2004.7.9 Fri

上諏訪発18:59特急スーパーあずさ34号−新宿着21:05


7月の超割も実は初めは北海道を狙っていた。しかし、とても良い季節の北海道便は当然のごとく、あっという間に売り切れる。梅雨明け前で台風のリスクすらある九州便は余裕たっぷり。壱岐、対馬の特別史跡を回るのには丁度良いと対馬便をまず押さえた。復路は船で壱岐経由と考えていたが、日程的に厳しいことが判明。空港から厳原港への交通にも困ってしまうため、壱岐は佐賀に行った際に訪れることとして対馬を重点的に回ることとした。超割の航空便を押さえておけば8000円ですんだのにWeb割のみの11700円の正規運賃を泣く泣く支払う。

何とか仕事を片付けてあずさの回数券で上京。今回の使用で来月の人間ドックの際に回数券を使い切ることができるわけだ。
上諏訪駅までの道中が今までにない渋滞でかなり時間を要したがゆとりを持って家を出ていたので問題なし。久しぶりに上諏訪駅1番線の足湯も楽しめた。今週は記録的な猛暑が続いてこの日の夕刻もかなり蒸し暑かったが、思いのほか熱い足湯が心地よかった。
2004.7.10 Sat

新宿発5:02(山手線内回り)−品川着5:23
品川発5:26(京急本線エアポート快特)−羽田空港着5:40
東京国際空港7:30−ANA241便−福岡空港9:15
福岡空港10:10−ANA4903便−対馬空港10:45
(レンタカー)
対馬空港16:45−ANA4908便−福岡空港17:15
(福岡市営地下鉄)
博多発17:51(鹿児島本線)−箱崎着17:57
(西鉄バス)


さほど早くはないフライト、しかしどうしても気持ちが逸り素早い始動となる。全国的には雨の予報だったが早朝の羽田空港には明るい日差しが降り注いでいた。そして対馬も晴れ予報。二ヶ月も前に航空チケットを購入しているのだが、本当についている。空港に到着するなり500ccのジャワティーストレートを一気飲み。ANA FESTAで朝食を調達。1000円以上の利用で電子マネーEDYで支払い一割引。マイルも加算される。朝食を済ませると程なくして搭乗、そして離陸。アクアライン辺りはよく見えていたが、あとは雲が広がっていた。機内ではめざましテレビを見て気になっていた2000円の紙飛行機を購入。学研と全日空の共同開発で7〜8月の限定販売だという。どうも限定物に弱くていけない。フライトは順調で予定より5分早い到着。福岡は予報どおり晴れ。ここで初体験の飛行機の乗り継ぎ。ところが対馬便の表示がない。いったん外に出てかなり歩いて古い第1ターミナルに行きやっと発見した。福岡空港ではマイナー路線は皆この第1ターミナルに追いやられているのである。対馬便はわずか30分のフライト。滑走路に向かう動きもあるから空を飛んでいる時間はとても短い。一眠りしていたら着いていた。快晴の対馬はやはり蒸し暑い。レンタカーを借りてまず向かうところは特別史跡の金田城。特別史跡全制覇を目指す今回最大の目的地である。しかし事前にネットで得ていた情報では頂上まで一通り回って歩くと軽く2時間かかってまうという。炎天下、2時間も登山するというのは非常に気が進まない。とりあえず、細い道を分け入っていけるところまで車で入っていく。すれ違いなどできない細い道だが、わざわざ対馬まで来てこんなところを目指す物好きは私一人だけで助かった。11時15分、頂上目指して歩き出す。山間の道は木陰で具合が良いが景色は今ひとつ。浅茅湾を望める眺望のいいところは日差しがきつい。尾根伝いの石塁が所々見えている。石塁の総延長は2.4kmにもなるという。汗はとめどなく滴り落ち、昨年の熊本城巡りの時以来であろうか、デジカメD100を汗まみれにしてしまった。途中蛇にも遭遇。蝮の模様ではなかったが、あの頭の形は毒蛇特有のもの…。大嫌いな蛇との遭遇で意気阻喪。やっとの思いで頂上にたどり着いた。ネット情報では50分かかるところを30分で済んだので上出来だ。旧日本軍の遺構も残っている。晴れた日は韓国まで望めるというが海霧がかかっていてそれは無理。頂上からは一ノ城戸に降りるのだが、所要時間40分の表示。これが本当に道がつながっているのか疑いたくなるような細くて急で枝葉を掻き分けるようなひどい道。くもの巣も顔にまとわりつくし、雨上がりで木や岩は滑りやすいし、全身汗でびっしょりで最悪の状態だ。滑って転ぶと気力を失ってしまうので慎重に歩を進める。20分で一ノ城戸に到着。この頂上と一の城戸を結ぶルートはあまりにひどくてちょっとお薦めできない。一ノ城戸から二ノ城戸はすぐにたどり着ける。土塁、建物跡を越えて三ノ城戸。各城戸にはそれなりの石垣遺構が残っている。この朝鮮式山城や、同じく特別史跡の大野城、基肄(きい)城、水城を見ると白村江の戦に敗れた朝廷は本気で唐・新羅に攻め込まれると思って防備を固めたことが良くわかる。一時間半に及んだ本格的山城攻略完了。今回の苦しさを経験したおかげでこの先、どんな山城でも攻略していけそうな気がする。

