揚琴(Yangking)

ツィンバロムなどと同じく、その起源は古代ペルシャの打弦楽器サントゥール。楽器の多くは、「古代中央アジアや西アジアで誕生→中世イスラム圏で発展→東洋や西洋に流出、一般化」という道を辿っているが、これもその一つ。シルクロードを通って明時代に到着したのち、独自の改良を施された。現在一般的な揚琴は、135本の弦を竹製のスティックで叩いて演奏する。

中国文化の影響が強かった国々にも広まり、朝鮮では「ヤングム」、タイでは「キム」、モンゴルでは「ヨーチン」などと呼ばれたが、すべて語源はこの揚琴。現在でも中国はもちろん東アジア、東南アジアの多くの国々で愛用されている。
日本にも江戸時代末期に明清楽器の一つとして持ちこまれたものの、当時の人々の好みに合わなかったのかほとんど普及せずにいつしか消えてしまった。


↑精巧な作り。演奏するほうはもちろん、作る職人さんも大変でしょうね。

 

★こちらは東洋の打弦楽器。西洋の打弦楽器が硬質で輝かしい音色を持つのに対して、こちらは女性的な柔らかい音色です。優美ですな〜。
以前流しの中国人が揚琴を弾いていましたが、素人から見ると信じられないような演奏テクニックでしたね。どーなってんの!?てなくらいのスティック使いで。でも、やっぱり・・・猫じゃらしで遊んでるみたいに見えちゃうんだよなぁ。。。(^^ゞ
(2001.11/1)