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 タイトル 「学生戦隊スクールファイブ」 (お竜さん/学園青春本格戦隊小説/完結)
 掲載HP ゲルひみつ結社
 おすすめ度 ★★★★   作品の特徴 圧倒的なまでの質と量
 印象深い一文 「生きるということは事実だよ」 by 瀬谷博斗
 作者のお竜さんいわく「学園青春本格戦隊小説」だそうです。四クール五十二話。しかも一つ一つの話が70枚前後あります。非常に壮大で読み応えがあります。

 陽光学園の教師である瀬谷博斗は、ある日理事長の命令で生徒会顧問に就任することになる。生徒会に所属するのは個性的な女生徒五人。しかし生徒会というのはあくまで表の顔。彼女たちには、復活し世界征服を企むムー帝国からパンドラキーを守る戦士、学生戦隊スクールファイブという裏の顔があった。博斗は彼女たちを率いるキャップとして、ムー帝国との戦いに身を投じていくことになる、というのが物語開始時の大まかな内容。

 最初は「戦隊もの」という言葉に尻ごみしますが(私もそうでした)、実はこれが大ヒット。上質のエンターテイメント作品です。特撮(ゴレンジャーとかの戦隊ものかな?)を意識したキャラクター配置と物語展開は、お約束といえばお約束なのですが、それを作者のお竜さんがしっかりと自分のものとして消化しており、読者をしっかりと楽しませてくれます。なによりこういった物語を小説によって表現しようと試みたそのアイディアに「やられた」という感じです。

 難を挙げるならば、各所の擬音に違和感を感じること、最後の方で文章が荒くなっていること、この二点でしょう。しかし、それらを補って余りある面白さがあります。またこのボリュームでこれだけの質を維持し得たその力量にも頭が下がります。とにかく熱い小説です。ぜひ偏見の目を排して読むことをお勧めします。

 ちなみにレンタルショップでバイトしていた私は、サブタイトルが「ウルトラマンセブン」のパロディであることに自力で気がつきました。いや、だからどうしたと言われればそれまでなんですが……。(00/05/06 さと)




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