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Reviews オンライン小説の紹介 |
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タイトル 「一週間目の魔法使い」 (こあとるさん/ハイブリッドラブコメ/完結) |
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掲載HP 『鷹と杉』−創作小説オンライン文芸部 |
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おすすめ度 ★★★ 作品の特徴 「お約束」の心地よさ |
| 印象深い一文 「ありましたよ、ひとつだけ」 by 杉本達也 |
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物語には「お約束」「王道」「パターン」というものがあります。古来よりよく使われた物語展開ということであり、それだけ失敗の可能性の少ない有効な展開の手法だということです。しかし、それだけに意外性に乏しく、物語に面白さを持たせるためには、丁寧な作りと演出が要求されます。 ここで紹介する『一週間目の魔法使い』は、この条件を堅実にクリアしています。 高校生の杉本達也は、ある日突然現れたヤマネコという人物に、「あなたの命は、あと一日しかありません」と告げられる。「やり残したことは?」と問われた達也の頭に思い浮かんだことは――という内容です。目を引くのは、ハイとローの二つのテンポの巧みな使い分け。ハイテンポばかりでは単調になってしまうところを、ローテンポを各所に交えることで、うまくメリハリをつけています。ローテンポの部分の存在故に、ハイテンポの部分がいっそう盛り上がっています。また、一見変則的に見えて実は丁寧な作りの文章や、各所に見られるユニークな表現など、文章に対するセンスが窺えます。まさにラブコメの王道。読んでいて思わず頬が緩んでしまいました。中学や高校の頃の気持ちを思い出したい方は必見です。特に欠点は見当たりませんが、エンターテイメント作品の宿命としてテーマ性はほとんどなく、そのため星三つということで落ちつきました。(00/05/25 さと) |
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