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タイトル 「四時半飛行機」 (綾野忍さん/学園青春小説/完結) |
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掲載HP AYANO BRAND |
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おすすめ度 ★★★ 作品の特徴 少数派の葛藤 |
| 印象深い一文 「いつも四時半にここを飛んでるから、四時半飛行機」 by 飯島 |
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委員会が終わった放課後、教室に荷物を取りに戻ってきた真由美は、クラスの女子の宮沢が男子の飯島に告白し、振られる現場に出くわしてしまう。隣の教室に隠れて宮沢をやり過ごした真由美は、残っていた飯島と教室で二人になり――。 タイトルと序盤の展開からものすごく爽やかな話を想像していたのですが、実はとてもどろどろとした話でした(笑)。男にとって女の集団というのは、ある種得体の知れない部分があるのですが、それを堪能させてくれたのがこの作品。真由美の現在の状況が徐々に明かされるにつれて、「これはそういう話だったのか」と意表を突かれました。最初こそ少々違和感を覚えましたが、真由美の心情が細かく積み上げるように描写されているので、気がつくと真由美に感情移入していて、ラストまで一気に引っ張られました。希望を感じさせる前向きなラストもあり、途中のどろどろとした部分にも関わらず読後感は良かったです。が、やはりこの作品の持ち味は、執拗なまでに描写されるどろどろとした要素とラストの爽やかな要素の間のギャップ、そしてそこから生まれるカタルシスにあるといえるでしょう。(00/12/19 さと) |
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