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30代最後となる今年、何か記念に残ることがしたいことができないか?今年初め頃からずっと考えてきた。やりたいことは沢山あった。春頃からそのやりたい多くのことから実現性のあるものを絞り込み、最終的に決断したのは「下地島遠征」だった。下地島は日本で唯一のジェット機のパイロット訓練場があることで有名なところ。多くの航空ファンの憧れの地と言っても過言ではない。そういう私も飛行機撮影に興味を持って以来、一度は訪れてみたいと長年夢を見てきた地でもあった。30代最後の記念すべき遠征としては申し分のない場所であった。貯めてきたマイレージと休暇を有効活用し、なるべくコストをかけず、そして仕事支障がないようにとスケジュールを立案。そしてようやく現実の物となった。30代最後の39歳から「39旅」となずけた。これは単に年齢からとっただけでなく、これまで頑張ってこれた周囲の方々への感謝する気持ちを改めてかみしめる旅、「サンキュー」という意味もある。また、私の大好きな堀内孝雄がよく口にする「サンキュー」も参考にした(意味不明(-_-;))人生のほぼ折り返し地点とも言える30代、これから後半の人生の活力を養うための旅でもあった。私のこれからの波乱万丈の人生を案じるかのような、いろんな困難の多かった旅ではあったが、一生の思い出にとなった。その全工程をアルバム風にご紹介をします。
1日目(7/14) 何とか青森脱出・・・
雪融け頃から計画してきた「39旅」いよいよ出発の日を迎えた。仕事に影響ないよう週初めから調整してきたので、万事がOKであった。出発は青森発JAL1210(20:45)仕事を予定通り定時に終わらせ、一旦帰宅。最終の荷物確認をし、迎えに来てもらった秀さんの車で青森空港へと向かった。はやる気持ちを抑えるのが必死なくらいでしたが、それも長くは続かなかった。聞こえてくる航空無線が何やらいつもよりにぎやかでした。「ゴーアラウンド」「ホールド」という単語が聞こえてきます。空港に近づくにつれその意味もわかってきました。駐車場からすぐそこのターミナルが見えない程、空港周辺がすっぽりと濃い霧に包まれていました。案の定、カウンターは殺到する客でいっぱい・・・関係者によると青森上空にて天候回復を待っているとのこと。この便が東京行きの最終便、万が一この飛行機に乗れないとすると、翌日の朝一の宮古行きにも乗れない・・・いきなりのアクシデントである。既に東京行きの新幹線も間に合わない時間。残る手段は二つ。「夜行バス」「車」である。ただ、夜行バスを乗るにも予約が必要だし、また時間的にも余裕はない。いきなり決断を迫られた。すると、カンパニー無線を聞いていたわっくさんから欠航決定の連絡が入った。まだ、ターミナルではアナウンスがされていない。夜行バスで行くことを決め、青森駅へと向かった。欠航の影響だろうか、緑の窓口は長蛇の列(-_-;)万が一、バスの予約が取れなければ・・・最後の手段は車しかない。夜通し走るか、それともヒッチハイク・・・バス出発40分前、なんとか予約を取ることができた。一安心といいたいところだが、そうはいかなかった。バスの到着が東京駅翌日の6:30、宮古へのフライトは7:25なのである。予定通り到着したとしても、ギリギリセーフかギリギリ間に合わない。出発前にバスの運転手に事情を説明し、いくらかでも早めに到着できるよう頼み込んだのでした。秀さんも一緒に頼んでくれていました。約束は出来ないが・・・という回答。そりゃそうだろう。私一人の事情だし。そして不安を抱きながらも定刻の9時にバスは出発し青森を後にしました。何とも波乱万丈を予測させるスタート。と言っても、乗りかけた船。じゃなく、バス。出発を記念してビールで乾杯。でも、果たして宮古に渡れるのだろうか?と考えると酒も進まず、当然寝るにも寝れず長い夜をもてあましておりました。その間には、わっくさんが万が一のことを考え、別ルートでの宮古入りスケジュール情報を入れてくれました。あ〜みんなに迷惑をかけている・・・そんなことを考えると、何だか気分まで落ち込んでくるのでした。とにかく、間に合ってくれ。バスよ突っ走れ〜  (そんな事情により画像なし。撮影する余裕なしでした)
