2008.4.25 Fri

岡谷発19:21(中央本線)−塩尻着19:32
塩尻発19:36特急ワイドビューしなの21号−長野着20:43
長野発22:26(信越本線)−上野着23:54
直江津発23:54寝台特急日本海−


いよいよ、100名城のスタンプラリーも先が見えてきて行き先の選択肢が限られてきた。ゴールデンウイーク後半との振り分けで悩み、一週間を切ったところでようやく北東北に行き先を定めきっぷを調達。しかしねらっていた寝台特急あけぼののゴロンとシートは既に満席。皆考えることは一緒と見える。やむなく高い寝台料金を支払って寝台特急日本海のB寝台を押さえた。こちらも満席に近い状況。弘前の桜あたりをターゲットとしているのだろうが、2008年は既に弘前の桜が満開となってしまったニュースが流れていた。この土日がさくら祭り最初の土日であるのだが、かなりの期待薄の状況のようだ。年度初めの慌ただしさが一段落し、ゆとりを持っての出発。ところが、特急しなのに遅れが生じて長野駅での乗り継ぎに失敗してしまうという大ピンチに陥る。駅員に泣きついて直江津での連絡を確保していただけることになってほっと一安心。ダイヤ改正前はこの最終列車と日本海の連絡は確保されていたのだから、この点では改悪といえるダイヤ改正であったわけだ。長い長野駅での待ち時間はマクドナルドで公共無線Lanを利用。直江津から乗り込んだ日本海、僅かな乗車時間なのですぐに就寝。

秋田城東門

秋田城水洗厠舎遺構

湊城・湊安東氏顕彰碑

湊城案内板

脇本城本

脇本城本大土塁

脇本城家臣屋敷跡

脇本城より男鹿半島を望む

檜山城三の丸より

檜山城本丸

檜山安東氏城館・大館跡

檜山安東氏城館・大館跡

大館城

大館城

一戸城

一戸城

九戸城本丸内堀

九戸城本丸内堀

九戸城本丸内堀

三戸城本丸

三戸城模擬天守

三戸城空堀

櫛引八幡宮・新宝物館

根城主殿

根城空堀

八戸城角屋敷門

八戸城本丸

七戸城二の丸

七戸城本丸城址碑

浪岡城

浪岡城

浪岡城・北畠古城址碑




黒石城址碑

大浦城址碑

弘前城内堀の花筏

弘前城天守(重文)

弘前城本丸の枝垂れ桜

堀越城(国史跡)

久保田城隅櫓

盛岡城

盛岡城

プラザおでって

2008.4.26 Sat

−秋田着5:36
(レンタカー)

秋田でのレンタカーは6時。朝食をどこかでとろうと画策していたが、朝6時前では開いている店がない。駅待合室の公共無線Lanも利用できずじまいでレンタカーを借り受けてから、コンビニで朝食。

この日は秋田からスタートして岩手、青森と北東北を巡る長駆のドライブ。まずは古代政庁の秋田城。丁度一年前の2007年の4月末にも訪れているのだが、そのときは桜が満開だった。今回は既に葉桜。今年の桜開花の早さが実感できる。秋田城では水洗厠舎遺構の復元工事が進められていて竣工間近である様子がうかがわれた。

秋田城からほど近い土崎には湊安東氏の居城、湊城もある。土崎明神社がその跡地なのだが、遺構はない。城址の標柱も引っこ抜かれていたが、案内板と湊安東氏の立派な顕彰碑はしっかりと残っていた。

続く国史跡の脇本城は男鹿半島の付け根に位置し、2007年の北東北行きで最も感銘を受けたスポット。二度目の訪問になる今回でも大規模な土塁や郭跡に感銘を受けた。案内所のパンフレットなども充実してきていてうれしい限りである。この城は湊安東氏と檜山安東氏の内紛の舞台。このあたりの歴史をもう少し勉強してからまた訪れてみたい城である。

