2005.9.18 Sun

上諏訪発6:19−塩尻着6:39
塩尻発7:19特急ワイドビューしなの2号−名古屋着9:17
名古屋発9:34新幹線のぞみ7号−広島着11:48
(レンタカー)

土曜日が勤務日で振替休日が20日(火)。世間の3連休とずれているため自由席で広島まで出掛けることとした。今回は献血が最大の目的だが、今まで広島というと宮島、原爆、尾道、福山と言ったところをターゲットにしていて、まだまだ見ていない街が多い。この際なので毛利元就ゆかりの地・郡山城、軍港・呉、旧海軍兵学校の江田島、小京都・竹原など、初めて訪れる地を可能な限り欲張って回ってみようとたくらんだ。

前日の宴会が突然のキャンセルとなり十分な睡眠をとっての出発。連休中日の朝1番のしなのはかなりの混雑で高蔵寺まで立ち続けたが疲れはない。愛知万博行きの乗客で混雑していたようだ。のぞみ7号も名古屋で大勢降りたため余裕で座ることができた。

正午前に広島着。駅ビル内で昼食をとる。るるぶに載っている人気店はパスして空いているお好み焼き屋を利用したが、焦げ目の付いている山芋が載った毛利焼がとてもおいしかった。レンタカーを借りてすぐに出発。

まずは近場の不動院。爆心地から離れていて被災を免れた金堂は国宝だが観光客はさほどいない。円覚寺舎利殿と同じ唐様建築だがだいぶ大振りだ。足利尊氏が全国にたてた安国寺の一つでもある。これで中国地方の国宝建築は長府の功山寺を残すのみとなった。国宝建築のページも作るべき時にさしかかってきたか。

ここからは国道54号をひたすら進んで毛利元就ゆかりの安芸郡山城を目指す。まずは、安芸高田市吉田歴史民俗資料館でお勉強。郡山城の模型も見ることができるが詳細な郡山城の地図や探索マップをもらえるのでお奨めである。郡山城は毛利輝元が広島城を築いて移るまで毛利氏の根拠地だった城。毛利元就はここから中国地方に覇を唱えていったのだ。元就の長男、隆元の墓をまずチェック。大河ドラマ毛利元就では人格者として描かれていた。毛利氏墓所近くには洞春寺跡。この毛利氏の菩提寺は現在山口市にある。そして毛利元就の墓に向き合うようにして百万一心の碑が立つ。一日一力一心と解字でき皆が力と心を合わせれば人柱はなくとも立派に城は建つとして見事城を完成させた。孫の輝元も同様に広島城を完成させている。

元就の墓から郡山城本丸まで10分ほどとのことだったがもう少し時間はかかる。途中、シマヘビやスズメバチに遭遇し、夏場の山城攻略の恐ろしさも味わいつつ一通り城を回ってみた。麓との比高が200mほどあるのだが、展望のきくスポットはない。麓にある少年自然の家の敷地内には三矢の教え碑がある。この逸話はどうやらフィクションらしいが。

さらに元就が青少年期を過ごした猿掛城にも赴いた。登山道手前には元就の父、弘元の墓もあった。登山道に分け入っていくと雨が落ちてくるがかまわず本丸へ。しばらくするとすさまじい土砂降りになってしまった。吉田の町や郡山城を俯瞰することはとうてい無理。ずぶぬれになりつつ、下山した。本当は元就生誕の伝承がある福原城なども攻めてみたかったのだが引き上げることとする。

最後に広島ラーメンの有名な店を目指す。2004年1月の旅記録にて、次に広島を訪れるときはラーメンが最大の目的となるなどと記してしまっていた。実際には今回の最大の目的は献血なのであるが、勿論広島ラーメンにも執着はある。初めてETCつきのレンタカーだったのでカーナビが推奨する高速道を利用し通勤割引適用のため姑息に時間調整をしつつ、17:30前に到着。待たずにおいしい豚骨醤油のラーメンを味わうことができた。和歌山ラーメンに結構近い味わいだ。店を出るときにはすでに待ちの列ができていた。

ガソリンを入れ(ニッポンレンタカー利用では初めて満タンク証明の必要があった。)、レンタカーを返却して、宿に向かってつらつら歩いていく。偶然地ビールの店を見つけ、2時間飲み放題。大5杯はちょっときつかった。






アレイからすこじまより

アレイからすこじまより

歴史の見える丘・子規句碑

戦艦大和の塔

大和のふるさと

江田島フェリー

江田島・小用港

第1術科学校・広報展示室

旧海軍兵学校大講堂

幹部候補生学校と大講堂

特殊潜行艇と教育参考館

戦艦大和の砲弾

表桟橋

戦艦陸奥砲塔

大和ミュージアム

1/10スケール戦艦大和

竹原・町並み保存地区

竹原・町並み保存地区

西方寺

西方寺普明閣

普明閣より竹原の町並み

照蓮寺

復古館、春風館(共に重文)

尾道城

男達の大和ロケセット

原寸大戦艦大和・主砲






2005.9.19 Mon

広島発6:04(呉線)−呉着6:49
(江田島フェリー)
呉発13:01快速安芸路ライナー−広着13:10
広発13:18(呉線)−竹原着14:01
竹原発15:05(呉線)−三原着15:40
    ◇呉線完全乗車
三原発15:43(山陽本線)−尾道着15:55
(むかいしまT)
尾道発17:08快速シティライナー−広島着18:26