2日目(7/15) 憧れの地に登場
今後の不安と、車の揺れによりほとんど眠れないうちにいつの間にかバスは首都圏に突入しました。聞いたことのある地名は目に入ってくるが距離感がないため、到着時間が予測できません。順調なのか、それとも早めに着きそうなのか。そうしていると見覚えのあるビルが目に入りました。通称「う○こビル」時計を見ると5:50。よっぽどの渋滞がない限りは間に合いそうです。ここでようやく少し安心してきました。東京駅に着いたのは6:15。JRに乗り換え羽田空港へと向かいました。羽田に到着したのは7:05。もうここまでくれば安心です。さて、いろいろと困難はありましたがようやく「39旅」が始まりそうです。
出発前。隣にはムシキング。
昨日からの寝不足なのか、それとも安心感からなのか、離陸とともに熟睡してしまいました。気がつくと青い海が広がっていました。

いよいよ宮古島上空にきました。庫郡

エメラルドグリーン色の海に浮かぶ来間島が見えました。

今回の遠征の目的地である下地島が遠くに見えます。

いよいよ着陸です。どのような出会いがまってるのでしょうか?楽しみです。
到着するとインターネットで予約していたレンタカー屋さんが待っていてくれました。借用手続きと支払を済ませ、いよいよ出発です。伊良部島へは平良港からフェリーで行きます。フェリー出発まで時間があったので、宮古空港外周へと車を走らせて見ました。それにしても、さすがは宮古島。暑い。
独特な建物の宮古空港。周りはサトウキビ畑でした。車内との気温差でレンズがくもってしまいました。それほど暑いのです。
空港のすぐそばのサトウキビ畑。農作業に精が出る老夫婦。 平良港に到着しました。乗船券を購入する前に今日の宿泊予定の「オーシャンInさしば」に電話をしてみました。というのは、下地島空港はパイロット訓練専用なので、訓練がないとフライトが全くないためでした。予定では今日まで訓練があったはずですが、残念ながらもう終わったとのこと。気を取り直し、予定を変更し宮古島撮影ドライブに向かったのでした。
沖縄と言えばシーサー。様々な格好をしたものがあります。これは水中ボンベを背負っていました。 宮古島を時計回りで周遊することに。始めに向かったのは砂山ビーチ。パウダーのような白い砂浜を歩いていくと、青いビーチが見えてきました。あまりの絶景に絶句。
きれいな場所ばかりでなかなか車が先に進みません。(大浦湾) 行けども行けどもサトウキビ畑。単純な風景ですが、それがまた良いのです。
ようやく昼ごはん。雑誌にも載っていた「カラカラ」に行きました。宮古カレーというから何かと思ったら、宮古島の形をしているだけのようです。味は美味しかったです。 店内の水槽には熱帯魚が気持ちよさそうに泳いでました。
お店の外に出ると庭にはハイビスカスが咲いていました。沖縄にいることを実感。 ここで食べても良かったかも。時間が止まっているようなのんびりとしたひと時です。
次に向かったのが池間島。池間橋手前で見たことのない鳥を発見。撮影している間にも威嚇してくる鳥は珍しい。こんにゃろ、あせるじゃん。
水中カメラを使い、水中と池間大橋のダブルショット。波がありなかなかうまくいきません。 池間大橋から魚眼レンズで下を見下ろす。左奥に見えるのは大神島。
池間島に渡ってみた。
初体験のマンゴジュース。メロンの嫌いな私には微妙な味でした。 そしていよいよ宮古島を離れ、伊良部島へ渡ります(平良港) 宮古島に通う高校だろうか。毎日このような生活してるかと思うとうらやましい限り。
雰囲気のある船長さんでした。レンズを向けるのに少し勇気が必要でした(-_-;) いよいよ伊良部島に上陸です。
