2003.3.7〜9

今回は初めから備中松山城という目的地があった。修復完了を祝して今月末まで入場無料。それに惹かれたわけだ。天気予報が悪い山陰は断念。山陽中心に回ることとするが、直前の天気予報で津山の午後が雨とわかると、真っ先に向かう地を津山に切り替える。高梁は一日曇りなので午前でも午後でもよかったのだ。車の時計が7:59から8:00に切り替わる瞬間にスタート。岡谷インターまでの通いなれた裏道で迷ってしまうという大失態。めざましテレビの占いでおとめ座は最下位で散々なことの続いた一日だったが、仕事外でもこんな目にあうとは…。岡谷ジャンクションから中央道へ。一気に名神に入る予定だったが恵那峡サービスエリアで15分の仮眠。小牧ジャンクションから名神高速。桂川パーキングエリアで1時間半の仮眠、すでに日が変わってしまっている。吹田ジャンクションから中国道。工事渋滞の情報もあったが快調に進む。社パーキングエリアでは寝袋に入って3時間も熟睡してしまった。前回に比べるとゆとりのある休憩のとり方だ。加西サービスエリアで天気の情報収集。岡山との県境が近づくにつれ、雨脚が強くなり、峠付近ではなんと雪。天気予報はいったいなんだったのだろう。勝央サービスエリアで朝食を摂る。雨脚は少し弱くなったが、天気予報は完全にはずれだ。津山インターで高速を降りる。

津山城は石垣しか残っていないのに、入場料が必要。天守台までいけず、当てが外れた。美作一宮・中山神社も雨。出発直前の予定変更は完全に裏目と出た。写真だけチョロッと撮って早々に備中松山城へ向かう。院庄インターから中国道、北房ジャンクションから岡山道。周囲の山が雪で白いのが不安。有漢インターからは県道と国道313号で高梁に到着。まだ9時前なので、紺屋川筋美観地区や武家屋敷通りを通って備中松山城へ。駐車場に車を停めると、すぐにシャトルバスが発車となった。タイミングが良い。途中、雨が雪に変わる。さすが山城だ。鞴峠からののぼりは初めてのときは非常に大変だったが、いろいろな山城を経験するとたいしたことなくなってくる。鳥取城、羽衣石城、佐伯城あたりの方がつらいような気がする。その登城の道は、小猿を中心とした非常に数多くのニホンザルが跋扈していた。前回の記憶はまったくないのだが…。財布を掠め取るようないたずらを仕掛けてくるようなサルはいなかったが、用心に越したことはない。前回、見落とした重要文化財の土塀もしっかりチェック。天守についたころはかなりの吹雪になっていたが、天守閣から出てくると雪は小降りになっていた。鞴峠まで下って、10分ほどシャトルバスを待つ。雪交じりの寒風にニホンザルと一緒では、これが限界。歩いて駐車場まで下ってしまった。1.2キロの下り道だったらどうってことはない。バス代は無駄になってしまったが。駐車場についてみると見事に晴れ上がってしまっていた。城の屋根も見えている。これまたなんと間の悪いことか。まあ、雪の中の城を初めて拝むことができたので、これもめったにないことだろうから、ラッキーだったと思うことにしよう。

瀬戸内は天気がよさそうなのであとはもう迷いなく向上寺を目指す。国道484号で賀陽インターに入り、岡山道を進む。岡山ジャンクションから山陽道。制限時速100キロの快適な道。福山サービスエリアで焼き金つば2つ買って昼食とするが、味には失望。福山西インターからしまなみ海道に向かい、井口島北インターまで。瀬戸田町に入って耕三寺近くの向上寺三重塔に無事到着。
一度来ただけあって少し迷っただけですんだ。前回ノーチェックだった塔の上のほうに続く遊歩道にも上って行ってそれなりの写真を撮ることができた。入場料1000円の耕三寺はいつもパスしてしまう。井口島は今回で3回目だがまたしてもパス。来た道を引き返し尾道に向かう。片側交互通行のあった向島で降り、古いほうの尾道大橋をわたってすぐ近くの浄土寺。前回は図書館に車を停めて痛い目にあってしまった。今回は、国道2号沿いのバス用の駐車場に停めさせてもらってしまった。続いて、天寧寺の前の立体駐車場を再度利用し、天寧寺、西國寺をめぐる。時をかける少女で有名なタイル小路は今回も見つけられなかった。尾道ラーメンを食べる食欲はなく、福山市へと向かう。国道2号の旧道を進んだが、渋滞にいたたまれなくなってバイパスに。福山市に入るとまたしても渋滞。しかし、目指す明王院は芦田川の手前で、助かった。福山城にも立ち寄る。有料駐車場利用。福山城は逓減率の低い天守閣で少々不恰好だが、斜めから写真を撮ったらそれなりに格好よく見えた。広島の国宝木造塔、3つともつつがなくクリア。