脇本城と並んで東日本最大級の山城と称されるのが、檜山安東氏の居城、檜山城でこちらも国史跡に指定されている。脇本城に比べると郭をきれいにみわたすことができず、今ひとつ満足感が得られないが、三の丸からの眺望は能代八景と称される絶景である。檜山安東氏の城館跡はまとめて国史跡に指定されているので、近くの大館跡にも足を伸ばしてみた。小規模な丘城のように見えたが、頂上の平坦部分が予想を遙かに上回る広大さを誇っていて意表を突かれた。

紛らわしいことこの上ないが次の城は大館市にある大館城。僅かに堀や石垣、土塁などが残っているが、都市公園と化している。桜が見頃でもあり、かなり多くの花見客でにぎわっていた。大館からは花輪ICに出て東北道、八戸道で一戸ICへ。見つける自信はなかったが、一戸城を目指した。現一戸公園となっており翌日の桜祭りに向けての準備が進められていた。小規模な本丸では、一組の団体が、花見の宴を催していた。

一戸の次は当然二戸。ここにあるのは国史跡の九戸城である。高橋克彦の「天を衝く」を読了して思い入れがある所為もあるが、本丸周りの空堀などとても見応えのある城である。満開の桜も楽しむことができた。どうやら日本海側の北東北は異様に桜の開花が早かったようだが、内陸から太平洋側にかけては平年並みの開花時期だったようである。

次の三戸は既に青森県。こちらは九戸政実と対立する南部宗家の本拠地である。ここも満開の桜で駐車場はほぼ満車状態。屋台も出て花見客の賑わいはかなりのものだった。初めて訪れたときは土砂降りの雨の中だったので模擬天守内の展示を見るにとどまっていたが、今回は空堀などの遺構も確認することができた。

この後は数字をとばして一気に八戸。100名城の根城もある。根城に向かう途中には最北の国宝物件、赤糸威鎧兜を有する櫛引八幡宮があり新しい国宝館をまだ拝んでいなかったので立ち寄っていくこととする。かつての古い国宝館は狭苦しかったけど数多くの甲冑が所狭しと並べられていて豪華絢爛な感じがしていた。新しい国宝館は環境は素晴らしいかもしれないが、少し寂しい感じも受ける。しかし、鎧のすばらしさには変わりはない。大鍬形はひときわ目を引く。

時刻が3時を回ったところでようやく今回初めての100名城、根城に到着。つつがなく、スタンプをゲットした。訪城自体は3度目になるので城内はさらっと見ていくにとどめる。スタンプの図案に近い構図での写真撮影にはこだわってみた。八戸城は本八戸駅の近く。八戸市役所の前には角屋敷門が残っている。市役所の有料駐車場に車を駐めて三八城公園となっている本丸にも足を伸ばした。散り始めてはいるが、まだまだ桜は見頃であった。

既に夕刻となってきているが、次の城を目指す。国史跡の七戸城。空堀で四つに区切られた郭がはっきりとわかる東北地方特有の縄張りである。二の丸の柏葉公園は満開の桜。多くの家族連れがまだ遊んでいた。立ち入ることのできない郭もあったが、今後、史跡整備が進められていくのだろうか。東北新幹線が新青森まで延伸されると七戸駅が開業するわけだから、少しはアピールを考えても良いと思う。

これで上がりにしても良かったのだが、もう一つ欲張って浪岡城へと向かった。みちのく有料道路と東北道で直行。薄暗くはなっていたが何とか明るい内にたどり着くことができた。満開の桜が見事であったが、それ以上に良好に残っている堀や郭に感動。南北朝の争乱時の北畠氏の居城で浪岡御所とも称されるが、これほど素晴らしいとは思っていなかった。国史跡の城の中でもかなりお薦めの城といえそうだ。堀に阻まれて自由に郭間を行き来できないが、一通りすべての郭に足を伸ばしてみた。展示館は既に閉まっていたので、ここは必ず再訪したいと思う。

夕食はのんびりと青森市内に戻ってマクドナルドにて。この日の攻城の成果は秋田6、岩手2、青森5の計13城。400kmを越える長駆のドライブとなった割にはよく稼いだというものだ。写真の整理を済ませてから健康ランドに投宿。