伊良部島でまず出迎えてくれたのは、やはりシーサーでした。 まずチェックインを済ませ、真っ先にきたのが下地島空港です。伊良部島と下地島は六箇所の橋でつながっています。下地島は周囲わずか17キロほどの小さいしまなのです。5時半を過ぎていたこともあり、エメラルドグリーンではありませんでし。明日、再度出直ししてきます。でも、夢にまで見たこの地に立っているだけで、感動的でした。
日没までまだ時間がありそうだったので、下地島を一周してみることに。 畑に見たことがない鳥を発見。サギっぽいけどちがうかなあ。
夕日は「日本の渚百選」にも選ばれた佐和田の浜で見ることにします。老夫婦が漁から戻ってきました。 決してやらせでも、演技でもありません。夕日の撮影準備をしていたところ、老夫婦が散歩にやってきました。毎日の日課なのでしょうか。お互いに寄り添うように、またかばい合うかのように手をとりながら歩いていました。
「佐和田の浜」で見る夕日。渚百選というだけあって見事な夕日でした。ファインダー越しに見るのがもたいないほどの光景でした。カメラマンとしては失格かも。ただいまの時間、夜の7:38信じられます? 今晩の夕食は伊良部島唯一のコンビニで調達することに。残念なことにお酒を取り扱っていませんでしたので、お酒を売っているところを店員に聞きだしたのでした。
食料を買い込み、宿泊先に帰ろうかと車を走らせていると、道路に何か動くものが・・・道路には大量のカニが・・・なんじゃこりゃ?? そういえば聞いたことがあります。カニが産卵のために浜辺にやってくると。それにしても車にひかれるなよ。
「39旅」初の夜を迎えました。コンビニ弁当ですが、ちっとも平気です。沖縄らしい飲み物、食べ物にまとめてみました。あまり、普段と変わらないみたいですが、気分は沖縄、憧れの下地島にいるというだけで気分も盛り上がってきます。飲みながらテレビを見ていると何やら台風が近づいているとのこと。まあ、大丈夫でしょう。
2日目(7/16) 早々と脱出。再び宮古へ
気分が高まっているのか、5時に目が覚めました。いてもたってもいられず、散歩に出かけたのでした。天気はよさそです。そのときはまだ台風なんて全く予想だにしていませんでした。
まず始めに向かったのがフナウサギバナタ。伊良部町の方言で「船を見送る岬」というらしい。確かに海を見守るように建っていた。伊良部島を代表する鳥サシバをかたどった展望台にもなっている。
次第に雲行きが怪しく、そして風が強くなってきた。まさか、台風?まさかね。 そのまま伊良部島を一周することにした。ちなみに伊良部島は一周27キロほどの小さな島である。
ガイドマップで有名な「渡口の浜」に着いた。800mにわたって広がった白い砂浜と青い海。まさにガイドマップ通り、いやそれ以上であった。さらに驚いたのが、ビーチには誰一人としていない。まさにプライベートビーチ化していた。年がいもなく靴を脱ぎ捨て、カメラを片手に砂浜を歩いてみた。すると砂を掘ったような不自然な穴がたくさんあった。昨日道路を横切ったカニの仕業なのか?また、ヤドカリ、小さいカニが、たくさん、いや無数にいるのです。砂浜にはいつくばって必死にレンズを向ける自分がいました。
再び下地島空港へ。今日は夢に見たきれいな海であったしかし、そこには待てども飛行機は飛んでくることはなかった。昨日で訓練が終わり、下地空港には一機もいなかったのである
神秘的な池「通り池」に到着。池は二つに見えましたが、実は下でつながっているとのこと。10mの洞窟で外の海ともつながっており、そこを通って海面に出ることができるという。ダイビングとしても有名なスポットです。
「通り池」の駐車場にあるトイレです。 入江にかかる橋から見た「渡口の浜」
昨日見たのと同じ鳥を再び発見。農作業の邪魔をしておりました。
朝の散歩のつもりがホテルに到着すると10時になっておりました。ホテルの人に聞くと台風が近づいてきていて、下手をすると明日になるとフェリーが欠航し宮古島に戻れなくなる可能性があるとのこと。空を見るとそのような気配は全くありません。しかし、ここは地元の人の意見をきくことに。もう一泊するつもりでしたが、荷物を片付けてチェックアウトをしたのでした。
