|
2007.11.17 Sat
すべての日曜に所用が入っている2007年11月だが、この週末は献血の予定がなく午前中はフリーなので比較的自由になる時間が多い。年末までの期間限定で行われている国宝4城スタンプラリーのため犬山城に赴くべく東海地方へのドライブを企図した。ETC深夜割引でまず向かうは9月にスタンプをゲットし損ねた松阪城。8時前に松阪に到着したので松阪城近くの国史跡・阿坂城。
現地の案内マップで確かめたところ片道20分所要とのことなのでお気楽に登り始めたが、一向に到着する気配がない。ようやく虎口らしき遺構が現れたが、本郭内に城址碑がなく不審に思っていたら、南側に相対する山頂に城址碑を発見してしまった。手前にある北側は椎ノ木城、南側の主城は白米城の別名を持つ。南北朝期の戦で水不足を悟られぬよう、馬に米をかけて誤魔化したという結構よくある逸話を持つ城だ。松阪の街や海まで見渡せて眺めがよい山城だ。結局往復に1時間ほどかかってしまう。よくよくマップを確かめてみると駐車場から白米城までの片道の所要時間は40分であった。
既に時刻はスタンプ置き場の本居宣長記念館が開く9時になっているので直行。キャップが外れているのでインクが薄めであったが、無事にスタンプゲット。記念館の展示は適当に眺めていく。重文の文書類が多数展示されているのだが、今ひとつ興味は持てない。特別史跡の本居宣長旧居を通り抜けて松阪城へ。松阪城には建物はないが石垣はなかなか素晴らしいものが残っている。天守台は木の陰になって今ひとつだが、いくつも残る櫓台などはなかなかの迫力だ。
藤堂高虎が藩祖となって幕末まで続いた藤堂家の居城は津城。三重櫓が再建されていて全日本城郭管理者協会加盟の48城の一つであるが、日本100名城には選定されなかった。石垣の規模で松阪に後れをとってしまったのであろう。日本史上における重要性では決して後れをとるものではない。パーキングメーターを利用して一通り城周りを歩いてみる。
下道を更に進んで鈴鹿にて昼食。織田信長の三男・信孝が養子入りをした神戸城を探したが見つけることができなかった。三重県の城はまだまだチェックが足りないので次の機会に攻城を期したい。
四日市東ICからは東名阪を利用、名古屋高速小牧線を終点まで利用して目指すは国宝犬山城。今回のドライブ最大の目的地である。さすがに国宝の城を訪れる人は多く駐車場はあと少しで満車というほどの盛況ぶりであった。まずは天守に登閣。回縁を有するというのも貴重だが、現存、再建、模擬を問わず、あらゆる天守閣の中で犬山城天守の回縁が最も開放感に満ちている。勿論、無粋な金網などはない。真っ青な木曽川の向こうには鵜沼城を臨むこともできる。管理事務所にてお目当ての100名城および国宝4城のスタンプをゲット。1ヶ月に1つずつ積み重ねてきた国宝4城のスタンプも残すところ姫路城のみとなった。
犬山は愛知県内といっても木曽川を渡ればそこはもう岐阜県。此所まで来たら100名城の岐阜城にも繰り出すしかない。道中はスムーズであったが、岐阜公園の駐車場は満車で車の列ができていた。それでも20分足らずの待ちで入庫できたのは幸いというものだろう。金華山ロープウェーは5分おきの発車で待ち時間はなかったがゴンドラ内は満員御礼。この日の朝に攻めた白米城が標高321m。岐阜城のある金華山は329m。麓からの比高にも大差がないことを思えば岐阜城も徒歩で攻めても良さそうなものだが、その勇気はとてもない。
前回2003年11月に訪れたときは国盗り物語読了後だったので興味深く天守内の展示を拝見させてもらったが、4回目の訪城となる今回は天守最上階からの眺望のみを楽しんで展示は殆どスルー状態。岐阜城資料館にて目的のスタンプをゲット。すぐにロープウェーへと向かって下山する。金華山の麓、三重の塔の付近はなかなか紅葉がきれいに色づいていた。2007年は近場で素晴らしい紅葉を堪能していたが、旅先での紅葉はこれが初めて。2003年にも同じ時期に訪れているが2007年の方が遥かに色づきはよい。ロープウェー駅の近くには織田信長居館跡がきれいに整備されているが、訪れるのはこれが初めて。「板垣死すとも自由は死せず。」の名言のゆかりの地ということで高知城の銅像と似たポーズの板垣退助の銅像も建っていた。菊人形の展示もある菊祭りをそれなりに楽しんで、向かったのは岐阜市歴史博物館。いつも時間が無くてパスしていたスポットだが、今回は満を持して突撃。特別展は斎藤道三の曾孫という武将俳諧師・斎藤徳元。特別展は期待を上回る物ではなかったが、楽市楽座発祥の地・岐阜にまつわる常設展はなかなか楽しめる内容だった。
かなり薄暗くなってはいたが、最後に加納城へと向かう。2005年に訪れたときは、早朝故、中に入ることができなかったのだ。家康の肝煎りで岐阜城に代わって築城された加納城、石垣がしっかりと残る国の史跡だが、内部は市民の憩いの場となる公園そのものの佇まいだった。
夕食はお好み焼きだが、期待以上の味ではあった。泊はネットで割引券を手に入れてあった一宮のサウナ。
|
|