朝風呂に入って市電がまだ動いていない5:30に出立。広島駅の緑の窓口で呉線経由尾道行きの乗車券を求めようとして拒否されてしまった。経路指定の乗車券をなぜ売ってくれないのだろう。呉線経由なら100km以上あるので途中下車が可能になるのに。おかげで区間ごとの切符をいちいち購入する羽目になってしまった。

とりあえず呉駅のロッテリアで朝食。外はぽつぽつ雨が落ちている。呉市営バスでアレイからすこじまへ。ここは海上自衛隊の潜水艦基地でアレイとは遊歩道の意。港沿いに赤煉瓦の遊歩道が整備されている。倉庫も建ち並んでいてなかなかいい雰囲気だ。少し戻って子規句碑前で下車。ここは歴史の見える丘となっていて子規句碑のほか、戦艦大和記念塔などもあり、大和が建造されたドックを目の前に見ることもできるのだ。大和のふるさとの赤い字が目を惹く。バスで呉駅に戻って呉港へ。呉市営バスは本数が多く利用の勝手はよい。

呉港から江田島・小用港へはフェリーで20分。到着すると接続のバスが待っていた。ちょっと早く海上自衛隊第1術科学校着。受付開始の9時半までしばし時間をつぶす。旧海軍兵学校の此処は現在、海上自衛隊第1術科学校と幹部候補生学校になっている。時間指定ではあるが見学無料でなかなか人気が高い。待合室となっている広報展示室で待っていると座席はすべて埋まっていった。三連休だから当然か。

案内・説明の職員の方はとあるコメディアンと同姓。笑いもとるなかなか巧みな話しぶりだ。大講堂、赤煉瓦の校舎と進んでいくと雨が降り出し、教育参考館にたどり着くあたりでは本降りになってしまった。天気予報は本当に当てにならない。たっぷり時間をとって展示を見て回る。なんといっても世界三大提督の一人、東郷平八郎の扱いが大きいが、西郷従道、山本権兵衛など歴代の海軍大臣もそうそうたるメンバーだ。特攻隊の遺書は格調高いものがそろっていたが、知覧の特攻記念館のものの方が直截的で心に迫ってくるものがある。

外に出ると雨は小降りになっていた。特殊潜行艇や大和の砲弾をチェックし、結局海の近くの戦艦陸奥の砲台の方まで歩いていくことになった。時間オーバーでもうバスには間に合わない。最後は一足先に離脱し、タクシーを拾って小用港に駆けつけ何とか11:55のフェリーに間に合った。

呉に戻ってすぐに大和ミュージアムに向かう。三連休とあってすさまじい混雑だ。展示はどこも人が鈴なりになっている。とてもじっくり見る事なんてできない。1/10の大和を拝めただけで良しとし、今回は下見と割り切ってさらっと全館を見て回る。呉の歴史、大和に使われたテクノロジー、沖縄特攻に向かう大和乗組員の遺書、零戦や特殊潜行艇の大型展示、子ども向けの体験型のスペース、松本零二のコーナーと本当に充実した内容だ。大和が建造されたドックが現存する地にこのような中身の充実した博物館ができたのだからこの人気も頷ける。

朝食に続いて昼食もロッテリアで調達し、呉線を先に進む。次の目的地は小京都・竹原。駅から10分足らずの町並み観光センターで無料で自転車を借りられる。町並み保存地区の佇まいはすばらしい。小早川隆景が京都の清水寺を模して建てたという西方寺・普明閣からは竹原の街を一望することができる。また、国の重文に指定されている住宅も残っている。今回は駆け足で巡ってしまったが、またいつかじっくり味わいたい街だ。

最後は尾道。街の顔のごとく弘前城天守に似た模擬天守が建つ寺の町であるが、今回のお目当ては2006年3月31日までの限定で公開されている映画「男たちの大和」の原寸大戦艦大和のロケセットだ。100円の連絡船で対岸の向島に渡り無料の連絡バスで到着。艦橋がないので迫力は今ひとつ。展示コーナーは、すべて撮影禁止。同じ500円だったら絶対、大和ミュージアムの方がお奨めである。

尾道ラーメンはあまり好みでないので広島まで戻って前日に食べた毛利焼で夕食。前日、飲み過ぎているのでこの日はノンアルコールで過ごし、早々に投宿。

2005.9.20 Tue

(市電)
広島発12:00新幹線のぞみ54号−名古屋着14:23
名古屋発15:00ワイドビューしなの17号−塩尻着16:49
塩尻発16:55−上諏訪着17:17


この日は献血だけが目的。せっかくの平日休みなのに17:30に会議が入ってしまったのだ。朝風呂に入り、めざましテレビも見つつ、7時にマクドナルドで朝食。のんびり行動していたのだが、8時前には血液センターに着いてしまった。快くロビーで過ごさせていただきありがたい。献血の方は今回もつつがなく終わり、これで中国地方は制覇。42道府県目で残り5都県。

献血を終えてさっさと広島駅へ直行したが列車の時刻までかなり時間がある。結局早めのお昼を三日連続の毛利焼にしてしまった。いつ行っても席に空きがあるが、焼いて焦げ目の付いた長芋(とろろ)が私のお気に入り。すっかり病みつきになってしまった。   

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