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Reviews オンライン小説の紹介 |
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タイトル 「ありうべきよすが 『氷菓』」 (米澤さん/日常ミステリ/完結) 現在公開停止 |
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掲載HP 汎夢殿 |
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おすすめ度 ★★★★ 作品の特徴 謎解きの純粋な面白さ |
| 印象深い一文 「わたし、気になります」 by 千反田える |
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省エネをモットーとする神山高校一年の折木奉太郎は、海外旅行中の姉の供恵からの手紙に書かれていた「古典部に入りなさい」との命令を受け、そのスタイルを一部修正して古典部に入部届を出す。さっそく古典部の部室である放課後の地学講義室に向かった奉太郎は、そこで同じく古典部に入部したという千反田えると出会い、同時に一つの謎に突き当たる。謎に答えるべく、というより、千反田の好奇心に応えるべく、友人の福部里志も交えて奉太郎は推理をはじめる――。 日常ミステリの連作短編集です。毎回一つの謎が提起され、その真相を古典部の部員たちが推理していきます。謎の真相は、日常ミステリという形式による拘束もあり、決して意外性に満ちているというわけではありません(そもそも目指す方向性が違います)。しかし、そこに到るまでの過程――登場人物たちの掛け合いと謎解きが、非常に楽しめるものとなっています。物語の語り部である省エネ主義の折木奉太郎、「好奇心の申し子」こと千反田える、「データベース」こと福部里志、里志の彼女(?)の伊原摩耶花。この世間離れした四人の奇人たちによる掛け合いと推理が、奉太郎の持って回った&時代掛かった&皮肉のこもった語り口によって、ユーモラスに描き出されています。読者は純粋に物語を楽しむことはもちろん、登場人物と共に真相を推理するという楽しみ方もできるのです(それが十分可能です)。ラストもそれまでの伏線がしっかりと集約されたものとなっていて、読後の充実感はかなりのものがありました。ミステリ好きの方だったら楽しめること請け合いです。 ちなみに、同じく米澤さんが書いている『たまにはこんな普通の話』も日常ミステリの連作短編集ですが、こちらは問題編と解答編が分かれていて、より謎解きの面白さを重視した趣向になっています。『願い』の続編的位置付けですので、もしも読むのでしたら、そちらから目を通すことをおすすめします。なお『ありうべきよすが』&『たまにはこんな普通の話』における私の推理の経緯を参考までに掲載しておきます。(00/09/04&00/10/19 さと) 以下ネタバレあり私的推理結果。興味の有る方は、本編読了後、文字を反転させてご覧ください。 ↓↓↓ ここから ↓↓↓ 『ありうべきよすが』 「伝統ある古典部の復活」……外れ。言われてみればああなるほど、という感じでした。 「名誉ある古典部の文集」……外れ。私は家庭科の裁縫に使ったのかと思いました。 「由緒ある古典部の暗号」……外れ。わかりませんって(笑)。 「栄光ある古典部の昔日」……なんか名前がどこかで重なっていたな、とは感じていたんですが……。なるほど、あの人がそうだったのか。氷菓→アイスキャンディーまではいったんだけど、そのあとの変換がわかりませんでした。 『たまにはこんな普通の話』 「図々しい小心者」……当り。なんせ、私も一年の頃大学から失敬していたもので。掃除のおばちゃん、ごめんなさい。 「傍迷惑なうっかり者」……外れ。私はコミニアがアルバイト関係の鍵を部屋に置き忘れたのではと思いました。 「運のない悪戯者」……外れ。これは悔しい! 目の前にアナログ時計をわざわざ用意したのに! 私は長針と短針によってできる角度のほうに目がいってしまいました。そのため二枚目の紙の意味がわからず、出した答えが「6309」。数字だけ見ると惜しいです。 「首吊りの影と不合理性」……当り。これは影の正体からポニーの行動まですべてわかりました。問題編のポニーの行動がわかりやすいですからね。個人的には一番簡単でした。 「美味しいココアと不可能性」……外れ。私の推理は炊飯器の中身の器を利用したというもの。ちょっと(いや、かなり)無理がある。 以上です。みなさん、安心できたでしょうか(笑)。 ↑↑↑ ここまで ↑↑↑ |
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