続いて国道313号で神辺町。特別史跡の廉塾並びに菅茶山旧居。ホームページで時間を確かめてしっかり間に合うように行ったが、まったく一般公開している気配がない。現在も菅さんがお住まいになっている様子。見学の申し込み・予約をしないといけなかったのだろうか。神辺町に問い合わせておくべきだった。とりあえず、菅茶山記念館によっていく。次は国道486号で新市の備後一ノ宮吉備津神社へ。備中一ノ宮の吉備津神社と混同していたいわくつきの神社だが、古い4枚の絵葉書が500円はちょっと高すぎる。お守りもビニール入でがっかり。でも、これで心置きなくビニール入のお守りにも手を出していくことになるだろう。ビニールは経年劣化がはなはだしいので今まで敬遠していたのだ。最後は日が落ちる前に笠岡市の遍照寺多宝塔を目指す。福山東インターから笠岡インターまで山陽道を利用し5時ころ到着。あとはゆっくり買い物、夕飯を済ませて、国道2号で金光町の健康ランドを目指した。7時過ぎには着いてしまい、8時前には寝てしまった。


翌9日は6時過ぎに起床。すでに空は明るい。朝風呂に入って身支度を整え、6時40分に出発。国道2号で快調に倉敷に向かう。朝食は前日にミスタードーナツで買っておいた。イチゴソースの入ったドーナツがめちゃくちゃうまい。遍照院へは少し迷ったが、すんなり到着。ひとけの少ない倉敷美観地区にも足を伸ばした。次は北上して総社市の宝福寺。続いて備中国分寺。岡山の重文木造塔を次々と攻略していく。吉備津神社に行く前に備中高松城跡にも寄った。吉備津神社から吉備津彦神社を経由して岡山後楽園へと向かうルートはこれで3度目。もうすっかりおなじみの道となっている。10時に後楽園着。駐車場はかなり車で埋まっている。3月とはいえまだ冬のような陽気なのに人気のスポットだけある。芝焼きで少しこげた芝の色が渋い。偕楽園には及ぶべくもないが、梅の花がしっかり咲いていたのが彩りを添えていた。後楽園にくれば岡山城はセットで見ていくもの。でも、今回は共通券を買わず、城の外観の写真だけとって先を急ぐ。高速を使わず国道2号で備前市へ。山中の大滝山三重塔、国道沿いの真光寺、そしてお気に入りの特別史跡にして国宝の閑谷学校。備前焼のかわらは本当に美しい。かまぼこ型の石塀も良い。ここも、観光客が多く集まるスポット。備前市自体が、備前焼の町として集客力があるのでたいてい道が混んでいる。この日はここまですべて再訪の場所ばかり。河合継之助が備中松山で会った山田方谷宅跡が近くにあるので寄っていくことにする。道すがらローソンにより軽く昼食を済ませる。石碑とちょっとした説明板だけのもの。近くに熊沢蕃山宅跡もある。

備前インターから山陽道を利用し兵庫県にはいる。龍野西インターで降りて太子町の斑鳩寺に。つい最近、太子町は宮本武蔵生誕地のひとつとして紹介されていた。特命リサーチで聖徳太子の地球儀も取り上げられていた。(それは江戸時代に作られたもののようだが。)それらは一切チェックせず、三重塔だけに固執して、次は初めて訪れるスポット龍野城。なかなかのたたずまいを見せている城だ。龍野市立歴史文化資料館も場内にあるので寄っていく。人形の首をはじめとする玩具の展示がたくさんあった。さらに北上すると播磨一ノ宮がある。向かおうかと思っていたら雪が舞ってきた。前日の津山の荒天が思い出され、山陽道沿いに進むことにする。三木東インターで降りて伽耶院へ。多宝塔の写真を撮っていたらいきなりシャッターが切れなくなってしまった。バッテリーがいつの間にかなくなっている。前回の会津行き以来、トータル300枚を超える写真を撮っている。バッテリーの持ちが良いことでつい油断してしまった。修復が完了したという情報が入っている六条八幡神社にはいけなくなってしまったが、3時前にここを出ればさほど遅くない時間に帰り着けるというもの。大量の仕事を残してきているため、ここでのバッテリー切れは幸運と捉えよう。今年中に播磨ドライブを企図したい。山陽道を東へ進むと神戸の辺りはなんと雪。八幡神社にいけなかったことがますますラッキーに感じられてきた。
天王山トンネルなど、ところどころで雨が降っていたが、濃尾平野に出るとすばらしい晴天が広がっていた。養老サービスエリアで休憩を取った以外はノンストップ。前夜、たっぷり睡眠をとっておいたから快調そのものである。しかし、好事魔多し。金光町で満タンにしていたガソリンが切れてきた。やむなく、伊那インターで降り、ガソリン補給。リッター108円はあまりにひどすぎる。ちなみに金光町では97円だった。伊北インター手前のモスバーガーで夕食をとり、後は一路、下諏訪へと帰ってきた。

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