お世話になった「オーシャンInさしば」
フェリーに乗る前に朝食と昼食を兼ねた食事をすることに。朝の散歩で立ち寄った「渡口の浜」にある海の家に立ち寄った。正直、沖縄のそばは苦手だったのだが、やはりここまできたのだから食べるしかありません。「伊良部そば」とオリオンビールを注文。青い海を見ながら食事とは何とも優雅な気分になります。雰囲気の関係なのか、苦手だったはずのそばでしたが、最高に美味しかった。というより、沖縄のソーキそばとは味が違うような気がした。店の人に聞くと「ソーキそば」とも「宮古そば」とも違うらしい。すっかりファンになったのでした。しかもそばはわずか300円。毎日でも食べたいくらいです。
今回の旅の最大の目的であった下地島空港での撮影は残念ながら達成することはできなかった。しかし、そのおかげというか、伊良部島、下地島の思わぬ観光によりすばらしい光景に出会うことが出来た。心なし半ばというところで、後ろ髪を引かれる思いはあったが、台風が接近しているということで、一日早めに宮古島に戻ってくることになった。
宮古島に再び上陸。みるみる天気が怪しく、風も強くなってきた(パイナガマビーチ) 宮「東洋一の白い砂浜」がキャッチフレーズの「前ビーチ」にきました。天気が悪いのにこんなにきれいだということは、天気がよければどんなにかすごいのだろう?
シーサーよ。島を台風から守ってくれ・・・って、海に背を向けてるし・・・ 宮古本島と来間島を結ぶ全長1690mの来間大橋。天気がよければ前浜の美しい砂浜が見えるところですが、台風の影響で台無しです。
来間島に渡ってみることに。 この島には人がすんでるのだろうか?そんなことを思わせる程、人気のない島でした。
再び、宮古本島に戻り東方面に車を進める。 お土産屋さんにて。 新城海岸
いよい宮古島の最東端にある東平安名崎に到着。ますます天気が荒れてきました。 ドライブばかりしてられません。今日の宿を探さないといけません。ガイドマップを見ながら今日の宿を探します。3件目でようやくヒット。場所は平良市役所にも近い中心街。チェックインを済ませ、ぶらっと外を歩いてみることにしました。浴衣を着た若者が大勢あるいています。聞くと今日は外は「宮古島夏まつり」というイベントがあるようです。
町の中心地にもこんな光景を見ることができます。
たまたま出くわした「宮古島夏まつり」でしたが、何と第一回目だったのでした。昨年まで31年間続いていた「宮古まつり」がなくなり、今年から民間主導で実施していました。見ていても、関係者そして沿道に詰め掛けた人たちが一体となって楽しんでいる様子がよく伝わってきました。メインイベントは東西に分かれて大綱を「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声とともにひっぱりあう大綱引き大会。結果は東軍が接戦の末勝ちました。向こう一年間の「豊作」が約束されるとのこと。祭りを終えた頃には、台風5号の影響からか風が強くなってきていました。
祭りに夢中で何も口にしていなかったためお腹がすいてきました。勇気を出して居酒屋に入ってみることにしました。私を観光客とわかったのか、頼んでもないものがどんどん出てきます。とても嬉しいのですが、食べれないものばかり・・・すいません。
居合わせた常連のお客さんが突然歌いだしました。ちなみに客は私だけ、店の人は・・・どこ行った?もしかして、このオヤジおいらに歌ってくれてる?随分とおもてなしを受けたのでした。 仕上げはやっぱりこれでしょう。お昼に食べた伊良部そばが以外に食べれることを良いことに、宮古そばを食べてみました。確かに、昼の食べたそばとは若干違う感じがしました。
3日目(7/17) 台風5号接近。宮古島に缶詰状態。
