2004.1.9 Fri

上諏訪発19:46−塩尻着20:05
塩尻発20:32特急ワイドビューしなの26号−名古屋着22:23
名古屋発22:47寝台特急はやぶさ−

青春18きっぷの残券が二日分。飯田線の旅など魅かれるプランはいくつかあったのだがせっかくの三連休なので可能な限り遠出をすることに。昨年いけなかった巌流島を目指すこととした。使い慣れた最終のしなのとはやぶさの乗り継ぎ。新幹線利用に比べ5000円も高い。最終ののぞみでビジネスホテル利用という選択肢もあったが睡眠時間確保のため敢えて寝台特急利用とした。明朝は最初の停車駅広島で下車して18きっぷをフルに活用する腹積もりだ。



2004.1.10 Sat

広島着5:21
広島発5:50(山陽本線)−下関着9:47
(タクシー、バス)
下関発13:29(山陰本線)−小串着14:07
小串発:14:12(山陰本線)−長門市着15:20
長門市発15:51(山陰本線)−仙崎着15:55
仙崎発17:46(美祢線)−厚狭着18:57
    ◇美祢線完全乗車
厚狭発19:20(山陽本線)−下関着19:52


広島発下関行きの普通列車は現在も残る指折りの長距離普通列車である。乗車時間はほぼ4時間。青春18きっぷを利用しているという実感がひしひし。下関には定刻着。未練たらしく路線バスを探してみるがわからなかったのでタクシーで唐戸桟橋へ。ジャストタイミングで巌流島行きの船に乗り込んだ。多少波はあったのだが、船の揺れることといったら…。また、下関駅近くに桟橋があれば巌流島までほんの数分で着くはず。わざわざ遠回りをするのはなぜなのだろう。ある程度船に乗っている時間がないと商売にならないのかもしれない。巌流島は武蔵と小次郎の決闘であまりにも有名だが取り立てて見所のある島ではない。二人の銅像が一番の撮影スポットだ。人工海浜は二人の決闘の情景をイメージして作られているとのこと。舟は武蔵が乗ってきた舟をイメージしているのだろう。45分間の滞在で再び本州へと戻る。桟橋のお向かいには旧秋田商会。日本初の屋上庭園とのことだが見栄えはあまりよくない。灯台としても用いられたというドームを持った建物の外観のほうが見栄えは良い。すぐそばの旧英国領事館、少し歩いて日清講和記念館などすべて入場無料というのは素晴らしい。壇ノ浦の戦いで海の藻屑と消えた安徳天皇を祭神とする赤間神宮が今年の初詣の場所となった。宮本武蔵が巌流島へと向かった出航の地はこの辺り。唐戸まで歩いて戻ると下関行きのバスが今にも発車する様子。あわてて飛び乗って海峡ゆめタワーへ赴いた。消防のパレードがあって道を横切るのがためらわれたが結局突っ切ってタワーに登り此処で昼食。雑炊ととらふぐのから揚げと純米大吟醸という贅沢三昧。から揚げなど3個で1500円だから一個当たり500円だ。その下の階では決闘!巌流島展をやっていた。NHK大河ドラマ関係の展示である。撮影に使用された鉢巻やら櫂木刀やらも展示されていた。下関は高杉晋作関係の場所はいまだにノーチェック。義経が始まったら壇ノ浦の古戦場のチェックをたくらむと思うのでその際は下関をレンタサイクルで回りたいものだ。列車の時間までしばらくあったのでミスタードーナツで軽く腹ごしらえ。金子みすゞゆかりの仙崎を山陰線経由で目指す。時折海岸の景色が開けるが総じてひなびたローカル線の車窓。小串で乗り継いで長門市着。此処から更に列車を乗り継いで仙崎へ。山陰線は全線乗車まで長門市−東萩間を残すのみとなった。仙崎駅前からはみすゞ通りがまっすぐ伸びている。まずは金子みすゞ記念館をチェック。みすゞの部屋なども再現されていて綺麗にまとまっている記念館だ。更に通りを先へと進み遍照寺でみすゞの墓をチェック。仙崎は家々の軒先にみすゞの詩を木の板に書いて掲示するなど町をあげて金子みすゞを盛り立てている。有名な「わたしと小鳥と鈴と」の歌碑のあるみすゞ公園までは1km以上あるのだが歩いて行ってしまった。一日6本しかない仙崎支線で仙崎まで来ておきながら海上アルプスの青海島をパスするのはなんとも残念だが、時刻が遅いので仕方ない。続いて初めての美祢線に乗車するも既に真っ暗で車窓を楽しむべくもない。下関まで戻って遅い夕飯をケンタッキーで済ませ、安いサウナに宿をとった。      

