Fritz Neumeyer/フリッツ・ノイマイヤー Germany

●現在調査中。。。
(2001/11/1)


"Hochrenaissance Tanzmusik"/「ドイツ・ルネサンス期の舞曲集」(16世紀後半〜17世紀前半) 
フリッツ・ノイマイヤー演奏・指揮:コレギウム・テレプシコーレ(1960年録音)
典雅の極み・・・・・・宮廷舞曲の華麗なる世界が今よみがえる。

 

↑う〜ん、古楽っぽいジャケだ・・・。

↑すべて器楽曲。3人の作曲家の名前がありますが、最初のミヒャエル・プレトリウスは非常に重要な人物です。

↑字がつぶれてちょっと読みにくいですね。

 

★私の大の愛聴盤。これぞ王侯貴族たちの宮廷音楽!。洗練され抑揚の効いたサウンドは、世俗音楽とはまた違った意味で素晴らしい世界です。典雅、華麗、の言葉がこれほど相応しい音楽もそうそうないでしょう。

@〜Eの軽やかに舞うようなプレトリウスの「テルプシコーレ」、F〜Jのほろほろ切ないヴィートマンの舞曲、K以降のガラス細工のようにきらめくヘルマン・シャインの組曲(特に「第3番」の美しさは一体・・・)、いずれも驚くほど洗練されたサウンドです。ほとばしる情熱、ごてごて飾り立てた装飾、ワイルドさ、土の香り、・・・そんなお下品なもの^^; とは隔絶したスタイリッシュな美の世界。
「古楽」と聞いて「古臭くて野暮ったい未完成な音楽」というイメージをお持ちのお方には、こういったルネサンス期の宮廷舞曲集をお聴きになることをオススメいたします。きっと目からおっきなウロコが落ちてくれることでしょう。

「テルプシコーレ」は、ルネッサンス期ドイツの作曲家ミヒャエル・プレトリウスが1612年に出版した宮廷舞曲集。全部で312の器楽曲が収められているこのテルプシコーレ、数が数なので無論すべて聴いたわけではないのですが、それはそれは華麗な音楽世界であります。マイナーな古楽の中では例外的に有名な作品なので、聞き覚えのある曲もあることでしょう。この作品は面白い作りになっていて、クーラントならクーラント、ブーレならブーレと、舞曲の形式別にまとめられているそうな。演奏者はそこから好きな曲を取りだし自由自在に組み合わせて、オリジナルの組曲を作れる仕組みになっているそうです。うまい工夫ですね。

またプレトリウスは「Syntagma Musicum(音楽大全)」という全3巻の書物の著者としても知られています。当時のヨーロッパの楽器について図解入りで克明に記したこの本、学術的な価値が高いのはもちろんですが、当時の音楽観がうかがえて素人が読んでもなかなかに面白い。当時の演奏法や楽器のキーまで記してあるので、楽器を自分で演奏される方にはなおさらでしょう。
(2001/11/1)