台風の影響からか昨夜は大荒れでした。打ち付ける風と雨の音で眠れぬ夜を過ごしました。こんな風は体験したことがないと言うほどでありました。青森でも台風は経験できますが、なんと言うか、一言で言うと勢いが違うと言った感じです。おわかりになるでしょうか?さすがは沖縄です。そんなことより今日は東京まで戻れるのでしょうか?目が覚めるや荷物をまとめ空港へと向かいました。そこで見たものは・・・宮古島離発着全便欠航(-_-;)大勢の観光客でごったがえしてました。不安そうに今後の予定を聞き入るもの、中には係員に詰め寄る者もいます。とりあえず、今日は宮古から出れないというのは確定的。明日の予約をしないといけません。今日、乗る予定だった東京直行便JAL022便を予約。予約番号は20番であった。微妙な順番です。時間が時間だけにこれに乗れなければ、その日はアウトです。念のために、那覇経由も考えておくことに。予約番号をみてびっくり。何と350番目。気が遠くなりそうです。いずれにしても今日はこれ以上なすすべもありません。気を取り直して、今日一日のスケジュールを考えることに。まずは返却する予定のレンタカーを一日延長しました。ガイドマップを見ながら、雨風のしのげる場所を探したのです。
ガイドマップを見ながら、まず目についたのは「みやこパラダイス」でした。蝶々や熱帯植物がみられるという。ここなら室内だと思って行って見たのですが、ネットで作られたビニールハウスのような建物でした。つまりネットで覆われているだけなので、雨風も入ってくるのです。そんなこともあってか、今日は台風接近につき無料開放とのこと。ラッキー(-_-;)中にいた蝶々は雨風をしのぐかのように葉の下で必死に耐えていました。
沖縄の台風の規模を伝えられないのが歯がゆいところです。とにかく勢いが違う。経験したものでないとわからない。 宮古馬というのは初めて聞いた。宮古島北端に位置する西平安名崎(にしへんなざき)で見かけた。日本では8馬種3000頭の馬がいるそうだが、宮古馬はわずか19頭しかいないという。台風にもうろたえることなく、必死にこらえる姿に感銘した。
観光ばかりもしていられない。もともと帰る予定だっただけに、宿をとってなかったのだ。ガイドマップを頼りに、幸いにも2件目でヒット。雨、風が段々と強くなってきたので、早々と今日の宿に行ってみることにした。場所は地図を見ながらすぐわかった。一見アパート風であった。行くとすぐさまオーナーの方が出迎えてくれた。気持ちのよい対応であった。精算を済ませ、早速部屋へと案内してもらった。部屋は離れの1Fだという。まず驚いたのが、何でここに・・・と思われるドアがこの台風の最中にも関わらず全開している。しかも開いているドアから見えるのはベット。中を歩くと案の定砂で床がざらざら(-_-;)驚くのはこれだけじゃない。何と鍵がないとのこと。オーナーは「この辺は安心だから」とにっこり。おいらも思わずにっこり(-_-;)そんな問題じゃないのに。まだまだ驚きはつづく。トイレ、風呂は一旦このドアから外に出て2Fにあるという。おいおい、この台風の最中、夜中にトイレに行けってのかい?いつの間にかオーナーは消えていた。金も払っちゃったし・・・気の弱いおいらは、というより前向きなおいらは、早速床掃除から始めたのでした。何だかなあ・・・そしてせっく部屋の中に入れた大きな荷物を再度車に詰め込み、夜の買出しに向かった。もう半分やけくそ状態です。近くのスーパーに行き、お酒と惣菜を買って、恐らく最後の宮古の夜となろう記念に一人乾杯をしたのでした。もう「乾杯」というより「完敗」と言った気分でした。お酒を飲むとトイレが近くなるおいら、夜中台風の中を4度ほどトイレに行ったのでした。
これが離れの玄関?どう見ても非常ドア。 ドアを開けるとすぐさまベットが見える。