2008.4.27 Sun

(レンタカー)
秋田発10:56新幹線こまち14号−盛岡着12:39
盛岡発14:41新幹線はやて18号−東京着17:08
東京発17:13(中央特快)−新宿着17:23
新宿発17:30特急あずさ27号−岡谷20:12


朝風呂に入って健康ランドを未明に出発。朝食をコンビニで調達してから高速を利用して黒石市に赴く。城址碑しかなさそうな黒石城、役場周辺をしばらく探して、何とか見つけ出すことができた。城址碑は黒石城址となっているが、黒石陣屋と呼ばれている。

弘前城の桜は既に終わってしまっているので有料駐車場を利用するのは馬鹿らしい。楽々駐められる無料駐車場を利用して歩くことにしたが、その前に大浦城には足を伸ばして見た。津軽中学校の体育館の裏手に城址碑が建つのみだが、南部家から津軽を独立させることになる大浦為信が婿入りした城。「天を衝く」を読んで好感を持った津軽為信ゆかりの城だけに感慨深いものがあった。

天守閣に入るにはまだ大分時間が早いが弘前城に歩いて向かう。外堀まわりはすっかり桜が散っていたが、内堀周辺はまだかろうじて花が残っているという感じ。弘前城の満開の桜は2005年のゴールデンウイークに既に拝んでいるので、堀の水面に浮かぶ桜の花びら・花いかだを見ることができたのは却ってラッキーというものかも知れない。本丸の色の濃い枝垂れ桜はまだまだ見頃だった。天守にはいるため開城の7時前は無料なのだが、入場券をしっかり購入。一番乗りで天守に乗り込み、100名城のスタンプをゲットした。写りはまずまず良かったのだが、慌てていて松前城のスペースに捺してしまう。ショックはショックだが、郡山城で既に経験済みなのでさほど、落胆することもない。それにしてもさくらまつり最初の日曜がこんな状態では、ゴールデンウイークの人出はとても博多どんたくに敵わないだろう。下手をすると本丸御殿が人気の熊本城にも負けてしまうのではないか。弘前の皆さん、ご愁傷様でした。

大浦為信ゆかりの城が、もう一つ、弘前市内にあるので立ち寄っていく。大浦城から移って17年、在城し、津軽統一を果たした堀越城である。国史跡だというのに石碑も案内板もないが、円形の空堀、土塁、郭が明瞭に確認できる。

後は余計な色気を出さず、一路秋田を目指すのみ。国道7号と琴丘能代道路、秋田道をフルに使って秋田市内に到着。桜は咲いていないが、久保田城近くに駐車する場所はないので30分100円の駐車場を見つけ、駆け足で隅櫓へと走り込み、100名城のスタンプをゲットした。52週前は満開の桜で人出も多かった千秋公園だが、やはりかなり閑散としている。

レンタカーを予定より早く返却。満タンのガソリンを予め買い取っておいたのは大正解だった。計画より1本早いこまちで盛岡へ。ゆとりが生じたので昼食にはぴょんぴょん舎の冷麺、盛岡城へも歩いて赴いた。城址を突っ切ってスタンプ置き場のプラザおでって。自由にスタンプを捺せる環境だとどうしてもスタンプの状態は悪くなってしまう。東北地方は良好なスタンプが多かっただけに少し残念だった。

歩いて駅に戻ってもかなりのゆとりがある。岩手に来ると必ず買うお土産、ごますり団子と夕食用の駅弁を購入してからはやてに乗り込む。自由席に空きが見られたので、予定より1本早いあずさに飛び乗って帰路についた。鉄道の旅とはいえ、レンタカーでの走行距離は650km超。かなりの疲れが残っている。

この日の攻城数は青森4、秋田1、岩手1の計6城。二日間の合計は19城でこれは自己新記録。青森は9城、秋田は7城で2つの国盗りに成功することとなった。無理をした甲斐があるというものである。日本海側では鮮やかな春紅葉、太平洋側では満開の桜を楽しむこともでき、言うことはない。

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