男はロンジー、女はタナカ〜(ミャンマー)


男がスカートをはく風習があるのはスコットランドだけではありませぬ。ここミャンマーに着て最初に驚いたのは、男性がみなロング・スカートを履いていることでした。

まずは、空港から外に出た私達二人を見て「お〜、お客さんだ〜」とばかりにわらわら群がりよってきたタクシーの運ちゃんたちがそうだったんですが、皆が皆くるぶしまである長〜いスカート状のもの(ロンジーというそうな)を履いていてるのです。最初は妙な感じがしましたが、空港から首都ヤンゴンまで来てみると男性はほぼ全員がロンジー姿。子供も老人も、商売人から銀行員、ホテルの従業員からサラリーマンまでおしなべて、上はシャツ、下はロンジー。私のようなジーンズ姿の人などまずいない、たまに見かければ外国人の旅行者で。
しばらく滞在していると妙に周囲から浮き上がって見える自分が恥ずかしくなってきて、結局私も買っちゃいました、ロンジー。(^ ^) 「郷に入れば郷に従え」ってやつですな。しかしこれの履き方がなかなか難しいのですよ。一見シンプルな服なんだけど、1枚の布を巧く折ってスカートのようにして最後に腰に結び目をつくる、これがなかなか綺麗に仕上がらないのです。ホテルのおっちゃんなぞが「ったく、お前の着方はなっちゃいねえなぁ(<推測)」と笑いながらよく直してくれたものです。
女性も皆同じような服を着ていますね(これもロンジーというのだったか?)。相棒もさっそく可愛いのを買ってきてご機嫌の様子。しっかし女性の場合は特に衣服の乱れが気になるらしくて、歩いているとその辺のおばちゃんに呼びとめられて「なんだいなんだいこの着方は、まったくもう〜(<推測)」なぞとたびたび直されていましたね。
子供みたいに「ばんざい」させられて服を直されているのを見て、「や〜い」とお互い指差して笑っていたものです。

あと、あちらの女性の多くはタナカ〜(「カ」にアクセント)という名前の化粧を塗りますが、これも面白い。タナカ〜という木を擂ったものを頬や額に塗るんですが、おしろいのように真っ白なんですな。だからどんな美女もそれを塗りたくるとちょっと脱力〜なお顔になってしまって、なんだかもったいない。^^; このタナカ〜、付けるとスーっとして強い日差しを防ぐ役目もあるとか。元々化粧よりもそちらのほうが主眼だったのでしょうか。女性だけじゃなく子供にも日焼け止めのために塗るんですが、いかにもママがいい加減に塗りたくったような顔面真っ白の子供がいたりしてけっこう笑えます。(^ ^) 年頃の女性はタナカ〜の塗り方にも気を使っていて、可愛らしく見えるように形や大きさなどに色々と工夫をするとのことです。いずこの国も同じですね。
私同様、相棒も初めて訪れたこの国が大好きになったのですが、このタナカ〜だけは「絶対、イヤ!」と最後までやりませんでした。残念、写真にとってやりたかったのに。。。^^;
(2001.11/1)

 

↓古都パガンにて、ロンジー姿のおすまし少年。いかしたセンスのバッグも良いですな。この白いシャツと深緑のロンジーは、このあたりの学校の制服なのです。後ろにはパガン名物の馬車も見えます。

 

 

 

 


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