宮古最後の晩餐は豪華にと思ったのだが、部屋に鍵がないのならどこにも行けやしない。近くのスーパーでお酒と惣菜を買い込んだ。ビールはもちろんオリオンビール。おかずは揚げだし豆腐と秋刀魚を丸ごと揚げたもの、鶏肉の煮込んだものにした。外の風は段々と強さを増してきている。明日は無事脱出できるのだろうか・・・いろいろな不安がよぎり眠れませんでした。何よりも鍵がかかっていないというのが、一番気になって寝れなかったのだが。ちなみに、オーナー達は夜遅くまで酒盛りをしていたようだ。こっちの人はこんな台風はやはり日常茶飯事なんだと思った。
4日目(7/18) ラストフライト。そして新たなる旅立ち。
眠れぬまま朝があけました。昨夜ほどではないですが風はまだ強かった。とりあえず空港へ行ってみることに。空港へ向かう途中、あっちこっちに台風の傷跡がありました。空港へ着くとあふれんばかりの人でごった返していました。当然でしょう。昨日は一便も出発していないのですから、昨日缶詰された人と、もともと今日帰る人が集まってるんだから・・・今日の夕方の便で東京直行便の予約は入れているものの、これまた確実ではないと思ったおいらは那覇経由で帰ることに決めた。どうやら今日は出発するような気配なのだが、何しろ宮古には一機も飛行機がないのである。とにかく着陸できないことには出発もない。見ると到着時間がどんどんと後にずれ込んでいる。こりゃだめかな・・・と思ったおいらは、車を走らせ宮古空港の外周へと行ったのでした。無線を聞くと空港上空で天候回復待ちでホールドしているようでした。11時45分、機体を揺らせながらようやく到着。急いでターミナルに引き返しました。ターミナルはさらに人が増えていました。どうやら臨時便がでるとのこと。順番に番号を呼び上げると言うのだが、何しろ350番目。たとえ沖縄行ったとしてもそこから羽田行きも満席で空席待ちになるようです(-_-;)しかも到着してからの順番待ちとのこと。かなりあきらめ気分になっていたところ、わっくさんからインターネットで沖縄から羽田の予約が取れたとの連絡。受付にその旨を言うと、確かに取れていた。後は宮古を脱出できるかに かかってきた。予約番号が読み上げられていた。100番、150番、そして200、300番、キャンセル人もいるのだろうか、番号がどんどん読まれていった。そして最後に呼ばれたのが、350番。おいらの番号でした。ギリギリセーフ。ようやく帰れる・・・わっくさんの予約してくれた便にも十分間に合う、また羽田から青森への便も変更できた。ここで本当に安心できたのでした。12時15分宮古島を出発し、13時に那覇空港に到着。もう大丈夫と思った瞬間、急にのどが渇き最後のオリオンビールを飲みました。羽田を経由し、青森に着いたのは19時を20分ほどすぎておりました。行きと一緒で秀さんが迎えに来てくれていました。秀さんの笑顔をみた途端、ようやく帰ってきたという安堵感に。本当に皆さんにはご迷惑をおかけした旅になってしまった。皆さんへの感謝の気持ちをかみしめる旅たったのが、旅行中まで感謝させられるような旅になってしまった。人生80年時代。40はマラソンで言う折り返し地点。ピッチを維持するのか、上げるのか、はたまた失速するのか・・・おいらは人に感謝する気持ちを忘れず、マイペースでゴールをくぐりたいと思った。今後の人生を考える旅であったけど、結局は人に頼りながら、助けられている。自分一人で生きていくのは出来ないと痛感した。それよりは維持を張らず、皆さんからの協力をもらい、またおいらでできることはしてあげて、WINーWINによる共存共栄がおいらの今後の生き方かなと思った。それにしても、下地の地で飛行機が撮れなかったのには悔いが残る。来年は「40旅」でも行こうかしら。すいません、調子に乗ってしまいました<m(__)m>
ターミナルを反対側から見てみた。他にはない変わったスタイルの宮古島空港ビル 強風の中、ベイパーをだしながらようやく着陸(宮古島空港)
羽田空港ロビーにて いよいよラストフライトが近づいてきました(羽田空港にて)
月が見えるだろうか。

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