もうひとつの私のこだわり、一宮攻略に向けて対馬一ノ宮・海神神社ははずせない。たいした距離ではないと思っていたが、リアス式海岸の対馬の道は細く曲がりくねっていて侮りがたい。先月の北海道とは天と地の差がある。途中、500ccのQooを一気飲み。昼食は抜く気満々である。たどり着いてみると300段近い石段が立ちはだかっていた。カーエアコンのおかげで汗が引いていたので、再び汗まみれにならないよう、落ち着いて石段を登っていった。14時には韓国が見えるという更に北を目指して出発したが、これはいくらなんでも無理というもの。疲れでまともな判断力が失われていたとしか思えない。14:35になったところでUターン。殆ど対馬のいいところを味わえずじまいでなんとも悔いが残る。帰りがけ、和多都美神社にだけは寄っていく。海幸彦、山幸彦ゆかりの神社だ。海中に石の鳥居が立っている。空港近くには対馬独特の石屋根があったのでこれもチェック。下島に残る本物もいつかそのうち…。

福岡への帰路もあっさり到着。超割の福岡−羽田12050円と遜色ない対馬−福岡11700円はやはり割高感がある。ジェットフォイルも8000円以上するので文句は言えないが…。空港からは地下鉄で博多駅へ行き、翌日使用する予定の2枚切符を購入。さらにまだ大分日が高いので筑前一ノ宮・筥崎宮を目指した。かなり迷って九州大学の方まで行ってしまった。楼門が西日を正面から浴びてなかなか美しい。

夕食は夜景を楽しみながら福岡タワーでと決めていた。地下鉄を使おうかと思ったが駅が見つからずバスで西新へ。中洲辺りでは博多祇園山笠のため小さなお子さんから大人まで締込姿の男たちが歩きまわっていた。西新から福岡タワーまでも結構、距離はある。地上120mの4階でオリジナルカクテルとつまみをいくつかたのんだが味は期待していたほどではない。福岡タワーのライトアップは七夕に因んでか、天の川。


2004.7.11 Sun

博多発7:56特急かもめ5号−佐賀着8:40
佐賀発10:45特急かもめ10号−博多着11:18
(西鉄バス、福岡市営地下鉄)
福岡空港16:30−ANA260便−東京国際空港18:00
羽田空港発18:21(京急空港線急行)−品川着18:41
品川発18:47(山手線外回り)−新宿着19:06
新宿発20:00特急スーパーあずさ33号−上諏訪着22:13