2004.1.11 Sun

下関発6:41(山陽本線)−新下関着6:49
新下関発8:33(山陽本線)−新山口9:31
新山口発9:36(山口線)−山口着9:57
(コミュニティバス)
山口発12:02(山口線)−新山口着12:23
新山口発12:32(山陽本線)−四辻着12:36
四辻発14:23(山陽本線)−徳山着14:59
徳山発15:24(岩徳線)−周防花岡着15:34
周防花岡発16:20(岩徳線)−岩国着17:29
   ◇岩徳線完全乗車
岩国発17:40(山陽本線)−広島着18:26


真っ暗なうちから始動。新下関からてくてく歩いて長門一宮・住吉神社には7:20に到着したが燈籠に灯が入っておりまだかなり薄暗い。下関の経度は那覇と大して違わないことをこんなことで確認してしまった。国宝の本殿は九間社流造で千鳥破風が正面に五つついている珍しいもの。お守りと絵葉書を買えるかもと8時まで迄待ってみたがあきそうにないので駅へ向かう。途中のローソンで朝食を調達。列車を乗り継いで山口へ。山口駅に着くと今にも100円均一料金のコミュニティバスが発車するところ。行き先も確かめず乗り込んだら何と湯田温泉方面へ行ってしまうバスだった。西に曲がったところで下りるとそこはザビエル記念聖堂のほど近く。つい立ち寄ってしまったが、日曜のミサの最中で二階には入れなかった。山を下りたところには山口県立美術館が。高橋由一の作品が見られる特別展に1000円払って立ち寄る。自画像も良かったし、有名な鮭は木の板に描かれていた。東北歴史博物館で見たのとどうも違うなあと思っていたら彼の鮭は6種類もあることがクイズによって判明。勉強になった。そのほか、徳川慶喜や黒田清輝の作品も見ることができ満足。つい調子に乗って1800円のカタログまで購入してしまう。続いて県庁前にある旧山口藩庁門をくぐって重要文化財の山口県旧県庁舎・県政資料館へ。歴代議長やら知事などには興味はないが、入場無料なので可。旧知事室などの雰囲気を味わうだけでも良い。隣の旧県会議事堂はまだ修復工事が終わっていないので先へ進む。国宝の瑠璃光寺五重塔。池の後ろの山の緑の中にたたずむ塔の美しさは室生寺の五重塔と甲乙つけがたい。瑠璃光寺資料館は全国の五重塔に関する展示だがたいした内容ではないのでパスしてバスに乗り込む。ほぼ正午に山口駅着。素晴らしいタイミングで列車に乗り込んだ。次の目的地・四辻は大村益次郎の出身地、鋳銭司。まずは大村神社に向けて2kmほどの道のりをてくてく歩く。ここの祭神はもちろん大村益次郎。合理的精神の持ち主の彼にとっては自身が神に祭り上げられてしまうのは迷惑以外の何者でもないと思うのだが…。神社の隣は鋳銭司郷土館。入場料100円。貨幣の鋳造に関する展示はさらっと見て大村益次郎関係の展示をじっくりと見た。長い説明を全部聞いたので花神の世界が懐かしく思い起こされた。地図上では近くに見えた大村益次郎の墓は結構遠い。彼の妻の墓と二つ並んでいた。生誕地碑は四辻の駅のそば。見当をつけて向かったらあっさりと見つかる。列車の乗り継ぎ等、うまくいかなかったら此処はパスつもりだったのだが、来ることができて本当に良かったと思う。あとは広島に向かう途中で閼伽井坊多宝塔をチェックするのみ。横から日の光がさして何時になく写真が撮り易かった。岩徳線完全乗車を果たし広島に着くと迷わずるるぶで目をつけておいたお好み焼き屋へ。ろくな食事を取っていないこの日、やっと満足の行く食事となった。宿に入る前、平和大通りまで足を伸ばして列車の中吊り広告で見たライトアップの様子を見てきたがたいしたものではなかった。

