2005.5.7 Sat

本当は県外まで足を伸ばす予定はなかった。天気の悪い午前中は、郵便局に行ったり、車のオイル交換をしたりして過ごしていた。天気が回復する午後に、メールにて写真のリクエストを頂いた大町市の国宝・仁科神明宮にちょろっと出かけるだけのつもりだったのである。ところが、昼食を食べ終わると美しい青空がどんどん広がっていた。肝腎の仁科神明宮の写真は好天の下でさえない物となってしまった(もともと、とても国宝建築物には見えない建物ではある。)が、せっかくの好天。大町市まで来てしまったことだし、十数年ぶりの黒部ダムに出かけることにした。

14時過ぎ、扇沢駅着。駐車場は1000円も取られる。下の方の市営駐車場なら無料なのだろうか。更に片道15分ほどのトロリーバスは往復2200円。黒部ダムを見るだけで3200円も払うのはいかがな物かと思うが、ここまで来たら引き返せない。14:30発のトロリーバスに乗車。車内はがらがらだ。途中、破砕帯の部分には青い照明がある。かなり昔、たしか少年マガジンに載っていた「破砕帯を抜け!」と言う漫画を読んだ記憶がおぼろげながらある。

黒部駅に到着。迷いなく220段の階段が控える展望台へと足を向ける。初めて黒部ダムを見たときの感動は既に味わうことはできない。観光放水が行われていない季節であったのが大きな誤算とも言える。かなり失望しつつも、新展望台、そしてくろよん記念室で古めかしい映像も一通り見ていく。15:35発のトロリーバスで扇沢に戻るが、ツアーの団体客とかち合い、帰りは満員御礼。

既にかなりの夕刻であるが、ただ帰るつもりはない。帰路、偶然前を通った松川村の安曇野ちひろ美術館に寄っていく。入場料800円。富弘美術館同様、かなり商業主義に徹しているが、雰囲気は悪くない。水墨画にも通じるいわさきちひろの画風は個人的には結構好みだ。周囲の景観もなかなかの物である。

既に17時に近く、碌山美術館などの安曇野の名所はあきらめるしかない。とりあえず、それなりの風格のある穂高神社には寄ってみたが、お守りを買うことはできなかった。

最後に駄目元で大王わさび農園に行ってみる。既に17時を回っていて蛍の光が流れていたが、わさびソフトとわさびコロッケは求めることができた。わさびソフトは殆どわさびの辛みは感じない。コロッケは「もう終わりだから2個買わない?サービスするから。」と言われ承諾すると、「半額ね。」要するに1個ただでもらったのと同じ。ラッキー!ETC通勤割引で急ぎ家に帰り、わさびコロッケを夕食のおかずにしてみたが、そこはかとなくわさびの風味があり、それなりにうまかった。

日帰りドライブはかなりこなしてきたが、午後に出発する純粋な半日ドライブで県外にまで足を伸ばすのは初めて。といっても、車は長野県内におきっぱなしであったのだが…。


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