前の年、有馬記念の前売り入場券発売が一週早まったことを知らず、20世紀最後の有馬記念の生観戦を逃していた。21世紀最初の有馬記念は逃すわけには行かないが、8日の土曜日は所用がある。関東地区では前売り券を二日に分けて発売するので9日は本当にラストチャンス。万全は期すものの不安は残る。前日、長野からの帰宅は遅かったものの、早朝、石和に向けて出発。7時には無事、WINSにたどり着けた。駐車場があいたあと、外で一時間以上待たされるのだが、温暖化の恩恵か、寒さはさほど厳しくない。無事、前売り入場券は入手できた。馬券を買いたいレースがあるわけでもないので、山梨県内の寺、神社、城を回ることとする。まずは、甲斐善光寺。週刊古寺をゆくを見て無性に行きたくなった次第。いつもは通り過ぎていた。そして2度目となる武田神社。武田信玄を祀る神社だが、ここは躑躅が崎館跡でもある。次は街中に出て行って甲府城。駐車場がないので短時間、路上駐車をさせてもらった。最後に、甲斐一宮浅間神社。一宮としては大きいほうではない。乗り気でないといいつつ一宮コレクションにも相当、力を入れてしまってきている。

年末年始の帰省はなしと決めていたので、のんびりと年末ドライブにいそしんだ。残務を片付けてからのんびり出発。中央道、名神、北陸道と進んで長浜IC。長浜城に行ってみたら、年末年始は休館とのこと。つづいて国宝の三重塔がある西明寺。ここはあいていて本堂の拝観で阿弥陀如来像のお話なんかも伺ってしまった。あみだくじの語源などのお話。肝心の三重塔はすでに薄暗くまともな写真が撮れなかったので再度、訪れることに決めた。暗闇の中、水口を抜けて途中夕食をとり、定宿の奈良健康ランドに投宿。翌日は、早朝に出動して法隆寺へ。閑散としている朝の法隆寺はやっぱりよい。この日はすばらしい快晴でもあった。天気がよすぎると五重塔は陰になって写真が撮りにくくなってしまう。中宮寺にもよっていく。拝観料も高いが絵葉書も高い。続いて大和大納言豊臣秀長の居城、大和郡山城。近鉄線のすぐ脇に有る城だ。さらに北上して奈良市のはずれのほうにある霊山寺。しぶい三重塔の対岸に白金箔を貼った白金殿がある。奈良の市街地方面へ向かって平城宮跡にも立ち寄る。いまだに発掘作業が継続している広大な特別史跡。世界遺産にも登録されている。奈良の市街地は駐車場代が高くていやなのだが、観念して興福寺へ。有名な阿修羅像をはじめて拝む。五重塔のあたりでは外国人観光客の姿を多々見かけた。続いて一度も訪れたことのない春日大社へ。駐車場代はなんと1000円。交通安全のお守りステッカーをもらえるのでお守り代とあきらめるしかない。ここから歩いて高校の修学旅行時には行かなかった二月堂、三月堂に向かう。三月堂の日光月光両菩薩像は戻ってきていた。国宝の仏像がひしめくすばらしい堂である。大仏殿に向かう途中、天ざるそばを昼食に摂る。大仏殿は大仏開眼1250周年の祝賀式典の準備でばたついていた。奈良市を離れるとすぐ隣の加茂町。ノーチェックだった重文の岩船寺三重塔は鮮やかな朱色にリニューアルされていた。一瞬、浄瑠璃寺に間違えてきてしまったかと勘違いしてしまったほど。国道24号を北上して寶塔寺。本堂は平成の大修理中。修復完了まではかなり時間がかかりそう。最後に近江一宮建部大社。翌日は滋賀県内を回る予定なので次の日でもよかったのだが、時間があったので足を伸ばしてしまった。結局、天理の奈良健康ランドまで戻って宿をとる。最終日も早朝の出動。前日うまく撮れなかった瀬田の唐橋の写真を撮って石山寺に向かう。土産物屋等あいてなかったおかげで駐車場代は取られなかったが、絵葉書は手に入れられなかった。雨も降ってきてあまりよいコンディションではない。ここもそのうち再訪したいところ。次の常楽寺に向かうころには雨は上がっていた。ここから一転琵琶湖畔に向かう。近江八幡市の長命寺。寺名のとおり、長寿にご利益がある模様。かなり山の高いところにあるので琵琶湖の眺めがとてもよい。そしてずっと行きたいと思っていた安土城へ。石段などかなり整備されているように感じた。不粋な復興天守などこの城にはいらない。数少ない建物の遺構としてハ見寺三重塔もあるがなかなかよいたたずまいだった。再び高速を越えて山際に向かい金剛輪寺へ。ここは血染めのもみじが有名。一ヶ月前だったらさぞかしすばらしい眺めだったことだろう。山際を北上すると初日に訪れた西明寺。今回は本堂の拝観はパスして写真撮影だけに集中したが、レンズに水滴がついていてがっかり。なんともついていない。最後は国宝彦根城。二度目の訪問だが前回無視した重文の櫓等、すべてチェックして回った。滑りやすい階段が金属製のものに変わっていたが、国宝の建造物にそんな手を加えてしまってよいものなのだろうかと感じてしまった。

  ドライブ記録2001秋へ