面白い、と思った。 物語の計算されたた面白さと違い、デフォルメされた一つ一つのエピソードが単純に面白い。今度別の本も読んでみよう。やっぱり『アド・バード』あたりだろうか。 でもこの文章を連続で読んだら飽きそうだなとも思った。 〜本日の読書……アリー・シャリーアティー『イスラーム再構築の思想』〜
比較宗教学的アプローチとか社会学的アプローチらしい。
現象であって存在ではないらしい。 歴史の法則に対して人は完全従属でも完全自由でもなく要するにそれらが両立しているらしい。 要するになんかそういうことらしい。 |
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