2004.1.12 Mon

 (広電、宮島航路、アストラムライン) 
広島発15:31のぞみ22号−名古屋着17:45
名古屋発18:00ワイドビューしなの23号−塩尻着19:49
塩尻発19:54−上諏訪着20:13

前日に比べてゆっくりと始動したが、それでも7時前。外はまだ暗い。セブンイレブンで朝食を調達。宮島口行きの市電でまっすぐ厳島神社を目指す。停車駅が多いので広電宮島口には丁度8時に到着。連絡船に乗って宮島へ。ツアーの団体客が何組もいてたいそうな賑わいだ。さすが世界遺産。大潮の時には海水があふれてしまうこともあるようだが、今回は丁度干潮。海水が満ちていたほうが見栄えは良いのだが。有名な大鳥居は朝日を直に浴びていて朱色がより一層鮮やかになっている。300円の拝観料を払って団体客を次々と追い抜いていく。舞台の上がやけにすべると思ったらびっしりと霜が降りていた。清盛神社のほうは人気がない。石段を登って多宝塔まで行くと大鳥居や千畳閣、五重塔などが一望できすばらしい眺めを楽しめるのだが、私が独り占めしてしまった。千畳閣や五重塔も団体客はパスしていくので人は少なめだ。五重塔は高台の上に立っているので近くに行かなくても良く見えるのだが…。豊臣秀吉が作ったという千畳閣は未完成のままだというが、857畳分の広さを誇る壮大な建物だ。下へ降りて焼き牡蠣を食べようと思ったが、10:30からということで断念。寒くなければロープウェイで弥山にも登って時間をつぶすのだが…。次は紅葉の季節に訪れて弥山にも登ってみたいものだ。来た道をそのまま戻って連絡船、広電で原爆ドーム。負の世界遺産だ。ドームの周りを一回りしてから平和記念公園へ。原爆の子の像、平和の灯、原爆慰霊碑とたどるとそこはもう広島平和記念資料館だ。入場料50円。これで3回目になるが、力こそすべてと思っているアメリカ人にはぜひ見てもらいたいものだ。昼食には広島ラーメンをぜひ食べたかったのだが、普通のラーメンになってしまって残念。今度広島に来るときはラーメンが最大の目的になるだろう。昼食後、今までノーチェックだった爆心地碑を探したが、長崎のに比べてとても控えめだった。ここから広島城へはアストラムラインという新交通システムを利用する。市街地の部分は地下を走っている。本通から城北までの2駅区間のみの利用。城北の駅を出て少し歩くと目の前に広島城の天守が。城の入り口ははるか南なのだが、天守閣の写真を撮るには城北側がベスト。内側に入ってしまうとあまり良い写真は撮れない。堀に沿って歩いて表御門をくぐり、多聞櫓、平櫓、太鼓櫓の中ものぞいていく。天守閣の中の展示は一般的なものだが、つい最近、読了した「城塞」には福島正則や浅野長晟もかなり出てきていたので興味深く見ることができた。ここから徒歩で縮景園へ向かう。隣の広島県立美術館でモネ・ルノアール・印象派の特別展をやっていた。こればぜひ見たいと思ったらすさまじいばかりの長蛇の列。あまり美術に興味のない私ですら見たいと思うくらいなのだからこれだけの人が集まってしまうのも仕方ない。美術館はあきらめて縮景園をじっくりと見て回る。そして少し寄り道をして世界平和記念聖堂。なんとも物々しい名前が気になったのだが、一応教会である。原爆の街、広島ならではというものだろう。まだまだ時間はあったが、駅へ向かってそこでイチゴパフェとレモンスカッシュを頼んでしまう。ここで十分すぎるほどのおやつを取ったため、夕食は家で大丈夫。500系ののぞみの自由席の混雑はすごかったようで、広島を出るときに客がドアに挟まれるというトラブルがあり出発が5分遅れる。速達型ののぞみははやてのように全席指定席のほうが良いと思うのだが…。しなのへの乗り継ぎは全く問題なく、後は定刻で戻ってくることができた。
       

  鉄道の旅・名古屋へ

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