前日の疲れがあったのか私としてはかなり遅い6時過ぎの始動。外はすっかり明るくなっている。この日は朝一番で佐賀で献血の予定なので時間にゆとりがあるのだ。歩いてもうひとつの筑前一宮・住吉神社に向かう。拝殿の上に朝日が輝いていた。近くのファミレスで軽く朝食。博多駅に戻って7時20分。すぐに出る特急があったが、献血を早くやってもらえるわけでもなく、白いかもめにも乗りたかったので一本やり過ごす。白いかもめ、885系はシートが快適で在来線特急では一番好きな車両なのだ。佐賀まで片道1000円の二枚切符はとってもリーズナブル。といっても佐賀で献血するためだけに2000円も使ってしまうのは酔狂というものだが。来月佐賀県をくまなく回る予定なのに敢えてこの日に佐賀に向かうのはここが日曜日も業務を行っている貴重な血液センターだから。来月は平日献血が可能なので平日しか業務を行っていない長崎赤十字血液センターまで足を伸ばそうと思っている。佐賀県内は常設の献血スポットはここ一箇所。佐賀駅北口からまっすぐ歩いて10分ほどで着いてしまったので交通は至便といえる。繁華街の中ではないので車でも行きやすいと思う。ヘモネティクス社製の新しい採血機だったため30分ほどで採血終了。401回目の献血で献血手帳は41冊目だが初めて長野、群馬以外の赤十字血液センターの印影をゲット。早速印影コレクションのページに送ることにしたい。こんな楽しみもある献血手帳だが今年度をもってお役御免となってしまうのがなんとももったいない。次が私にとって最後の献血手帳となる。411回目はどこにターゲットを定めようか。

復路も白いかもめでつつがなく博多駅に降り立つ。ここで福岡市営地下鉄の一日フリーパスを購入。早速、中洲川端へ向かいここまで我慢してきた博多ラーメンを一蘭にて食す。この旅の中で一番満足できた食事だった。食後の腹ごなしは福岡城。いつしか雲が広がっていたが、日差しは降り注いでおり、ここ数日と同じように蒸し暑い。堀は蓮で埋め尽くされていた。潮見櫓や重文の多門櫓をチェックして天守台へ。かなりの高台になるので大濠公園やシーサイド百地などの眺望がすばらしい。福岡城はちょこっと見てまわれるような城ではなく、すっかり汗でびっしょりになってしまった。次は西新で降りて元寇防塁跡。大河ドラマ「北条時宗」をやっていた頃から一度来たいと思っていたところだが、かなり規模が小さく拍子抜け。さっさと福岡市博物館を目指す。汗まみれになって疲れ切っている体に博物館の冷房は心地よかった。ここの売りは金印だが、大友家臣団関係の展示も少しだけあった。立花城にはぜひ行ってみたい。広田弘毅に関する展示はまったくなかった。A級戦犯ということで持ち上げるのをはばかっているのだとしたら、落日燃ゆを読んで認識を改めてもらいたいものだ。せっかくの一日パスなのでバスを使わず、地下鉄駅まで延々と歩く。せっかくの山笠期間中なので櫛田神社にも行ってみる。その前にふるさと館に寄り、ビデオやら掛け軸やら、屏風やらで飾り山を見てしまったので何とか実物を拝んでみたくなったのだが、幸いにも櫛田神社に展示してあった。しかもラッキーなことに新選組の飾り山。そろそろ空港に戻らねばならない時刻だが近くの聖福寺と承天禅寺には寄ってみた。聖福寺は九州一の臨済宗の寺だったというが本堂には入れず、観光客も寄り付かず、閑散としていた。謝国明ゆかりの承天禅寺は寺の説明すらもない。

空港ではヱビスビールでのどの渇きを癒す。定時運行が達成され予定時刻より早く羽田空港には着いたのだが、タラップ車の到着が遅れ、機内でかなり待たされてしまい、リムジンバスの連絡ということもあって予定していた列車にはぎりぎり間に合わなかった。おかげで、上諏訪到着は22時過ぎ。大河ドラマは金曜の再放送を見ることにするしかない。池田屋事件の直前だというのに。

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